けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

3世代

2009-10-12 09:14:54 | football

金曜日、トップチームのトレーニングにて


サラブレッド
先日のセビージャ戦でのマルセロの失態を受けて、ASには「レアル・マドリー・カスティージャのマルコス・アロンソが代替案に」という内容の記事が出ています。マルコス・アロンソは現在18歳の左ラテラルの選手で……と始めても良いのですが、彼の系譜がすごい。以下、ざっとASをまとめ。
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マルコス・アロンソの祖父マルキートスは、1954年から1962年にかけての、マドリーが欧州を5回制覇した時期にマドリーでプレイ。この同じ栄誉を持つのは、ディ・ステファノやヘントを始め、他に5名しかいない。また彼の父親は、マドリーの下部組織で成長、結局マドリーでプレイすることはなかったが、1979年~82年と87年~89年にアトレチコでプレイ、82年~87年にはバルサでプレイ。
ペジェグリーニはサンチェス・ピスファンでのマルセロの失態やドレンテに信頼が置けないため、このカンテラの選手を将来の「3番」と考えている。先週金曜日は、マルコス・アロンソがトップチームと共にトレーニングをする5回目の経験となった(プレシーズンに3回、9月3日に1回)。
現在18歳のマルコス・アロンソは6シーズン前にクラブにやってきた。インファンティルに入り、左利きのインテリオール(中盤左)としてプレイ。しかしフベニールBではファン・ビセンテ・ペイナドによって左ラテラルにコンバートされ2シーズンプレイ、これで頭角を現す。昨シーズンは、第26節からカスティージャでデビュー。11試合に出場し、そのうち10試合で先発した。今シーズンはさらに疑いの余地のない結果になっている。第1節はサブに入ったものの、その後6試合で先発フル出場を果たしている。さらにスペインU-18、U-19代表にも選出され、7月にはウクライナで開かれた欧州選手権でも戦った。
カンテラにはこれ以上のラテラルはいない。マルコスに代わるナチョは、本来セントラルの選手。アントンはカスティージャCに下がっている。アルバロ・ゴンサレスはラテラルに再コンバートされた強力なセントラルの選手。ニル・マンソーはイスラエルの選手だがプレイしていない。最も前途有望なのがガルシア・ノブレハスで、若く1年目であり、U-17代表でもある。
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いくらマルセロが酷かったからといって、ナバスにさんざん左サイドをズタボロにされた責任がマルセロ一人にあるということでもないわけで、中盤から前でサイドをカバーしたりサイドを使ったりすることができなければ、結局ラテラルが攻撃にさらされることに変わりはない。いきなり前途有望な若い選手をマルセロの代わりに使っても、サイイドを強烈に突いてくるような相手と対戦したら、後に消えないような傷を残してしまうかもしれない……ですが、こういう経歴とカスティージャでの評価を見ると、ちょっと見てみたくなりますね。さすがにリーガの試合ですぐに使うということはないと思いますが、国王杯辺りでは期待できるでしょうか。


祖父より
ASには、なんとマルキートスつまりマルコス・アロンソの祖父の寄稿も。「うちの孫はすばらしいんじゃ」て感じでございます。

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そうだ、我々家族全員が孫を非常に誇らしく思っている。家族の物語は彼に引き継がれていく。彼が祖父を誇りに思ってくれているかはわからないが、この子がもう既にレアル・マドリーで非常に良くやっているということを私は確信している。そして私は彼のフットボール、ディフェンスを多く見てきた。18歳にもかかわらず、レアル・マドリーでプレイできるだけのものがある。今現在起こっていることは、以前とは違う。昔は、カンテラの子たちは多くのプレッシャーもなく、もっと流暢にトップチームに入って行けたのだが。
技術的には、孫はとても優れたフットボール選手だ。エストレーモでプレイし始めたのだから。だから、攻撃参加して上がりボールを入れるということについてはなんの問題もない。そして彼は常に、左脚ですべて上手くやってきた。すべてを左脚でするのだ。十分なフィジカルも備えているし、現代でラテラルに求められること、守備に加えて攻撃を知ることにも非常に優れている。私の時代にはなかったことだ。ディフェンスはどうやってプレイするかを知ってそれを出す、それで終わりだ。すべてがもっと楽だったね。それからマルコスは、非常に集中力がある子で、たくさんトレーニングすることを好む。フットボールのために生きているんだ。なぜなら、いつも家でそう育てられてきたんだから。私は彼にアドバイスすらしたことはない。この歴史物語に勝るものはないが、まだいくつかの点を磨かなければならないということを悟ることも必要だ。ただ、いくつかの点は時間と共に得られるものだし、何よりも、プリメーラ・ディビシオンの試合でプレイすることだ。何でもできる時間がある。まもなく、ビッグプレイヤーたちに混じる彼を見られると期待しているよ。
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もちろん本人も
ASの期待感なのか、当然のようにマルコス・アロンソ自身のショートインタビューも載っていました。10月11日付。

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Q:トップチームと一緒にトレーニングしてどうでしたか?
M:素晴らしいものだった。君のトレーニングを評価する人たちがいるというのを知ること。これは大きく向上するのに必要なことだ。こういった人たちと一緒だと、たくさんのボールが来るし、リズムもとても速いんだ!

Q:マルセロとドレンテをどう見ましたか?
M:彼らがマドリーにいるのはそれぞれ長所があるからだ。僕はあらゆることから学んでいる。

Q:マドリーにはどうして来たのですか?
M:僕はアダルベ(Adarve)でエストレーモでプレイしていた。実はそこは、マドリーの下部組織(支部)なんだ。インファンティルで僕たちをテストに呼んでくれて、僕はそれをパスした。

Q:そして今はラテラル?
M:まもなく僕は試合でラテラルでプレイすることになった。チームメイトが怪我をしたからね。それで僕は残ったんだ。

Q:誰の息子、誰の孫とかいうコメントが多くて困りませんか?
M:そう、いつもそういうコメントを聞くんだ。でも、そういうことと共に生きていく、ということを学ばなければならない。別の側から見るものだし、もう僕はそうやっている。物事はピッチの中で示されるものだから。

Q:お父さんからもらったアドバイスの中で一番良かったことは何ですか?
M:僕には何も言わないつもりなんだよ。

Q:ではおじいさんからは?
M:難しいことはないよ。僕に言うんだ。「私はいつもディ・ステファノにボールを供給し、彼がそれを片付けていた」とね。(超意訳。ぜんぜん意味が違うかも)。

