けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

褒めるべきもの

2009-10-23 06:47:00 | football
カピタン雄姿
昨日のチャンピオンズ・リーグ、マドリーvsミランの試合については問題点ばかりぶちぶち書いたりしましたが、それでもやはりカピタン・ラウルは素晴らしかった。相変わらず「人でなし」と評されるに相応しい、FW的に最高に嫌らしい素敵なゴール。これが66ゴール目、ゲルト・ミュラーに並ぶ欧州の大会でのゴール記録を達成です。







Un Getafe muy, muy guapo
トップページからのリンクに「ヘタフェが非常に男前である」とタイトルが付いていた、マルカの本日のフォトガレリア(22日分)。グアポなヘタフェというのは、ロベルト・ベリーノデザインの公式スーツを着用した集合写真でした。体格良い人たちはスーツ合うな。ミゲル・トーレスはセンターの好位置をキープ。




バレンシアのお人形
今のところ、かもしれませんが、22日の画像の1枚目は、タルヘタロハを見上げるビジャでした(ELスラヴィア・プラハ戦)。ビジャ……何をした。
ところでビジャとバレンシアというと、以前から思っていることがあります。バレンシアのトレーニングで使われている風船人形は、


ビジャの顔を模しているのでしょうか? でも、


こんな人も・・・嗚呼、酷い


お人形には優しく。

わけがある

2009-10-22 22:29:39 | football

負傷ではないが
週2試合ペースが8試合続いていく中の2試合目が終わっただけのマドリーは、敗戦翌朝もトレーニング。ですが、まず気になるニュースが。
ラスが、木曜日の午前のトレーニングに姿を現しませんでした。公式によれば、家族の問題により、ラスはクラブの許可を得てフランスに帰国したとのこと。公式ではこれだけですが、ASによると、家族の「重大な」問題により帰国し、現時点で週末のリーガ、ヒホン戦への出場は疑わしいとのこと。


戻りつつある
木曜日のトレーニング、上記の理由でラスは欠席でしたが、グッドニュースも。ガゴとメツェルダーが全体トレーニングに合流したとのことです。やっと戻ってきたかー。ASのニュースが本当なら、今のとこママドゥディアラがラスに代わるだろうとされていますが、そこにガゴが戻ってきてくれたら心強い。セントラルも、ペペもそうですがアルビオルがとにかくローテーションの恩恵にまったくあずかれていないので(ガライの違和感はもう大丈夫なんだろうか)、メツェの復帰は選手の疲労を軽くする意味でも重要です。でもま、週末はさすがに間に合わないかな。
CLで先発した選手たちは、基本的に全体練習とは別の回復メニュー。でも、ラウルとグラネロは全体と同じメニューをこなしたとのこと。ラウル、少しがんばり過ぎじゃないか。FWのコマもかなり乏しくなっている現状、あまり負荷をかけすぎないように……。
その他保健室組は、クリスチアーノ・ロナウドとルート、そこにイグアインが加わり、さらにはベンゼマとドレンテも。本当にFWがいなくなってしまう……。


暴れた理由
ABC.esの記事によると、ラウルがブチ切れたそもそもの発端は、CKからのミランのゴールに対しレフェリーがファウルの笛を吹いたことで、レフェリーに詰め寄ってきたミランの選手たちからレフェリーを守ろうとしたためだとのこと。ここでロナウジーニョが手を出し、レフェリーは見えていただろうがこのロナウジーニョの行動を咎めず。ラウルは、さらにネスタにも手を出され、さっくりキレ…やっぱりキレてることに変わりはないか。恨むべきは、カピタンに守ってもらったのに黄色とかかざしているデブリーケル主審。

あと、実はペペがまた平心を失い、脚を出した(=誰でもいいからケリを入れようと思った)…ものの、幸いにも誰にも当たらなかったらしい。ペペ、また10試合欠場とか言われるとえっらい大変なんで、申し訳ないけど自重してください。


君は悪くない
下の記事に追記した試合の感想の中で、失点の1つ目と2つ目にはイケルの責任がある旨書きました。現地でも、イケルのミスを指摘する声はあるようですが、やはり未来のカピタンには支持してくれる人たちが多い。

ロイストン・ドレンテ
「これがフットボールであり、僕たちだれもが失敗しうる。」
「誰もが、イケル・カシージャスが世界最高のGKだとわかっている。彼は信じられないようなセーブをする。セビージャ戦のように、彼は、誰もが止められないようなボールをストップするんだ。今日は彼はミスを犯したけれど、何ということもない。次の試合では、また最高なものを見せてくれるはずだ。」

セルヒオ・ラモス
「誰をも非難する必要はない。僕たちが負ける時は、僕たち皆の責任。同じように、僕たちは勝利を分かち合う。」

ラウル・アルビオル
「ここでは、僕たち皆がミスを犯した。誰か1人の責任ということはない。最後の30分間、誰もが自身の義務を果たせなかった。リガ・デ・カンペオネスでは、こういうことは報いを受ける。僕たちは失敗に学ばねばならない。」

以上、普段からイケルに多大なるご迷惑をおかけしているディフェンス陣によるフォローでした。

いい

2009-10-22 06:20:23 | football

ドレンテ、素晴らしいゴール。あれはちょっと感動した。


グティがいない分、自分がキレても良いと思ったらしいカピタン。相変わらずこの人は、CLの方がキレやすい(バイエルン戦とかね)。
でもあれはゴールだったんだろうなあ。MARCAもASも、ベンゼマの脚を削ったファウルを取らずにマドリーにPKを与えなかったことと、ミランのCKからの得点取り消しを取り上げて、誤審だとしています。

気になっているのはイグアインの状態。試合の1、2日前に筋肉を傷めているようなニュースがあったものの、最終的には召集リストに入っていたから、何ともなかったのかと思っていましたが……。状態がどうなのか、現時点では不明。20 minutosで、ウォームアップ中に負傷、という記述をみかけましたが、それ以外では、違和感があるので最終的に召集を外れたという記述がほとんど。
よく考えたら、インターナショナルウィークに南米まで飛んで、リーグ戦ギリギリに帰ってきて、またリーグ戦に出場し、その3日後にはCL……とかいうスケジュール、イグアインにとっては初めてなんですよね。酷くさせてないといいのですが。あと、ルートはやく帰ってきて。切実に。

