ユーロな日々

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残念なドロー 批判されるべきはバレンシアだろう [ バレンシア-マドリード 0-0 リーガ27節]

2006年03月12日 | 欧州2010-2003
後半途中で、ロペスカロはロナウドをピッチに送った。
そこまでバレンシアの硬いディフェンスを崩せる雰囲気はなかった。
崖っぷちのロナウドは最後の最後でPA内に切り込み、たまらず倒したカニサレスからPKをとった。
カニサレスはゴンザレス主審の判定に納得し、自ら手を貸してロナウドを起こした。
この潔良いフェアな態度が神の加護を呼んだのかもしれない。
キッカーがロナウド本人だったとき、これを決めて今日勝てば、サンチャゴベルナベウで、ひょっとすると暖かく迎えるサポーターもいるかもしれない、と思った。
が、ボールをセットしているときに、これは入りそうにないという空気を感じた。
こういうことはよくある。急に、ゴールが狭く、小さく見えるのだ。
そして嫌な予感はあたり、カニサレスは止めた。
これでサンチャゴベルナベウでロナウドを待っているのは、白いハンカチに違いない。

ドローという結果は順当なものだろう。
しかしホームにもかかわらず、臆病だったという点で、PKのほかに2点も止めたカニサレスを除いて、バレンシアは批判されるべきだろう。
アウェーのマドリードのほうがリスクを犯して勝ちにいっていたのだから。
バルサは明日も勝つだろう。
そう思わなければいけない。
ならば、何が何でも勝たなければと、終盤はもっともっと激しくいくもんじゃないのか。
そういう思いが残る。
こんなバレンシアがリーグを制すはずがない。

[リーガ27節 バレンシア-マドリード 0-0 ]