Q:あなたはよく攻撃参加しますか?
M:できる限り。でも一番には、よく守ることだよ。そうしていれば、たくさん勝てる。

Q:幼いころからのアイドルは誰ですか?
M:父だよ! それからマラドーナとアントニオ・プエルタ。

Q:本当に?
M:僕はプエルタのプレイの仕方が大好きだった。彼はすばらしいフットボール選手だった。結局彼と知り合うことはできなかった。彼が亡くなったのを見たのは、本当に衝撃だった。
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医療情報:C・ロナウド

2009-10-12 04:23:49 | football
だから無理をするなと
昨日のW杯予選ポルトガルvsハンガリーに出場し、足首の負傷を再発させてしまったクリスチアーノ・ロナウドは、日曜日にはマドリーに戻り、サニタス・ラ・モラレハ病院で検査を受けました。以下、レアル・マドリー公式の発表

臨床的検査およびMRI検査の結果、選手は負傷を再発、右足首内側側副靭帯の重度1~2の捻挫および距骨に炎症と浮腫が認められた。医学的回復については、全治3~4週間と考えられている。

悪化させちゃった……。


スケジュール
全治3~4週間の間にどれだけの試合があるのかというと、

10月17日:リーガ第7節 バジャドリ(C)
10月21日:CL第3節 ACミラン(C)
10月25日:リーガ第8節 スポルティング・ヒホン(F)
10月28日:国王杯 Ida アルコルコン(F)
10月31日:リーガ第9節 ヘタフェ(C)
11月3日: CL第4節 ACミラン(F)
11月8日:リーガ第10節 アトレチコ・マドリー(F)

スケジュール立て込んでますね。うまくいけばミラン戦フエラに間に合うかどうか…くらいかなあ。でもまあ無理してさらに長引かせて、11月末のクラシコをフイにする、なんてことにはしたくないし……。しばらくは、回復具合が良好かどうか、待つしかないですね。
Cロナウドは、これまでも足首やったことあるんでしょうか。なかったとしても、クセになったり後を引いたりしたら、辛いな……。

アルゼンチン vs ペルー

2009-10-11 08:11:30 | football
イグアイン!!!






90分。あ……。

90+3分。マルティン・パレルモオオオオオオオオオ!!!!

感想
○なにこのアルゼンチン代表…
○守備はマドリーの方がまだ上だと思う
○ノルベルト・ソラーノ久しぶりに見た
○ダイブするマラドーン




監督自らズサー


まだ喜んでる場合じゃないのに。

ウィークポイント

2009-10-11 07:57:07 | football

再発
ポルトガルvsハンガリーのW杯予選で、クリスチアーノ・ロナウドが右足首の負傷を再発させてしまったようです。前半27分で交代。ロッカールームに下がることはなくベンチで足首をアイシングしながら残りの試合を観戦ということになりました。今回は、Cロナウド自身が負傷から回復したと断言し、ケイロス監督はハンガリー戦の先発に入れたわけですが……駄目だった。無理してたのかな…。
チーム自体は3-0で勝利。1点目(Cロナウドがアシスト)の後、2点目までずいぶんかかったので心配でしたが、とりあえずプレーオフ行きの可能性は確実につかんだ状態。まだ水曜日のマルタ戦に勝たないといけませんが、Cロナウドの出場は無理なのではないか、と見られているようです。
マドリー公式では、今現在これがメインニュースになってます。
※追加:現時点で、全治15日とのこと。


負傷者続出
これは記事をざっとしかチェックしてませんが、アルメニアとの試合を終えたスペイン代表では、グイサ、マルチェナ、プジョル、チャビ、セスクの離脱が決まったようです。さらにフェルナンド・トーレスとイニエスタも違和感を抱えているとのこと。次のボスニア戦、人足りるの? (数としては足りているだろうけど…)。


以下、マドリーのニュースを3つ。

営業ツアー
今年も、ということになるかもしれませんが、マドリーの皆さんは12月22日に中東のどこかへ試合をしにいくことになるだろう、とASから。12月20日にクリスマス休暇前の最後の試合、サラゴサ戦が予定されていますが、その2日後にサウジアラビアか、アラブ・エミレーツか、カタールのどこかのクラブと。まだ相手は決まってないようです。条件はスター選手たちを全員連れて行くこと、だそうで、1試合辺り200万~300万ユーロになるとのこと。
年明けが1月3日にオサスナ戦で始まるそうで、となると冬休みは1週間あるかどうか、くらいかなあ…。営業です、がんばれ。


さらに営業ツアー?
再びGo East。2010/2011のプレシーズンに、アジアツアーをするという計画が持ち上がっているそうです。少し前にアジアツアーの話は流れた、とかいう記事を見かけた気がするようなしないような。とりあえず現時点では、中国で2試合、東京で1試合、総額1000万ユーロの収入を見込むツアーが企画されているそうで……来るの? W杯明けで選手のコンディション整えるのが難しいだろうに、無理に暑いアジアに来なくても…いや、来たらすごいなあとは思うし、ナマで見たいけど。アジアツアーやってた頃って、あまり調子よくなかった気が……。


わかってますよ
レアル・マドリーの皆さんのウィークポイントは? ASよりざっとまとめて。
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レアル・マドリーは、伝統的にセットプレイに弱い(過去5シーズンで57被ゴール、今シーズンは既に3ゴールを許している)が、さらにセビージャはペジェグリーニのチームのウィークポイントを突いてきた。現在マドリーが弱みを見せているのは、空中戦の守備だ。ここまで公式戦で許した6ゴールのうち4ゴールがヘディングによるもの。デポル戦、チューリッヒ戦、そしてサンチェス・ピスファンでの2ゴールだ。
しかもこれは既にプレシーズンからわかっていたことで、マドリーはプレシーズンの6失点中5ゴールが空中戦によるものだった。アル・イテハド戦では、ガゴとラスのミスからゴールを許した。リガ・デ・キト戦ではマルセロとデュデクが混乱し、ユーヴェ戦でカンナバーロに決められたゴールはクリスチアーノ・ロナウドがオフサイドラインをミスし、サリハミジッチのゴールはラスとベンゼマのミスによるもの。
この弱点は、ペジェグリーニにとって新しいことではない。ビジャレアルでの最初のシーズン、最初の14試合で14ゴールを決められたが、そのうち6ゴールがヘディングによるものだった。
(以下、各ゴールで誰が悪かったとちまちま分析されているので割愛)