追加
試合後のペジェグリーニのインタビューで、イグアインの状態について言及がありました。
「イグアインについては、我々は今日まで待った。しかし最終的に、無理を強いるのは危険だと考えた。召集するのはポジティブなものではないと考えたのだ。」


マドリーの試合については山のように書くことがありそうだけれど、その前に
09/10 UEFA Champions League Group C Matchday 3
Zurich 0-1 Olympique de Marseille

マルセイユのゴール:エインセ様

マルセイユ、ようやくCLで初勝利。エインセのゴール、これでエインセはCLのチーム内リーディングスコアラー。モリエンテスは出番なし。2試合続けて。試合展開から言って仕方ないかとも思いますが…いやでも、しっかりしてください。
OMは、週末はPSG戦です(オリンピック・マルセイユは、週末はパリ・サンジェルマン戦です)。


夜になってから追加:マドリーの試合について山のように書きたかったこと
チーム全体としても、試合の流れでも、選手間でも、選手個人の中でも、良かいとこもあり悪いとこもありで安定しない、という今シーズンの特徴(=欠点)がまたはっきりと出たなあ、って感じでした。
今日のラスは、中盤の底ケアから右サイドのセルヒオ・ラモスのサポート&ロナウジーニョのケアまで、あまりにも守備面でやることが多過ぎたように思います。グラネロを右に置く形ならまだ良かったと思うのですが、今日はグラネロが左にいた。守備が不安なマルセロの負担を減らすということだったんだろうか。じゃあカカは右をサポートかというと、そうではなく真ん中にいるし、守備はしてない。右はラスが埋め、あるいはセルヒオラモスが駆け回るしかなかった。カカは古巣対決で、攻撃で良いとこ見せたかったのかもしれないけど、攻撃も無理な感じで持っていっているだけのような……。
失点するまでは、なんとか保っていたし、それなりに抑えていたと思う。ですが、失点するといっきに焦りだしバタバタするのはバジャドリ戦と同じ。その前に、もっと一気呵成に試合を持っていくことも……シーズンの今の時期だとまだそんなモチベーション出てこないんだろうな、マドリーって。
最初の2失点がイケルのエラーとも言えるもので(ちょっと厳しいかもしれないけど、1失点目のときは反応が遅れたなと感じたし、2失点目も、飛び出したところで手が使えないのだからあそこは待っても良かっただろうと思うので……どっちも、責められるべき人は他にもいるけど)、その点でも、チームが浮き足立ってしまったのかと思います。若いチームだから…って、まあそうですけど、たいていが各国代表で経験積んできてるんだし、あのチーム全体で緩くなるのとか焦りだすのとか、どうにかならないものか。3失点目は、またマルセロが。ボール見てるだけですかそうですか。
攻撃では、ベンゼマが行方不明。なんとかならないかなあ。プレシーズンで良かった時ってほんと、どうしてたんだっけ…と見てるこちらも途方にくれてしまう。

9年後には

2009-10-21 21:12:45 | football
波乱の翌日に
チャンピオンズリーグ第3節1日目、試合自体はまだほとんど見てないのですが、ひととおり結果をチェックしまして……恐ろしい。8試合あって、ホームが勝てたのが1試合だけって。マドリーも、今夜はベルナベウです。気を抜かないように…頼むから。


目指すは2018年
CL前ですが、ASから20日付のこんな記事。9年先の話です。

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カシージャスとクリスチアーノ、イベリア半島の立候補のイメージに。
スペインの事務局長リサベツキーとポルトガルの事務局長ディアスは、今日ブラッターに会い、2018年または2022年のW杯に向けて政府のサポートがあることを確約する。プロジェクトは統一されるだろう。またエウゼビオ、ラウル、フィーゴが大使になる予定。

スペインとポルトガルは、今日、チューリッヒにあるFIFAの本部において、2018年のW杯開催(これで敗れた場合には2022年)を希望する、イベリア半島両国の立候補の書類を提出した。両同盟国のサッカー協会の会長であり、FIFAの理事を務めるビジャールとマデイルと共に、両政府のスポーツ相であるハイメ・リサベツキーとラウレンティノ・ディアスもスイスに姿を現すだろう。両者とも、サパテーロ(スペイン首相)とソクラテス(ポルトガル首相)の、このプロジェクトに対する絶対的なサポートを携えている。
イベリア半島の立候補は、マドリードに本部を置く協会を組織する予定で、ここではスポーツ、アート、サイエンスの世界での著名人たちを抱えることになる。スペイン代表とポルトガル代表のカピタンであり、共にマドリディスタであるイケル・カシージャスとクリスチアーノ・ロナウド、この2人がこの立候補のイメージとなるだろう。エウゼビオやヘントのようなレジェンド、フィーゴやラウルのような象徴も、このイベリア半島のプロジェクトの大使役を務めることになるだろう。

RFEFは、19の都市(ラ・コルーニャ、アリカンテ、バルセロナ、ビルバオ、エルチェ、ヒホン、ジローナ、マドリー、マラガ、ムルシア、オビエド、サラマンカ、サンセバスチャン、サンタンデール、セビージャ、バレンシア、バジャドリ、ビゴ、サラゴサ)からW杯開催の請願を受けている。しかし、スペインはわずか8都市でしか開催地になれず、残り4都市は隣国となるだろう。このプロジェクトによれば、開会式(緒戦)とファイナルはスペインで行われることになり、おそらく前者はカンプ・ノウで、後者はサンチアゴ・ベルナベウになるとされている。

財源
このプロジェクトの経済的な実行可能性は、オビエド大学とリスボン(経営?)大学の詳細な共同研究によって保証されるだろう。FIFAにとって、財政政策に注意が向けられた2002年の日本と韓国共催のW杯は良い経験ではなかった。このため、イベリア共催の基金が、W杯に向けて設けられるだろう。
イベリア半島の立候補は、FIFAに既に提出されているうちの10番目に当たる。他に、オランダとベルギーの共催、オーストラリア、アメリカ、イングランド、インドネシア、日本、カタール、韓国、ロシアが名乗りを上げている。24名からなるFIFAの理事会は、2018年および2022年のW杯開催地を、2010年の12月までに選ぶだろう。

