バルサが敗れた日 ベティス戦 〔リーガ11節〕

バルサはなぜ敗れたのだろう。ベティスはなぜ勝利したのか。バルサが悪かったわけではない。アウェーにもかかわらず序盤からボールを支配した。ポゼッションは７０％を越えていた。だが得点できなかった。マルケスが２度、ロナウジーニョも２度、決定的なチャンスに決められじ、前半をドローで終えた。
後半になるとベティスは次第に攻撃の形をつくり、一進一退の展開となった。
この日、先にミスを犯したのはバルサの方だった。後半開始５分、オレゲールのバックパスがホアキンに渡り、エドゥーに決められる。さらにその20分後、プジョーのヘディングが当たりそこねとなり、それを拾ったオリベーラにそのままゴールを割られた。
しかしその直後、70分にバルサは１点を返した。が、２点目は奪えなかった。ベティスが早々と守りに入るという間違いを犯さなかった。

バルサを相手に、ゲームを支配し続けるのは困難だろう。
しかしバルサといえども、何度かミスは犯す。その数少ないチャンスを見逃さないこと。それが勝利への道だ。今日はそれははっきりした。
そしてベティスは勇敢だった。
だから勝利を手にすることができたのだ。
ゲームを圧倒的に支配している方が敗れるのは、めずらしいことではない。よく見る光景だ。

【リーガ11節　ベティスーバルサ　２－１】