問題点
○左が弱い
マルセロとドレンテはペジェグリーニに確実さを与えていない。マドリーは、リーガの中で3番目に、左から受けるセンタリングが多い(平均で16、右サイドより5多い)。
(平均で16って、まさか1試合に16本も左から攻撃食らってるなんてことが……あるか)。
○ディフェンスの強さに欠ける
マドリーはシーズン当初からディフェンスが虚弱。エリアに到達される回数は平均36で、リーガでは4番目に多い。これより多いのは、シェレス、バジャドリ、デポルのみ。
○ヘディングでやられる
リーガ6節で、14回のヘディングシュートを許している。リーガで7番目に悪い数字。バルデス(バルサの)はこれを3回経験したのみ。
○エリアへのセンタリング
ベルナベウでは、試合ごとに27本のセンタリングを許している。これより多いのはヘタフェ、デポル、オサスナのみ。バルサの場合は1試合で16本。
○フエラ苦手
フエラでは統計数値が悪くなる。カーサでの数値に対し、マドリーはフエラで36本のエリアへのセンタリングを許している。最も良いのはバルサでほぼ17本と変わらない。
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なんだ、昔から言われてるようなことばかりじゃないですか。

週末は休み

2009-10-10 22:02:33 | football
親善試合 Nimes 1-2 OM
ニームの得点:Poulain(31=PK)
マルセイユの得点:モリエンテス(11)、ベナルファ(86)

実は金曜日の夜、マルセイユはニームというリーグ・ドゥのチームと親善試合を行いました。試合は1-2でマルセイユ勝利。モリエンテスは先発して85分間プレイし、前半11分に先制ゴールを決めています。
これは、少し喜んでもいいかなあと思いましたが、実は決定機を他に3つほどはずしていたそうで……精進精進。
一応試合をやってる頃に起きてはみたのですが、さすがに親善試合ではネットで見る算段も見つけられませんでした。しかもゴール映像も、昼の間にあれこれ探したものの見つからず。がっくりしていたら、先ほどマルセイユ公式が載せてくれました。ありがとう。いや、めるしー。
モリエンテスのゴールは、左サイドにいたアブリエルとの軽いワンツーで、エリア内のモリエンテスがシュート。ワンツーで戻ってきたボールとタイミングが少しずれたようで(モリエンテスが行き過ぎた感じ)、豪華にコケながらのゴールでしたが、とにかく結果積まなければいけないと思うので、1つでもゴールが取れて良かったと思っております。
この試合の決勝点を決めたベナルファは、火曜日には夕方のトレーニングに姿を現さず(どこなのか、1日半の休暇を取った後、マルセイユに戻る飛行機に乗り遅れた模様)、なんと罰金が1万ユーロ。どうも普段の生活態度(?)が問題のようで、DDも少し厳しく対応しているように見えます(DDはそういうところ厳しいので)。それでも、大失態の週に親善試合でチャンスをもらえて、個人技(見事なドリブル)を見せて結果を出したのは良かったなあと思いました。ベナルファのために。
あと、先発したものの、前半8分で膝を負傷し交代したヴァルブエナが心配。負傷の程度ももちろんですが、ヴァルブエナもベナルファと同様、普段はどちらかというとあまり十分な出場時間がなく、その分こういう親善試合はチャンスを生かしたかっただろうと思うので。

国王杯の季節

2009-10-09 20:04:55 | football
コパ・デル・レイの組み合わせ
ただいま抽選中。ラジオを探してたら始まっちゃった。)
Ida(第1戦)は10月28日、左側に並んでいるクラブのカーサで開催。Vuelta(第2戦)は11月10日。日程は、場合によっては1日前後するところも出てくるかもしれません。

アルコルコン (2aB) vs レアル・マドリー
クルトゥラル (2aB) vs バルセロナ
マルベージャ (2aB) vs アトレチコ・マドリー
アトレチコ・シウダ (2aB) vs セビージャ
アルコジャーノ (2aB) vs バレンシア
プエルトジャーノ (2aB) vs ビジャレアル

ラージョ・バジェカーノ (2a) vs アスレチックビルバオ
エルクレス (2a) vs アルメリア
サラマンカ (2a) vs ラシン・サンタンデール
セルタ・デ・ビゴ (2a) vs テネリフェ
レクレアティーボ・ウエルバ (2a) vs スポルティング・ヒホン
ムルシア (2a) vs デポルティーボ・ラ・コルーニャ

シェレス vs オサスナ
バジャドリ vs マジョルカ
サラゴサ vs マラガ
ヘタフェ vs エスパニョール
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とりあえず、まずはセグンダBの生き残りクラブ vs ヨーロッパのカップ戦ありのプリメーラのクラブで組み合わせる、というレギュレーションだったようです。ビルバオがあぶれて、ここからはセグンダとプリメーラの組み合わせに。最後に、残った8つのプリメーラのクラブが組み合わされて、こんな感じになりました。


Agrupación Deportiva Alcorcón
アグルパシオン・デポルティーバ・アルコルコン、というセグンダBのクラブが、マドリーの国王杯対戦相手となりました。といってもまったく知らないクラブなので、とりあえずどこにあるのか、というところから調べてみることに。


近かった……。ちょっと汚くて見づらいですが、「A」がアルコルコンの街。縮尺は削ってしまいましたが、マドリーの中心部からだとだいたい直線で10kmとか15kmとか。ヘタフェと同じくらいの距離感ですね。ちなみにバルデベバスは、マドリー中心部から北東方向、M-12と書いてある辺り。バラハス空港に近いです。さらにもう少し「ちなみに」をすると、マドリー中心部の東側にあるTorrejon de Ardozは、グティが生まれ育った場所。


左腕の秘密
最近露出が多いグティは、今日はMARCAの記事に。短いものですが、中身が少し興味深かったので、簡単に訳(途中までですが)。
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現在32歳、グティはまだ引退を考慮してはいない。しかし彼は、どのトレーニングもどの試合も、強烈な熱心さをもって生き過ごしている。2011年6月までチャマルティンのクラブとの契約を残しているレアル・マドリーの「14」は、MARCA紙に対しそのより人間的な面を見せ、そして、彼の左腕を完全に覆っている見事なタトゥの意味を明らかにした。
Torrejon de Ardoz出身のグティは、Ulises Sánchez-Flor(MARCAの記者?)に対し誠実で、その充足感を認めた。グティは、その腕に輝く「芸術作品」(システィーナ礼拝堂にインスパイアされたもの)が、彼に対して精神的なモチベーションをもたらすことを認めている。
「この素晴らしいタトゥが俺の宗教的な信念を表現し、毎日俺に力を与えてくれる。」
グティは、しばしばある種のメディアが彼に押し付けようとするイメージを避ける。
「俺は、人間であり、クリスチャンであり、サッカー人間である、それ以上に1人のグティであるんだ。」
グティは、その信仰心に誇りを持っていることを断言する。
「俺は信心深い人間であり、イエス・キリストという人物に魅せられている。」
(後略)
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途中で切ってしまいましたけど、ここ数試合で、左腕にバンデージぎっちり巻いていたり、長袖でプレイしたりしていた理由がこれでわかりました。左腕全面にタトゥしたわけです。こういう信教にまつわる話題が出てくるのも珍しいな…というのが第一の感想。信仰をタトゥで表現するのも、またグティらしい気もします。