モンクロアでの、ブラッター、サパテロ、ソクラテスのサミット
ハイメ・リサベツキーは、モンクロアで、スペイン、ポルトガルの両国首相とブラッターFIFA会長とのサミットを開催するために動いている。プーチンロシア首相は既に、FIFA会長をモスクワに招待した。米国のオバマ大統領は、この夏のW杯で南アフリカに赴く予定だ。FIFAはW杯開催に対し、各国政府からの完全なるサポートを求めている。
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共にマドリーに所属するイケルとクリスチアーノ・ロナウドが、2018年W杯の共同開催を狙うスペイン&ポルトガルの、それぞれ代表キャプテンであると。うまい巡り合わせだ…まさか狙ってはいないと思うけど。フットボール的に、かなりインパクトのあるイメージキャラクターですね。2006年W杯がドイツ、2010年が南アフリカで、その次2014年がブラジル。ちなみにオリンピックは、2008年がペキン、次の2012年がロンドン、その次がリオ・デ・ジャネイロ。地理的なバランスでいくとアジア、パワーバランス的には欧州、お金を持っているのはロシアか中東……さて、どこになるんでしょうか。

2018年、いまから9年後。フィーゴは45歳でラウルは41歳。うわー。45歳のフィーゴは今とあんまり変わってなさそうだけど41歳のラウルは想像できないなあ。共催のイメージキャラになるイケルが37歳で、クリスチアーノ・ロナウドは33歳。これはまだやれてるかも。33歳のクリスチアーノ・ロナウド、フィーゴ級のシブさを身につけていてくれるといいなあ……いや、想像できないなあ……。

これでも前日

2009-10-20 22:53:24 | football

右下が楽しそう。


良い雰囲気です
水曜日にミラン戦を控え、マドリーは午前中に最後のトレーニングを実施。月曜日には、膝の打撲で室内調整だったラスも、全体練習をコンプリート。昨日復活を遂げたグティも同様に、全体練習をコンプリート。CL仕様のトレーニングウェアで、全体的に和気藹々というか、無駄に楽しそうだこの人たち。その他の室内調整組は、クリスチアーノ・ロナウド、ガゴ、ルート、メツェ、とこの辺りは変わらず。


カカ、あんたって……


召集リスト
ミラン戦に召集された18名。

GK:イケル、デュデク
DF:アルベロア、セルヒオ・ラモス、ペペ、アルビオル、ガライ、マルセロ、ドレンテ
MF:ラス、ディアラ、シャビ・アロンソ、グラネロ、カカ、ファン・デル・ファールト
FW:ラウル、イグアイン、ベンゼマ

足首の捻挫からどうにか間に合わせてきたグティでしたが、結局召集には入りませんでした。もしかしたら行けるのかもしれませんが、この先まだ週2試合ペースが続いていくし、ここで無理しても仕方がない。相変わらず召集できる選手がギリギリなのには変わりないですね……。


グティを殴って鬱憤を晴らしているイケル(冗談ですよたぶん)



希望の兆し
CLといえば、でコメントを求められる役割らしいモリエンテス。uefa.comの記事ですが、一応、まだ日本語になっていないようなので。

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モリエンテスはチューリッヒに希望の兆しを見出す


フェルナンド・モリエンテスは、FCチューリッヒがACミランに勝利したことが、グループCでまだ勝ち点のないオリンピック・マルセイユの生き残る望みをつないでいると感じる。彼のチームは、水曜日のスタディオン・レツィグルントで始まるスイス王者とのダブルヘッダーに向けて準備を進めている。

2つの敗戦
チューリッヒは、マッチデイ2においてサンシーロで1-0の勝利を収めてグループCを混乱に陥れた。一方でマルセイユはミランとレアル・マドリーCFに続けて敗れ、最下位に沈んでいる。ディディエ・デシャンのチームは、この先に組まれている試合で、このグループのサプライズと顔を合わせる。そしてモリエンテスは、このグループのビッグクラブがまだ抜け出していないことに感謝している。「もしミランがチューリッヒを破っていたら、マドリーとミランが2連勝して、より難しくなっていただろう。事態はいまこうなっている。僕たちは何かを成すチャンスを手にしている。問題は、僕たちにはまだポイントがないということ。2試合を終わってノーポイントだ。だから、僕たちは勝つためのプレイをしなければならない。」

他のチーム次第
しかしながらモリエンテスは、OMはまだ銃身を見つめていない(追い詰められていない?)ということで断固として譲らない。
「フットボールでは、物事が終わるまでは“これは終わった”と言うことはできない。僕たちは歴史を通して多くのことを見てきた。僕たちは最下位にいる。でも、まだ何かポジティブなことがやれると信じている。今のところ、僕たちだけではなく、僕たちのライバルにも事態の行方がかかっている。彼らに逆流があることを祈るよ。そうすれば僕たちは彼らに追いつくことができる。」

積み重ねられた経験
マドリーでUEFAチャンピオンズリーグを3度獲得し、デシャンのASモナコFCでは2004年にファイナリストになったモリエンテスは、このモナコ公国において元MFの指揮下で過ごした際の愛情のこもった記憶を手にしているが、いま現在南フランスで、より磨きぬかれた監督を目にしている。
「僕がモナコにやってきたとき、彼は引退した後の最初の時期を過ごしていた。今は、年月が与える経験を積んでいる。」

個人的な感触
「彼はまた、こうした経験を、ビッグクラブに所属する1選手として、フランス代表として蓄積した。僕がモナコで彼に出会ったときから今に至るまで、進化しているよ。彼のプロフェッショナリズムに加えて、彼が選手として達成したものすべて、監督として成功したスタートをきったことがあるから、誰もが本当に彼を尊敬する。彼を最も特徴付けるのは、彼が選手を扱うやり方だ。それは個人に対応するということだ。」

困難な繰り返し
最初のUEFAチャンピオンズリーグの大会でマルセイユが優勝してから16年、モリエンテスは恐れずに夢を見る。
「誰もが、僕たちにそれを再現して欲しいと望んでいる。それは歴史的な出来事であり、皆が、僕たちがそれを繰り返すよう望んでいる。簡単なことではない、ぜんぜん簡単なことじゃないよ。でも、皆がもう1度と望んでいるし、だからこそ選手もクラブもそれを実現するんだ。」
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厳しい状況ではありますが、絶対に3ポイントが必要なマルセイユ。モリエンテスも、すっきりと確実に貢献できれば良いのですが……。