でもすごい……

旅がしたい

2009-10-08 18:13:37 | football
Al Primer Toqueという、たぶんラジオ番組ですが、ここでグティがあれこれとインタビューに答えたものをマドリー公式がつらつらと載せています。Q&A形式ではないのですが、それで却ってわかりやすいかも。まだ日本語になってない……と思うので、今のうちに。

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彼の誠心は、14年以上に渡ってレアル・マドリーのユニフォームを守ってきたことにある。グティは純粋だ。Al Primer Toqueのインタビューで、グティはレアル・マドリーとスペインのフットボールの現況について概観した。より個人の立場からは、彼の音楽の好みについての話も出た。「Perezaが俺のお気に入りのスペインのグループだ」。さらに個人的なこととして「俺の人生で、何よりも最高の出来事は、俺の子供たちだよ」。マドリディスモに緊密に結びついた話も忘れてはいない。「デル・ボスケが14歳の俺に言ったんだ。もし髪を切らないなら、フットボールの何にも到達できないだろうってね」。話題が広範囲に及んだインタビューで、レアル・マドリーの14番は、フットボール選手としての誠心のキャリア、その将来、その夢について語った。

レアル・マドリーでの彼の人生
「俺は自分のゲームを成熟させなければならなかった。才能の一部として、他のことも身につけなければならない。俺は、自分のポジションだけでなく、それ以外のたくさんのポジションでもプレイしなければならなかった。それで今ここにいる。この夏は、これまでで一番疑問を持った。自分の中で、サイクルが終わったという考えがあったからだ。でもフロレンティーノが復帰し、大きな補強があり、ペジェグリーニが来た。それでここに残るという気持ちを盛り上げられた。俺は、これはやりがいのあるプロジェクトだと信じている。俺にとってというだけでなく、どのマドリディスタにとっても。クラブは俺が残ることを望んでいたが、俺は疑問を持っていた。俺は、事態がはっきりするまで数週間待ってもらうようクラブに求め、最終的に残ることを決めた。」
「俺は、レアル・マドリーというクラブで過ごし、多くの試合を戦い、すべてをこのクラブのために尽くした良い選手として記憶されたい。俺は9歳からここにいる。俺の2番目の家族だ。俺はこのエンブレムと共に成長し、ここで力を伸ばした。レアル・マドリーのファンたちには、特別な感情と共に俺を想い出して欲しいと願っている。第2キャプテンとして、俺にはこのエンブレムが意味するものを、ここに来る人たちに教えていく義務がある。犠牲の心を持ち、このクラブの要求する高みに共にあらねばならないということだ。」
「レアル・マドリーのようなクラブに14年間も所属するのは難しいことだ。努力、トレーニング、自身を信じることで、それが可能になる。自分が役に立っていると感じ続ける一方で、レアル・マドリーがそうだと信頼してくれる、それで俺はここで続けていけるのだろうとはっきり理解している。」
「プレイするのは自分次第だ。自分が良い状態ならプレイできるだろうし、そこにいるだけの選択の自由があるだろう。記憶に(過去に?)生きることはできない。確かに、以前のシーズンから多くのことが変わるだろう。でも現実はそこにある。バルダーノが言ったように。俺は、チームのために有用であり続けることができればと願っているし、レアル・マドリーでプレイする時間を求めている。」
「俺は、物事が俺にとってうまくいき始めたと考えている。ミステルの信頼を得て、彼のプランに入り続けるという希望がある。他の選手よりプレイ時間は少ないだろうというのはわかっている。でも、監督が他の選手のコンディションが落ちていると判断したら、俺はそこにいることだろう。俺たちは監督にとって難しい問題を押し付けることになるし、俺はそうしていくつもりだ。」

新しいロッカールーム
「一番難しいチームだろう。ロナウド、ジダン、フィーゴといった多くの才能が所属した時期もあった。今も多くの才能が集まっているが、チームはより補正されている。このチームに欠けている存在というのはないだろう。」
「チームのまとまりは作られているところだ。ここでは、監督の仕事を重視する必要がある。それがすべてであり、軽視してはいけない。その意味で、そうすればチームは喜びを見出せるし、選手誰もがどんな時でもプレイできると理解する。重要なのは一体となったチームを保持していくことだ。」
「セビージャ戦でのイケルとのことは、何千回もある状況だ。ああいうのがフットボールのひとつだ。以前は、全試合を追うためのカメラが1台だけだったのが、今は選手1人1人にカメラがついているわけだ。難しい話だ。試合の緊張感というのは、日常の現実とはかけ離れて、仲間に対してもひどい言葉の応酬をさせてしまうわけだから。」

すばらしいシーズンスタート
「今シーズンは重要だ。ベルナベウでのCLファイナルに出場したら素晴らしい、最高に特別なことだ。俺たちは、ヨーロッパで良い結果を出せない時期を過ごしてきている。高いレベルを保てないチームで失敗した。でも今シーズンは、大きな希望を持って欧州のタイトルを戦いに挑戦していく。」
「俺たちは、良いスタートを切ったと思う。たくさんの変化があるが、新しいシステム、新しい監督のために融合していかなければならない。もちろん新加入の選手も多いし、簡単なことではない。おそらく、試合はそんなに輝いてはいないだろうが、結果は良いものとなっているだろう。セビージャ戦を除けば。」
「ローテーションは、シーズンの開始のためには非常に良いものになっている。しかしチームがすべての試合を戦い、最後まで続けていくための信頼を得る11人の選手たちを見出す時が来るだろう。」
「足りないものはごくわずかなことだと思っている。それが、バルセロナとレアル・マドリーの唯一の差だ。どちらもビッグクラブだけれど、彼らは成果を出した。俺たちはそれを作っていくところだ。そうだから、俺たちは疑いをクリアしていかなければならない。ただ、俺たちが抱えている選手たちのクオリティからいけば、チームはすぐに非常に良いプレイをし始めることだろう。」

マヌエル・ペジェグリーニ
「俺たちが目指している高いレベルは、一番良いのは、真実をもって向かい合い前へ進んでいくことだ。もしプレイする時間がなかったら、別のところで俺のキャリアを続ける方がいいだろうと思っていた。彼は、俺を信頼すると言ってくれた。俺のトレーニングと努力で、このチームでプレイ時間があるだろうと。」
「彼は、長期に渡りレアル・マドリーの監督であるための、多くの資質を備えている。彼は控えめで、いつ話をすれば良いのかを心得ていて、何かが起きればその選手をサポートする。彼はまた、話し合いを多くする。彼についての欠点が、俺には見当たらない。」
「ペジェグリーニに対して疑いがもたれているなんて、俺には驚きだ。チームにも監督にも時間を与える必要がある。第6節でチャンピオンにはなれないだろう。俺たち全員が、良いプレイをすること、どの試合でも5ゴール叩き込むことを望んでいる。でもそれは簡単なことではない。」

個人のこと
「俺の名前で何かが起こると、すべてが悪い方向になってしまう。他の人の名前だと、もっと穏やかなのに。ファンに関してもマスコミに関しても、俺は愛から憎しみまでを経験している。これは難しいし辛いことだ。俺は、いろいろなことを否定するのにうんざりしているし、それを毎日はできない。今は、とても快適に過ごしているけれど、何年もの間スケープゴートにされていた。俺がいつも言っていたのは、事態がうまく行っている時は、俺は二の次だ。だけど事態が悪化すると、俺の名前が頭に出てくる。」
「フットボールを離れるときが来たら、たくさん旅をするつもりだ。他の国に行って、他の文化を学び、そこで何かフットボールに関係したことを始めるんだ。俺は監督になりたい。はっきりしたアイディアを持てていると思うから。俺が自分のチームをどうプレイさせたいか、わかるんだ。」
「俺の最大の長所は、俺の友人たちにとって最高の友人であるということだ。俺の最大の欠点は…もう皆、どの試合でもピッチの中で見てるな、俺はマラ・レッチェだから(mala leche=性格悪、攻撃的)。」
「11月には、俺の名前がつけられるスタジアムを落成させる。俺はそこで何年も暮らしてきたし、今、レアル・マドリーと共にある俺のキャリアが、とても誇らしく感じることに気づいているんだ。」
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グティも旅人希望とは知りませんでした。某ナカタさんと一緒。日本に来て日本文化を学び…なんてどうだろう。

Pipita

2009-10-08 06:47:29 | football

アルゼンチン代表に初めて招集されたイグアインですが、アルゼンチンに向かう前にMARCAにコメントを残して行ったようです。

ゴンサロ・“ピピータ”・イグアイン
「僕が約束できるのは、すべてを出していくということと、このユニフォームのために相手を打ちのめしにいくつもりだということ、それだけだ。僕たちがW杯に行けるよう、魂を投げ出すつもりだ。」
「僕は救世主でもなければ導き手でもない。ただ僕の代表をサポートするために行くんだ。」
「ピッチに入りたい、何も残さずにピッチを出たくはない。」

週末までまだ数日ありますからまだどうなるかわかりませんが、現時点で、イグアインはペルー戦に先発で出る可能性があるようです。初召集でいきなり重いものにならなければいいと思いつつ、ここで一仕事したら偉いもんです。06/07にマドリーがリーガ優勝した時のこととか考えると、厳しい時にもゴール決められる選手でもあると思うし……がんばれ、ピピータ。

旧友揃わず

2009-10-07 22:06:57 | football
ふるさとはとおくにありて
帰ってきたら、昨日のRFEFセンテナリオイベントの画像があちこちで増殖しておりました。
RFEF
MARCA
AS
El mundo
El Pais

で、MARCAにあったこの画像。

セビージャ戦CKでの素敵なののしり合戦をキャプられてしまったグティとイケル、それからラウルに、この後ろ頭を見せているのは、久しぶりのエルゲラさん。いいねえ~、と思うと同時に、そうかー、やっぱりいなかったかー、と。この面子が集まったのなら、モリエンテスとサルガドさんがいなければなるまい。と、個人的には思ったのでした。
昨日、火曜日のマルセイユのスケジュールはいつもどおり夕方17時からのトレーニングでした。トレーニングに出るなら、モリエンテスが同じ日の昼過ぎにマドリーにいられるわけはないだろうし、トレーニングお休みして代表のイベントに出席…してもいいのかもしれないけど、3連敗している上に最低点の採点食らってる身としては行けなかったかもね……と。サルガドさんも、イングランドは少し遠かっただろうか。


片手でおさまる

月、火と2連休だったマドリーの皆さんは、本日からトレーニング再会。フィジカルメニューが中心だったようです。
バルデベバスにいない代表組は総計13名。結局メツェは行かなかったようですね。今日のトレーニングの画像にも姿が見えている。
残った選手のうち、グティ、ルート、アルベロアは、ペジェグリーニの朝礼訓話の後で、それぞれ室内調整。ガゴは筋肉の負傷からの回復中、さらにドレンテは胃腸炎で、朝礼にも参加できず静養中。
となるといったいフィールドには何人残ってるんでしょうか。ラウル、グラネロ、マルセロ、ガライ、メツェ、で、終わり? この5人に加えまして、RMカスティージャよりフェリペ・ラモスとルイス・エルナンデスと2名の選手が、トップチームと一緒にトレーニンギを行いました。

RFEFのセンテナリオ

2009-10-07 00:48:46 | football

フルネームだとレアル・フェデラシオン・エスパニョーラ・デ・フトボルになる、要するにスペインサッカー協会ですが、6日、創立100周年を祝ってイベントが行われました。何のイベントかというと、1916年生まれのガブリエル・ソサから、最も若いボージャンまで、400人以上の歴代スペイン代表選手が集まり、1枚の写真に納まったという…すごいなあ、これ。
他の出席者は、RFEFの役員たちに、リーガの各クラブの会長、サパテーロ首相。サパテーロは、イケルを相手にペナルティゴールを決めるというパフォーマンスを披露し……サパテーロでしょ? そんなもん、止めちゃえよイケル!
(ご存知の通り、サパテーロはバルセロニスタです)。


ラウルももちろん、この間負傷してしまったビジャももちろん。



モリエンテスを探すという無駄な努力をしてしまった。


右の壁寄りにいるのは、ドナトとロメロですか?(画像全体だと中央あたり) 久しぶりだ~!
(しかも左下にはフランもいる。)