夢を追う人々

2009-10-20 06:43:01 | football

グティ復活
月曜日のマドリーのトレーニングには、グティが復活しました。他の選手たちと一緒に全体トレーニングをコンプリートできたようで、これでミラン戦に召集される可能性も出てきました。グティはものすごく出たがっていると思いますが、完治してるかどうかと、ペジェグリーニ次第かな。クリスチアーノ・ロナウドのこととか考えると、やっぱり無理はしないでほしいので。
グティの復活と入れ替わりで保健室に行ってしまったのが、ラス。MARCAによればバジャドリ戦で打撲を負ったとのことで、ASによれば問題箇所は膝だけど深刻なものではなく、ミラン戦には召集可能だろうとのこと。まだ1日余裕もあるし、深刻なものではないとのことで、とりあえず安心。



レペスカ
W杯最後の出場権をかけた、欧州のプレーオフの組み合わせが決まりました。マドリー公式には「4人のマドリディスタがプレーオフに」という記事も。ポルトガルのペペとクリスチアーノ・ロナウド、フランスのラスとベンゼマです。では、組み合わせ。

ポルトガル vs ボスニア・ヘルツェゴビナ
アイルランド vs フランス
ロシア vs スロヴェニア
ギリシャ vs ウクライナ

左に書いてある国が第1戦ホーム(11月14日)のようです。第2戦はひっくり返して11月18日。
フランスはまた骨のあるところと当たりましたね…いや、ここまで来たら、骨のないとこなんてないか。ちょうどこの時期にクリスチアーノ・ロナウドが負傷から回復するだろうと見込まれているのですが、マドリーは負傷明けで代表に行かせたくはないだろうけど、さすがにプレーオフでは止められないだろうなあ……。


マルセイユ、召集選手
マルセイユは水曜日のチューリッヒ戦はアウェイということで、既に召集選手が発表されています。全部で20名。

GK:マンダンダ、アンドラーデ
DF:ボナール、ボカリ、エインセ、エムボウ、タイウォ、イウトン
MF:ルーチョ、カボレ、シセ、シェルー、アブリエル、エムビア、ヴァルビュエナ、ベナルファ
FW:ニアン、ブランドン、モリエンテス、コネ


長いので、暇でロマンチストな方はどうぞ
ラウルが活躍したり、その一方でラウル・タムードが苦しい状況にいたり、だからこんな記事が出てきたのかなあ。soitu.esという情報サイト(?)から。ちょっと読みづらいところもあって勢いで日本語にした箇所もあり、そのあたりはご容赦を。

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フットボールにおける最後のロマンチストたち

フットボールにおける最後のロマンチストたち。彼らは、金のみに拠るのではなく、クラブのカラー、その選手がキャリアをスタートさせスパイクを架ける(引退する)ことになるだろうクラブへの愛に基調を置き、さらにそのプロフェッショナルの舞台を締めくくる際には、物理的ではないポジションを求め続けていく、そういった種類に分類されるフットボール選手たちだ。それにもかかわらず、この種の選手たちが数十年前には存在していたのに対し、ますます乏しくなってきている。現代のフットボールでは彼らは多くない。それは、金がこのスポーツの主人になっているからで、このことは毎シーズン証明されている。そうであっても、よく知られた欧州の各国リーグに目をやると、そのユニフォームを愛し、忠実なファンたちにとって決定的な要素である数少ない選手たちがいることが証明される。彼らは結局、夏や冬のマーケットで何百万ユーロかを浮かせてもいる。ただ、そう、そのクラブにおける彼らの生涯の休養は少なくはないのだが。
しかしこの選ばれた人たちは、感情、忠誠、エンブレムへの愛という、この生活で少しずつ減っていく重要性を放っている(この1文は訳がとても微妙)。特に、このスポーツで、新しい世代の人たちにこれらの価値を教え込む場合に。実際これが、彼らの多くが彼らの脚にあるフットボールの能力を示す前に金におぼれてしまうのを避けることになる。そしてこれらのフットボールのロマンチストたちは、欧州のあまり重要でない名前や国のチームにいるだけではない。ビッグクラブにも、この種の選手たちがいる。そして彼らは、しばしばエリートの道を切り開くことや古い名誉を取り戻そうとする野望に満ちた他のクラブが示す、経済的にもスポーツ面でも興味をそそるオファーをした拒否している。

マーケットから生き残る
ラウル(15シーズン)やグティ(14シーズン)は、レアル・マドリーにおける例だ。カシージャスも、マドリディスタとしての10年を満了したところで、同じ道に続いている。この道では、輝かしい同じユニフォームでそのスポーツキャリアを開始し終わることになるが、数ヶ月前には、ミチェル・サルガドが成功に満たされた経歴を後に、涙の中でファンたちに別れを告げた。チャビは11シーズン、プジョルはそれより1シーズン少なく、その後にはイニエスタとバルデスがカンプノウで7シーズンを過ごしており、彼らはバルセロナのリーダーになっている。この選手たちのロマンチシズムは、ある種の学校を作り出す。特にバルセロナのカンテラーノスの間では、その目はアスールグラナのユニフォームに注がれている。さらには、少数の例ではあるが、他の信頼の問題にも理由がある。バルデベバスでは、子供の頃からのクラブでスターになるという目的のために、エステバン・グラネロが給料を引き下げた。

バレンシアでは、アルベルダが11シーズンをメスタージャで過ごしている。デポルティーボのマヌエル・パブロは、リアソールで10シーズン。タムードは11シーズンに渡り、エスパニョールのカラーを守っている。マルコスは14シーズンに渡ってバジャドリーの冷たい土地にいる。他にもロマンチックな選手たちが、欧州の最もレベルの高いフットボール界に生きている。彼らのすべての中でも、ホセバ・エチェベリアのケースを強調したい。若くしてレアル・ソシエダとの愛の絆が断ち切られたにもかかわらず、エチェベリアは14シーズンに渡りアスレチック・ビルバオとの契約を続けてきた。少なからぬ情報では、今シーズンで彼は去るかどうかと考えられているようだが、エチェベリアは、彼がサン・マメスで見出し、学び、味わったあらゆることに対する感謝の行動として、すべての報酬を辞退している。

欧州では、フットボールのロマンチストたちは、気高い特質のフットボール選手として描かれる。最近の例では、疑いなくパオロ・マルディーニだ。先ごろACミランを引退したマルディーニは、欧州杯を5回獲得という素晴らしい経歴を残し(パコ・ヘントの6回に1つ足りないだけだ)、現代の大きなロマンチシズムを体現するメンバーだ。カルチョにおける他の例としては、アレッサンドロ・デル・ピエロで、ユヴェントスに1993年から所属している。アルゼンチンのハビエル・サネッティは、1995年にバンフィエルドからやってきて以来、インテルに所属している。ローマのトッティ(1992年から)も、唯一のクラブに所属する選手だ。プレミアリーグでは、ポール・スコールズ(1994年から)やライアン・ギグス(1990年から)のような例がある。このウェールズ人(ギグス)は、マンチェスター・ユナイテッドの歴史において模範となる人物だ。そうはいっても、クラブのカラーを愛する監督の特殊な例として、スコットランド人アレックス・ファーガソンがいる。この2人は、1998年からトップチームにいる下部組織出身のウェス・ブラウンの模範となる。リバプールでは多くの選手の出入りがあるにもかかわらず、ベニテスは2人の選手を、そのロッカールームでの特別な存在としている。キャラガーとジェラード、それぞれ1995年と1997年からの2人の下部組織出身選手だ。億万長者アブラモビッチのチェルシーでは、こうした例はより少ない。この場合はテリー、勇気ある下部組織出身のセントラルで、トップチームには1997年から所属する。同じく、トテナムではレドリー・キングが、1998年からキャリアを継続している。

作り出し、売る
より魅力度の劣るリーグ、フランスでは、1997年からジロンダン・ボルドーにいるラメや、1999年からリヨンにいるゴヴ、あまり知られていないがサンテティエンヌに1996年から所属するGKジャノといった選手たちがいる。この3人の例はスターを輸出するリーグのものだが、この夏にはベンゼマの身に起きたようなことがある。真珠は売られ、新しいタレントを作り出すために投資される。こうした選手たちはまた数年後の夏に移籍する。同様のことはスペイン、イタリア、イングランドだけでなく、欧州の他の国でも起こっていることだ。ドイツでのロマンチストのリストの筆頭は、引退したカーン(バイエルン・ミュンヘン)。他には1996年からヘルタ・ベルリンにいるGKのダルダリ、1998年からハノーファー96に所属するアメリカ人のチェルンドロ、1994年からアイントラハト・フランクフルトに所属し続けている下部組織出身のニコロフ、1998年からドルトムントに所属しているブラジル人のデデ、マインツ05のベテランGKディモ・ヴァッヒェがいる。

20シーズンに渡ってポルトに在籍したジョルジュ・コスタが別れを告げて以来、レイショエスのMFブルーノ・チナだけが、9シーズン以上に渡って同じカラーを守り続けている選手だ。ポルトガルも、他のリーグと同様に、輸出の国だ。作り、売る。多かれ少なかれ、同様のことがオランダのような他のリーグでも起きている。エールディビジでは、アルイェ・スフトがユトレヒトの、ロブ・ペンデルスがNACブレダのカラーを、それぞれ1999年から守り続ける。こうしたフットボール選手たちのすべてが、未だ存在している永遠の愛の模範となる。そしてそのハートは、金を圧倒し続けている。そう、確かに、これは簡単な問題ではないのだ。
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スペイン視点なので、他リーグのファンの方には「は?」というところもあるかもしれませんが…。何ていうか、こういうロマンチストというかセンチメンタルな思いは嫌いではないので、時にはこんな話も載せたいのです。

12.5時間後

2009-10-19 06:44:22 | football

機嫌良さそうなラウル


土曜日のバジャドリ戦が終わったのがだいたい22時ごろで、翌日曜日は朝10時30分からトレーニング再開。食事して寝て起きたらトレーニングに出かける、って感じのスケジュールですが、出場した選手には、回復のために早めに身体を動かすのも良いのかもしれません。
といっても日曜のトレーニングは、インターナショナルウィークに代表に出かけていた選手たちは任意参加。ありがたくそのまま休んだ選手が多かったようで、デュデク、アルベロア、ガライ、マルセロ、ドレンテ、ディアラ、グラネロ、ラウルの9人、プラス、カンテラのGKティトがトレーニングに参加しました。この選手たちも、試合に先発し長時間プレイしたラウル、グラネロ、マルセロは回復トレーニング、出場しなかったあるいは出場時間がm維持かかったドレンテ、アルベロア、ガライディアラはより負荷の高いフィジカルメニュー、デュデクとティトはGKのトレーニング。
クリスチアーノ・ロナウド、ルート、メツェ、グティ、ガゴの保健室組もそれぞれのリハビリメニューを実施したようです。この中でポジティブなニュースはグティとガゴ。室内でのメニューを行う前、トレーニングの最初の段階で、ラウル、グラネロ、マルセロのグループと共に、ピッチ上でのランニングとストレッチを実施できたとのこと。まだ時期尚早なのかもしれませんが、ASやMARCAなどでは、水曜のCLミラン戦でオプションになれるだろう、としています。間に合うといいな……でも無理はしてほしくないけど。


ピッチに出てこれた2人



ルート、先週はランニングできていたのに。


月曜のトレーニングは10時30分より。


リーガの結果だけ見て
アトレチコ……。ビジャレアル……。

711

2009-10-18 08:34:51 | football
結局マドリーの試合を見てしまいました。WOWOWのせいで、結果・経過等の情報断ちを心に決めていらっしゃる方は髭イケルのアップ画像から下は、ご覧にならないようにお気をつけください。(放送が終わったのでヒゲイケルは小さくしました。アップ画像を眺めたい方はサムネイルからリンクしてます)



Liga Espanola 1a division Jornada 7
Real Madrid C.F. 4-2 Real Valladordid

マドリーの得点:ラウル・ゴンサレス・ブランコ(14、18)、マルセロ(45+1)、イグアイン(81)
バジャドリの得点:ナウセト・アレマン(29)、マルキートス(55)