ネグレド追加召集
このインターナショナルウィークに、アルメニア、ボスニアと対戦するスペイン代表ですが、ビジャの負傷に加えてグイサも膝に水がたまっているという問題を抱えていることがわかり、セビージャのネグレドが追加召集されました。フル代表としては初召集のようです…そうだったっけ。
日曜の試合でビジャが負傷、ASなんかは「ネグレドが追加召集されるのでは」と書いたりしてましたが、当初デルボスケは追加召集をしませんでした。グイサの違和感がなかったら、そのままで行くつもりだった様子。最近はあまりスペイン代表をフォローしていないのですが、今回の代表戦はW杯行きを決めた後で、テストしたり新しい選手や最近呼んでいない選手をいろいろ試すチャンスだろうとも思うのですが、デルボスケはほとんど目新しいことはしてないんですよね。デルボスケは、現時点で本大会までに5試合しか残されていないのだから現行メンバーで行くんだとか言ったそうですが……今までだってたいしたテストしてないし。つまらないなあ。
ま、そんななので、ビジャの負傷を受けてということではあるけれど、ネグレドが入ったのは良かったと思います。そして同じセビージャで言えば、先日のマドリー戦でボコボコにキレキレだったヘスス・ナバスも、ついに呼んでもらう準備ができているようです。

ヘスス・ナバス
代表でプレイするのは最高なことで、誰もが強く願うことだ。僕は代表になれるように段階を踏んでいるところだ。僕は成長し続け、落ち着いた状態でいて、落ち着きを自分の物にしなければならない。W杯に行けたら本当に最高だ。

これまで心の問題で代表召集が回避されていたナバスですが、本人がここまで言うなら大丈夫なんでしょう。デルニドからも、ナバスが準備ができているといったことがデルボスケに伝えられたそうで、まだデルボスケが誰か新しい人員を呼ぶ余地があるなら、ナバスも呼ばれると良いなあと思います。

CK練習を。

2009-10-06 22:01:53 | football
誰が勝てるというのか
散々なセビージャ戦でしたが、何しろあの“新・銀河系”が負けた! というので、皆様大喜びのようです。クアトロ(スペインのテレビ局)では、セビージャvsマドリー戦の後半のCKの際に、イケルとグティが口論していたのをがっつり音声まで拾い、何を言っていたか割り出したそうです。そんな感じの記事をASから

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2点目が決まった7分後、セビージャのCKのチャンス、しかもレナトが決めたのと同じサイドから。そこでカシージャスとグティが激しく言い争っていた。クアトロがこの様子をキャプチャーして何を話していたかを抜き出したが、まとめると簡単なことだ。イケルは、グティが誰もマークしていないことを非難(グティのいた場所はすでにシャビ・アロンソがカバーしていて、何の脅威もない場所だった)。グティは、セビージャの攻撃陣が4人いるんだと弁護していたが、この4人も既に厳しくマークされている状態で、ただ攻め込んでやるという意図を隠していた。実際のところ、それぞれが自分の立場を弁護していたということだ。カシージャスはグティがカバーしているポジションを批判し、グティはセビージャの選手が入り込むフリースペースがあることを、経験上素早く理解していたのだ。

プランなし。この議論には意味するところがある。第一にこれが示すのは、きわめて初歩的なことながら、その動き方が研究されていないということだ。事実、グティはどこにポジショニングしたら良いかわかっていなかったし、驚いたことに、同様にラウルも、イケルから1メートルのところでレナトをマークすることを要求していた。視野を広げると、エリアの前方ではイグアインがクリアボールを待っていたが、マドリーの選手の誰もセビージャのセントラルの選手たちに気をつけていなかった。こういった条件の中ではカウンターアタックが送られるものだが、ペペがヘッドでクリアしたボールは、まったく役に立たなかった。

しかし、戦術上の問題が直接的に監督の責任であることに加えて、このプレイも同様にクラブのイメージの低下を意味する。今回の出来事は、テルセーラ(プリメーラの下の下の下)で起こるだろうが、あらゆることを計算し測っているようなスーパープロフェッショナルのフットボールではめったに起こらないことだが、ローテーションを進めた努力の結果か。レポートや研究が行き過ぎた場合の問題点は、よりシンプルなことを履き違えてしまうということだ。CKをどう守るか、といったようなことを。
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この後、当の2人の会話(?)が載ってましたが、シンプルすぎてよくわかりませんでした。だってこんなですよ。

Casillas: "¡Estás tú solo, solo!".
Guti: "¡Si están los cuatro aquí!".
Casillas: "¡Estás tú solo, cojones!". "¡Estás solo tú, coño!
      "Allí, sólo puedes ir tú allí, que está solo allí".
      "¡Bueno, y qué haces ahí ya!".
Guti: "¿Qué?".
Casillas: "¡No haces nada!". "¡No hay nadie!".
Guti: "¿Qué?".
Casillas: "¡No hay nadie!".
Guti: "¿Está solo?. "¡Pues cierra la boca!".
Casillas: "¡Pues ya está!".

まさにこの記事がまとめてくれているとおり、だと思うんですが……適当に省略したりして、だいたいこんな感じだろうか。

イケル「お前、そこで1人じゃないか!」
グティ「もしここに(相手が)4人来たら(どーすんだ)!」
イケル「1人じゃないかボケ(本当はもっと素敵な言葉)!」
   「なんであそこに1人でいるんだ!」
   「いいさ、そこで何するつもりだ!」
グティ「何!?(よく聞こえないらしい)」
イケル「そこじゃなにもできないし、誰もいないじゃないか!」
グティ「1人だって? もう、その口閉じやがれ!」
イケル「ああもう、そうするさ!」


とりあえず元ネタになっているクアトロの動画も見てきました。イケル、マルセロをガンガンに叱り付けてたみたいですね。
問題のシーンでは、イケルがグティのポジショニングに文句をつけ、グティが反論し…まではわかったけど、「その口閉じろ」って本当に言ってるのかはよくわかりません。でもそのとおりなら、イケルもズケズケ言ってるわりには、どうも最後は言い負けてるような気が。
クアトロの動画には続きがありまして、2,3シーズンくらい前かなあ、やっぱり言い争いをしているイケルとグティの様子が……これも最後はイケルが言い負けてるように見えます。

あんなにセーブしまくってくれる神様も、グティには勝てないのか……皆さん、もっとイケルをいたわってやってください。

ちなみにこのクアトロでは、カシージャスはヒゲを生やし続けたほうが良いかどうかアンケートが絶賛開催中。登録しないと投票できないのは残念ですが、今のとこと「早く剃れ!」派が圧倒しているようです。

…そういえば最近、ヒゲのないイケルって、どんな感じだったか思い出せなくなってきた。

活力

2009-10-05 19:01:38 | football
マドリーはとんでもなくどうしようもない試合だった(みたいだ)し、マルセイユもボロボロだし、しかもモリエンテスはぶっちぎりの最低採点だし(Le Phoceenでは2.5点だと)…と思ってましたが、これ見たら少し元気が出てきた。



哀れむべきはネグレドか……。

09/10 Liga Espanola 1a division Jornada 6
Sevilla 2-1 Real Madrid C.F.