GK:イケル
DF:セルヒオ・ラモス、ペペ、アルビオル、マルセロ
MF:ラス、シャビ・アロンソ、グラネロ、ファン・デル・ファールト(74、イグアイン)
FW:ラウル(84、ドレンテ)、ベンゼマ(74、カカ)


報道どおり、ベルナベウのパルコにはジダンが姿を現しました。が、ジダンよりもカメラによく抜かれていたのは、クリスチアーノ・ロナウド。スタッフ(メイドさんみたいなお姉さん)が持ってきてくれたらしいおやつを食べながら(しかもこぼしたものも拾ってちゃんと食べる。えらい。)観戦していました。全部見られてるから気をつけてね。

さて試合。箇条書きではないですが、一応時系列っぽい感じです。
結局カカはベンチスタートで、ファン・デル・ファールトが中盤左として出場、右にグラネロ。これまで何度かあったように、左にぎゅうぎゅう人が寄ったり、中が混雑したりしない。どちらもサイドに張り付いているわけではなく、グラネロは中から左まで行くし、VDVも中に入ったり最前線まで行ったりしているのですが、でも、わりとバランスが良かったと思う。
前半、印象が良かったのはグラネロ、ラウル。グラネロはよくボールに絡んでいたし、もちろんラウルも。この動きが良い2人で先制点。右サイドからのグラネロのクロスを、ラウルがヒールかな、さらっと流し込んでゴラッソです。さらにその5分後、ここまでほとんど上がっていなかった(と思う)マルセロが、スピードに乗って上がって折り返したクロス、これに中央に走りこんできたラウルが勢いそのままにシュート、2点目。攻撃のボールの回りが良い上に、前半20分もかからずに2点を取り、しかも2点ともラウル、と実に良い流れ。久しぶりに、マドリーの試合が楽しかった。この辺りまでは。
前半29分に失点します。これはFKを直接決められてしまったもので、狙ったのか?というような、ゴールポストに当たった強いボールが跳ねて反対側のネットに入る、というゴラッソ。これはイケルでも止めようがないし、仕方ないとしか言えませんが、その後がなー…。しばらくバタバタしてしまい、バジャドリに簡単にエリアまで持っていかれるシーンがいくつか。結局前半はそれ以上失点はせずに済みましたが。
前半ロスタイムにマルセロの追加点。左から中へ切れ込んできて、右脚でこれもゴラッソ! 3-1。ゴールしたマルセロは揺りかごをしながらベンチまで走って行き…カカかイグアインかな、一緒に喜んでたのは。他の選手たちもベンチ前まで来てゴールを祝福していうるうちに前半が終了し、皆そのままロッカールームへ。

後半、交代なしでスタート。グラネロやVDVにチャンスがあり、良い立ち上がりかな…と思いきや、またも失点。シャビ・アロンソのミスパスがマルキートスに渡り、ペペが交わされ、アルビオルとセルヒオ・ラモスは間に合わず……。そしてまたこの後しばらくの間、バタバタしてしまいバジャドリに攻撃を許す時間が続く。守備がバタバタするだけでなく、前半良かったグラネロなども存在が薄くなっていってしまいました。なにしろ1点差ですし、かなり微妙な雰囲気が続く。
後半が始まってしばらくして、イグアインやディアラが、その少し後にカカが、ウォーミングアップへ(ピッチ脇のお客さんたちから拍手をもらっているのが何か良い)。この中から最初に交代で出たのは、イグアインとカカ。でも、結局この交代までにだいぶ時間がかかりました。あまり良くない時間が続いていただけに、もう少し早めに代えたかったとも思うのですが、何しろ2人とも南米帰りなだから、配慮したのかなあ。カカはVDVと、イグアインはベンゼマと交代。
この試合のVDVは、けっこう良かったと思います。ドリブルでボールをキープして柔らかいパスとか、前へ出てシュートとか、守備の意識もあった(簡単に交わされるところもあったけど)。得点という結果がほしかったかもしれませんが、らしいプレイができたんじゃないかと思います。ベンゼマは、何かが悪いということもありませんが、目だって良いところが見られなかった。何かまだ、どう使ったら良いのかがわかりづらい気がします。
で、結局この交代から5分後に4点目、イグアインのゴール。これがまた良いゴール。シャビ・アロンソからの長い、ダイアゴナルのクロスがバジャドリの最終ラインを抜けてイグアインに渡り、イグアインは前へ出てきたGKの頭の上を、ふわっと越すバセリーナ。きれいでした。イグアインは、このまま調子を上げていけるのでは、と期待。
残り10分を切ったところで、スタンディングオベーションで送り出されたラウルに代わって、ドレンテがIN。この後は、オフサイドラインを破られて(アルビオルが微妙だった)打たれたシュートを、結局ゴールライン上でアルビオルが何とか止めるというマッチポンプなシーンもありましたが、スコアは変わらず4-2で終了。

試合を見て楽しかったかといわれれば、(最近のマドリーの試合の中では)楽しかった方だと思います。良かったところもあったし、悪かったところもある。中盤の守備があまり効かなかったようだし(ラスもシャビ・アロンソも疲労かなあ)、良いリズムを1試合続けられないという欠点は、開幕以来ずっと続いているように感じます。でも、代表戦の後がいつもあまり良くないこととか、負傷者が増えていることとか、そういうことを考え合わせると、とりあえずは、勝って良かったといいたい。次はミラン戦です。



711
試合がどうこうよりも、今日はとにかくラウルの日。この日、ラウルはレアル・マドリーのユニフォームを身につけて通算711試合目になりました。既に106年間のクラブ史上の最多記録となり(CLマルセイユ戦で達成)、それを伸ばし続けています。試合前にはフロレンティーノ・ペレスとバルダーノがピッチ上に降りてきて、記念のトロフィー授与。そしてその記念の日に見事なゴールを2つ。こういうことができる人なんだよなあ、ラウルって。本当にすごい。
こちらは通算320(レアル・マドリーの選手としての公式戦ゴール数)かな。リーガでの総ゴール数が226で、これは上にまだ3人いるそうなので(トップはビルバオのレジェンド、テルモ・サラの251ゴール)、次はこれを目指して。