セビージャの得点:ヘスス・ナバス(34)、レナト(69)
マドリーの得点:ペペ(51)

GK:イケル神様
DF:セルヒオ・ラモス、ペペ、アルビオル、マルセロ
MF:ディアラ(75、ファン・デル・ファールト)、シャビ・アロンソ、グティ(83、グラネロ)、カカ
FW:ラウル、ベンゼマ(イグアイン)

とりあえずHTまで見た。グティ、相変わらずだなあ。キレる瞬間に本当に「ぶち」って音がしてそう。見事なまでの沸騰っぷりに、感動すら覚える。

ほめてないよ。

(何時間か後)
もうまともな感想を書く気力もないというか…サイドのやられっぷりとか、縦に抜け、サイドから折り返し、と繰り返し攻めてくるセビージャを止めようと奔走するセントラル+ディアラのドタバタっぷりとか、シャビ・アロンソは疲れていたのかフィジカルがまだ万全ではないのか…パスとかシュートのコントロールが良くなかったなあ。あと、グティを肩でどつき、制止に入るカピタンの手を払う小生意気なセビージャの25番は…ペロッティな、完璧に覚えた。あの乱闘シーンは、無表情でグティを制止にいくラウルさんが一番怖かったです。
クリスチアーノ・ロナウドがいない試合で敗れたことで、Cロナウド依存だとかそうではない、チーム全体の問題だとか、そういう話にもなりますけど、確かに左サイドにCロナウドがいれば相手の右サイドの抑止になっただろうなと思うので、そういう意味ではいた方が良かったのかもしれません。Cロナウドがいると、なぜかカカの動く量も多くなる気がするのですが、この試合ではカカ、動く横幅の範囲が狭いなー、と感じた。グラネロをもっと早く入れれば、右のサイドをカバーする人員を増やせたのにと思うと、そこも残念。グティは確かに面白かったし、あれだけブーイング浴びても平然とゲームを作れる人間がいなくなるのはマイナスかもしれないけど、早めに交代しても良かったようにも思う。それで改善されるかといわれれば、さあ? ですが。
マルセロが相手にしたヘスス・ナバスがすごく調子が良いようでした。そういう意味では、マルセロは不幸ではあった……けど、もっときっちり仕事しよう。怪我させろというつもりはありませんが、本気で当たって止めにいくこともできただろうに……。ガゴがいればマルセロの後始末をしたかもな、というのが試合直後の感想でした。同じ守備的なピボーテが守備陣のカバーをするといっても、ガゴは左ラテラルのカバー、ラスは右ラテラルのカバー、ディアラはセントラルに下がる…と、もちろんいつもそれしかやらないわけではありませんが、よく考えたらそれぞれ特徴が違うんだなあと。
攻撃は…ベンゼマも動かないなあ。ベンゼマは最前線トップにいるのがあまり好きじゃないんだろうか。どちらかというとラウルが身体を張ってポストをしていたように思います。この試合にいた面子では、ラウルとイグアインの組み合わせの方が良かったんでは。でも、だからといって何かが変わったかというと…うーん…。マドリー→コペンハーゲン→がっくり→マドリー→セビージャの強行スケジュールだったラウルは、もうクタクタだろうと思います。休んでください。

感想を書く気がおきないといいつつ、ダラダラ書いてしまった。手詰まりでどうにも打開できない状況に、「こんなことになるなんて…」という絶望的な表情をするカカ。ごめんね、実はそんなチームなの。

サン・イケルに最敬礼。


何人残る?
ここのところ週2試合が続いていたマドリーは、インターナショナルウィークに入るので、ようやく一区切り。月、火は休みで、水曜からトレーニング再開です。でも、インターナショナルウィークにドナドナされていく人たちも、相変わらず多い。公式によると、14人召集されているそうです。表が見やすかったのでもらってきた。イグアインは初アルゼンチン代表でいきなり崖っぷちですね。負傷明けのラスも、負傷があけてるかどうかも定かではないクリスチアーノ・ロナウドもそれぞれ召集。メツェ、呼ばれてたんだ。DFBのナツィオナルマンシャフト(ドイツ語読み)のページには、メツェの名前ないんですが。
ディアラも復帰、デュデクも復帰、ファン・デル・ファールトも辞退したファンペルシーに代わって追加召集。良かった。


では、水曜日に何人がバルデベバスにいるのかというと、ラウル、グティ、グラネロ、ドレンテ、反省しろマルセロ、ガライ、アルベロア、負傷中のガゴ、ルート……カンテラの選手、10人くらい呼ばないと練習にならなそう。

最低

2009-10-05 06:50:58 | football
09/10 フランス リーグ・アン 第8節
オリンピック・マルセイユ 1-2 ASモナコFC


モリエンテス採点・寸評
Football365:3/10
前半は透明だった。後半はもっと見えなかった。

…私もそう思う。(どっちかというと逆かもしれない。前半の方が目立たなかったような気も)。
ていうかシュート打った? 仮にもFWなんだから……。あー、でもなんかどこを見てもパスが繊細さに欠けるというか、雑っていうか、それで狙ってるのか?っていう……どうなってるの、OMって。


もう1個の方
結果、知ってます。ちら見してたので。凄かったな、イケル。別の意味で凄まじかったな、マルセロ。ガゴいないと、マルセロの後始末してくれる人がいないんだな(マルセロが自分で始末すべきなのは当然ですが)。


心のよりどころ

7日に川崎が20分間がんばってくれると、「暫定」が取れた「首位」になります。

人の子

2009-10-03 19:58:07 | football
皆さんお大事に
セビージャ戦の召集選手が発表されました。

GK:イケル、デュデク
DF:セルヒオ・ラモス、ペペ、アルビオル、ガライ、メツェルダー、ドレンテ、マルセロ
MF:ディアラ、シャビ・アロンソ、グティ、グラネロ、カカ、ファン・デル・ファールト
FW:ラウル、ベンゼマ、イグアイン

結局クリスチアーノ・ロナウドは、間に合いませんでした。昨日のトレーニングで全体に合流できたものの、アルベロアとラスも欠場。その他負傷中のガゴ、ルートも。
守備的中盤が心許ないとか、セビージャ相手にクリスチアーノ・ロナウドはいた方が良いとかいろいろあるかもしれませんが、別段無理をしなければならない時期でもない。Cロナウドは代表戦の方もないがしろにできないので、ここで無理をして悪化させたり治りを遅くしたりするよりは、これで良いんだと思います。本人がどう思ってるかは知らないけど。

セビージャでは、こんなお兄さんがマドリーの選手たちを待ち構えています。ルイス・ファビアーノにチェンソーって、どんなコンセプト?