ラウル・ゴンサレス・ブランコ
「ここまで残してきたものすべてが嬉しい。でも、何よりも重要な勝ち点3を取れたことを誇らしく感じている。
ここまで達成できるとはまったく思っていなかった。デビューしてから15年になるところだけど、これだけの試合数に到達することなど考えるのも難しいことだった。とても満足いているし、チームメイト、このクラブをを助けていきたいという気持ちを感じているし、何よりも、重要なことを達成し続けていきたいという強い希望を持っている。」
「僕を助けてくれる人たち、いつも僕の傍にいてくれる家族、僕を信じてくれる人たち、すべてのことが特別だ。でも既に、水曜日のことを考えている。僕たちはヨーロッパでまた別の重要な試合がある。準備を続けていかなければならない。」
(以下、試合について)
「僕たちは、90分間の継続ができていない。」
「運がある試合だった。僕たちはとても良い始め方をしたけど、バジャドリはFKからゴールを決め、試合を落ち着かなくさせた。僕たちは試合のコントロールの仕方がわからなかった。4ゴールを決めたことで僕たちが良かったと言うかもしれないが、難しかった。」
「僕たちには新しいプロジェクトがあり、多くのチームメイト、考え方やコンセプトが、以前あったものとは違っている。忍耐を持つことが必要だ。僕たちはトレーニングし続けているし、僕たちが望むことに近くなっていると信じている。敗れた試合はセビージャ戦の1試合のみで、この先はまだとても長い。5月まで行かないといけないんだ。」
(最後のゴールに付いてのコメントは、ジョークの部分がわからなかった……)


集合集中

2009-10-17 18:12:58 | football
リーガ再開。

コンセントレーション
10月3日の記事で、セビージャ戦に向かうマドリーの選手たちのスケジュールを書きました。夕方に集合して、セビージャへ飛んで、ホテルで休養し……というスケジュール。今度は、試合がカーサだった場合、です。公式から

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20時から、最初にペペが到着。レアル・マドリーの選手たちは、それぞれの乗り物でサンチアゴ・ベルナベウに次々と姿を現した。予定より5分遅れて、20時50分に白のチームはオフィシャルバスで、ホテル・ミラシエラ・スイーツに向かった。ここがマヌエル・ペジェグリーニが召集した18名の選手たちの本部になり、彼らは、土曜日20時に予定されているレアル・マドリーvsレアルバジャドリの試合の直前までここでコンセントレーションを続ける。

金曜日は、レアル・マドリーの選手たちにとって、神経を張り詰めている日になる。週の最後のトレーニング―非公開でトレーニングし召集リストを知る―を終えた後、夜には、選手たちはコンセントレーションのために集まってくる。最初にエスタディオ・サンチアゴ・ベルナベウにやって来たのは、ちょうど20時、ペペだった。ペペに始まって、最後は20時40分のゴンサロ・イグアイン。
それぞれ、マドリーの全選手たちはロッカールームに向かい、私服からオフィシャルの装備に着替える。スタジアムの入り口には、数十名の熱狂的なファンたちがやって来て、彼らのアイドルたちを応援していた。ファン・デル・ファールト、続いてラウルとシャビ・アロンソが、最初にオフィシャルバスに乗り込んだ。
マヌエル・ペジェグリーニは、18名の選手をバジャドリ戦に向けて召集したが、その中でも特に2人の笑顔が見られる。ラスとアルバロ・アルベロアだ。2人とも、前節のセビージャ戦を、負傷のため欠場している。監督は、最後にバスに乗り込んだ。これが20時45分で、その後バスはホテル・ミラシエラ・スイーツに向かった。ここでは、夕食を摂り、休息と、サンチアゴ・ベルナベウでスペクタクルを見せゴールを決める夢を見るための時間がある。
土曜日、チームは13時30分頃に昼食を摂る予定。その後、18時30分まで休息をとり、バスは再びホテル・ミラシエラ・スイーツからサンチアゴ・ベルナベウまでの道をたどることだろう。
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イグアイン、ペペさんを40分も待たせるな、と思いながらも、同じ日の朝に南米からマドリーに着いたばかりということを考えると、仕方ないのか。それにしても本当に拘束時間長いですね。土曜20時の試合のために金曜20時から皆と一緒に過ごすわけですから。食事と軽いトレーニング、あればビデオミーティング、それ以外はひたすら「休息」なのに。
ときどき、試合当日に集合、というコンセントレーションの仕方をするクラブ、監督もいますが、それが定着してないところを見ると、結局前の晩から合宿した方が、食事や睡眠の管理がしやすい、という結論なんだろうと思います。中には試合前日にフラフラ…なんて選手も出てきかねないだろうし。


私服で集合


ジャージでコンセントレーションへ

モデルはカカさんでした。


疑問の余地なく
負傷者だらけで、ようやくトップチームの選手全員で18人集めたマドリーですが、それ以外にもいろいろ制約があって、予想先発は「こうするしかないよね…」という感じがします。MARCA、el mundo、ASと見ましたけど、ほぼどこも同じでこんな感じ。


アルベロアは復帰したけど完全ではないようで、とすると右はセルヒオ・ラモスしかいない。メツェは負傷、ガライも木曜のトレーニングを回避していたくらいなので、セントラルはペペ&アルビオルしかいない。左は、マルセロもドレンテも元気なようですが、ペジェグリーニはマルセロの先発を明言した様子。セビージャ戦で負った汚名を返上するための、良いチャンスになればいいなと思います。少しでも怪しいプレイをしたらベルナベウが敵に回りかねないので、とにかくミスしないように。でも、最終ラインはギリギリですね…。
中盤、ピボーテはラスとシャビ・アロンソの選択という予想。ディアラも使えますが、おそらくペジェグリーニ的に一番安心できるセットを使って、ミラン戦に向けてチームを安定させたいだろうと思います。中盤左と右は、グラネロとカカ。el mundoはカカ左とグラネロ右、とMARCAと逆に予想してますが、私も、カカ左のグラネロ右の方がしっくりくるように思いますが…ま、どっちでもいいや。金曜の朝に帰ってきたばかりのカカよりは、余裕のあったファン・デル・ファールトでもと思いますが、Cロナウドも出ないし、ペジェグリーニが信頼を寄せてる度合いでいったら、まずはカカで行くんだろうなあ。ただ、試合展開とかカカの疲労次第かもしれませんが、VDVの出番はあるだろうと思います。
トップは、いつでも元気なラウルさんとベンゼマ。スペイン代表戦でネグレドが良い働きを見せたことから、ASは既にネグレド買い戻しの話を持ち出し、ベンゼマはうかうかしてはいられない、といった感じの書き方をしています。ベンゼマもフランス代表で結果を出してきましたけど、あの監督さんの下ではどうもしっくりいってない感じだし、マドリーで結果出せるといいですね。あと、しばらくラウルゴールを見てないので、そっちも見たい。イグアインは、出番はあるかもしれませんが、とりあえずベンチから。