試合は10月4日(日)21時より、サンチェス・ピスファンにて。


スケジュール
あれ、いつもこんなに詳しく出たっけ?という、マドリーの選手たちの今週末の遠征スケジュール

土曜日、午前中に最後のトレーニングを非公開で終えた後、18時15分にバルデベバスに再集合。バラハス空港から、19時発のイベリア航空4866便にてセビージャのサン・パブロ空港へ向けて出発。到着予定は20時頃。空港から、NHセントラル・コンベンションズ・ホテルに向かう。ここは、その後約24時間の間、選手が休養を取ったり、ファンとの時間を共有したり、最後の戦術調整をしたりする場所となる。
土曜日の夕食をとった後、2名の選手が約1時間に渡って、セビージャ在住のマドリディスタたちと時間を共有する。ここで、ファンはこの2名の選手たちと写真を撮ったり、言葉を交わしたりすることができる。それ以外の選手たちは、休養したりアトレチコ・マドリーvsサラゴサの試合(22時開始)を観戦したりすることになるだろう。翌日曜日は、朝食を摂り、ホテルで筋肉のストレッチなどをした後、セビージャ戦に向けて詳細を詰めるためのビデオミーティングが行われる。
NHセントラル・コンベンションズ・ホテルのサロンでは、12時30分からセビージャの会長&役員とフロレンティーノ・ペレス&数名の役員たちの会合がスタート。その後14時30分より、サンチェス・ピスファンのアンテパルコにて、両クラブの役員たちによる会食。その頃、選手たちはホテルで昼食を摂り、各自の部屋で19時まで休養。そしてサンチェス・ピスファンに向かうことになる。

……選手がコンセントレーション嫌がるのもわかりますね。ビデオミーティングとか食事とか、皆で統一してやらないといけないこともあるけど、それ以外は「休養」ですから。ヒマだろうな。


所詮日本のテレビ局
フランスプロフットボール協会(LFP)から、今シーズンよりリーグ・アンの試合が東南アジア地域で放映されることになる、という発表がありました。それによると、先月中国CCTVとの契約を結んだのに続き、東南アジアの他の国、インドネシア、韓国、日本、マレーシア、台湾でもリーグ・アンの放映権の締結が決定したようです。これは特に、モナコのパク・チュヨン、ヴァランシエンヌのナム・テヒ、レンヌの稲本潤一、グルノーブルFoot38の松井大輔といった選手たちがリーグ・アンに所属しているためでもある、とのこと。
で、一瞬喜びました。レンヌやグルノーブル優先になるんだろうけど、それでもマルセイユ見るチャンス、増えるかもしれないし。しかし記事の中身をもう少し読み進めて、がっくり。
インドネシアでは、TBR1という国のテレビ局が、毎節4試合を放送。韓国ではSBSという局が、昨シーズン1試合だったのを毎節2試合に増加。マレーシアでは、200万人の加入者がいるAstro Supersports で放映(試合数は不明)。台湾では、毎節4試合放送。
で、日本では、NTV(日テレ)とTVアサヒが、ウィークリー・サマリーを放送。

試合なしです。ダイジェストのみ。リーグ・アンのダイジェストは(以前と変わっていなければ)1時間ものの立派なやつで、注目試合のダイジェストは長めにやってくれることもある。でも、だからといって試合の中身の何がわかるわけでもない。しかも、どうせテレ朝や日テレのやること、稲本と松井の部分だけ使って後は捨てるつもりなんじゃないか、と思ってしまう。たいした希望は持てません。

I believe, we believe

2009-10-03 05:23:09 | football
揃ってきたかな
金曜のトレーニングでは、ラス、アルベロア、メツェルダーが保健室から抜け出てきました。通常通りの全体トレーニングに合流。メツェも、ほぼ予定通りの復帰ですね。セビージャ戦出られるかな(ローテーションと言いながら、アルビオルは休めてないので代わっても良いかな、と)。ガゴが負傷しても入れ替わりにラスが復帰したことで、中盤の守備はひと安心。セルヒオ・ラモスも全体練習をしていますが、少し不安が残るので、アルベロアが戻ってきたのも助かる。
マルセイユ戦で足首を負傷したクリスチアーノ・ロナウドは、金曜日、ルートと共に別メニューをこなしていたそうです。が、負傷の治り具合がかなり好ましいものである様子。まさか日曜までに治っちゃうのか……頑丈な子だ。


残念でした
2016年のオリンピック開催地が決まるコペンハーゲンへ、木曜日から出かけていたラウルは、金曜日のトレーニングを欠席。ラウルと共に、フロレンティーノ・ペレスやブトラゲーニョもコペンハーゲンに出かけていたそうです。シーズン真っ只中でしかも週末はセビージャが相手なのに、選手を駆り出すなんて…とも思いますが、マドリード市の大使でもあるラウル、マドリーの名前が付き世界に名を知られたクラブを代表する人間である以上、仕方ないんだろうな。この2年くらい、ずっといろいろな招致活動のイベントに引っ張り出されたりしてましたもんね。確か北京まで出かけたこともあるような。
最後のアピールのスピーチまでしたラウルさん。いろいろな場所でスピーチする機会はこれまでもあっただろうけど、基本的に内向的な性格だと聞くし、緊張しただろうなあ……お疲れ様でした。
スピーチの映像はTVEから。直接映像貼りたかったんですが、このBlogではだめらしい。

Raúl destaca los valores de Madrid 2016




後始末:3枚
先日のマドリーvsマルセイユ戦前に読んだモリエンテス関連の記事の中で、「7回目、8回目、9回目(いずれもCLファイナルを指す)の3枚のスターティングイレブンの写真に納まっている」とした箇所がありました。その時点では週半ばで忙しくて探せなかった3枚の写真、ハードディスクの中から拾ってきました。サムネイルから大きい画像にリンクしてあります。
7回目と8回目のは、元はマドリーのセンテナリオ特集を組んだel mundoの壁紙集です。たぶんいろいろ検索すれば今でもページがあるはず。9回目はASのようですね。画質があまりよくないのが残念。

  



モナコ戦前
今週末はベロドロームにモナコを迎えるマルセイユですが、なんとマドリーの試合と日時がぴったり合ってしまいました。うー…マドリー録画でマルセイユ戦はなんとかネットでフォローできれば…月曜明け方にきついなあ。

マルセイユでは、ブランドンが木曜のトレーニング中に筋肉を負傷したようで、モナコ戦への出場が微妙な状況。となると、またモリエンテスがニアンと組んで先発の可能性が出てきます。責任重大だなあ…