マルセイユはナンシーと
今節のマルセイユのリーグ戦も土曜日に行われます。ASナンシー-ロレーヌとの対戦は、19時からスタッド・マルセル・ピコ にて。

召集選手は以下の通り。
GK:マンダンダ、アンドラーデ
DF:ボナール、ボカリ、エムボウ、タイウォ、イウトン
MF:カボレ、シセ、シェルー、アブリエル、エムビア、ヴァルブエナ、ベナルファ、オセイ
FW:ニアン、ブランドン、モリエンテス、コネ

マルセイユも、ディフェンス陣がちょっと厳しいですね。ロドリゲスは足首、ディアワラは大腿部、ロールは膝を負傷しているそうですし、アルゼンチン代表帰りのエインセは、この週末の試合には非召集(ついでですが、ルーチョも同じ理由で非召集です)。他にも、数日前までニアンが負傷していて召集は厳しいのでは、なんて話もありました。結局リストには入ったけど、すぐにCLがあることを考えると、ニアンにも無理させたくないだろうし……。攻撃陣は、調子が上がっているらしいベナルファをトップ下に、無事に負傷から復帰したブランドンとニアン、ニアンが無理できないようならモリエンテス、となるのではないかと思います。


時間が……
ナンシーvsマルセイユは19時キックオフ、マドリーvsバジャドリは20時キックオフ。
WOWOWがいつもどおりの嫌がらせでマドリーの試合をライブ放送したくないとのことなので、また自力で見られるところを探そうと思っていたのですが、マルセイユとも時間がかぶるとは……どっち優先でいこうか。

宙に浮いた

2009-10-16 19:03:36 | football
ジダンが帰ってくる
本日のMARCA紙の1面は「ジダンが帰ってくる」です。


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ジネディーヌ・ジダンがレアル・マドリーに帰ってくる。レアル・マドリーにおけるフロレンティーノ・ペレス第1期に獲得したビッグネームが、この土曜日に帰ってくる。MARCAの独占情報によると、このフランス人は、明日サンチアゴ・ベルナベウのパルコに登場し、そして来週からレアル・マドリーのフットボール委員会(Comite de Futbol de Real Madrid…他に適訳はないかな)に加わるだろう。
Ulises Sanchez-FlorによるMARCA紙の情報では、ジダンはバジャドリ戦に随行するだろうとされている。これが、彼のベルナベウの貴賓席へのデビューであり、筋萎縮性側索硬化症(esclerosis lateral amiotrófica; ELA)に対抗する協会のメンバーとしての登場となる。レアル・マドリーは、この協会をサポートする共同したアクションを行うこととなる。
ジズーは、主役となることを望まず、話題の中心から離れていることを望んでいる。今回のテストケースでは、ジダンは自身のオフィスも持たずレアル・マドリーの被雇用者ともならないだろう。それでも彼は、クラブの首脳たちが、フットボールの話題において彼が必要とされるあらゆる事態で彼のイメージをやりとりするのに役立てるポジションに身を置くことになるだろう。
おそらく、最も大きな反応があるのは、リベリが最終的にレアル・マドリーのユニフォームを着ることという彼の願望だろう。ジダンはこのことを隠さず、複数のメディアに対して語っている。
「私は、レアル・マドリーがリベリを獲得できることを期待している。それが私の望みだ。」
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実際にジダンはどのくらいの権限があるんだろうな、という疑問を感じます。記事にもあるとおり、彼のイメージが生きる場では大いに利用される(言い方は悪いけど記事の書き方としてもそう受け取れた)だろうけど、選手獲得やチームの構成などに口を挟む権限はもらえるんだろうか……うーん、ぜんぜんわかりませんが、フロレンティーノ・ペレスはそうはしない、ように思う。
何か、無邪気に「お帰り」とは言えないような、おさまりの悪さを感じます。杞憂ならいいんだけど。


かつかつです
金曜日は10時30分から非公開でトレーニングを行ったマドリー。昨日のトレーニングまでに帰って来られなかったカカとイグアインも、金曜のトレーニングには間に合ったようですが、イグアインは今朝マドリーに到着したとのこと。短い記事ですが、ASから
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マドリディスタのFWゴンサロ・イグアインは、W杯南アフリカ大会への出場権をかけたペルー戦とウルグアイ戦を終えて、今朝戻ってきた。イグアインは「ウルグアイ戦で戦って、12時間フライトした後で、疲れてるよ。」と言っている。
マラドーナによって先発に据えられた「ピピータ」は、アルゼンチン代表監督が、南アフリカ大会への出場を助けてくれたことについて感謝し、W杯に出場できることを喜んでいる。
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本当にお疲れ様。アルゼンチンの試合内容自体は、やはりあまり良いものではないようですしイグアインも苦労したとは思いますが、初めて召集されて1ゴール。良い仕事をしてきたな、と思います。

というところで、バジャドリ戦に向けた召集選手が発表されたのでそちらの方を。

GK:イケル、デュデク
DF:セルヒオ・ラモス、アルベロア、ガライ、ペペ、アルビオル、マルセロ、ドレンテ
MF:カカ、ディアラ、ラス、シャビ・アロンソ、ファン・デル・ファールト、グラネロ
FW:ラウル、ベンゼマ、イグアイン
負傷による非召集:グティ、ファン・ニステルローイ、クリスチアーノ・ロナウド、ガゴ、メツェルダー

注目点の1つは、アルベロアの復帰でしょうか。少し前のMARCA記事では、負傷者の中でもグティとアルベロアにバジャドリ戦召集の可能性があるとしていましたが、最終的に召集リストに入ったのはアルベロアのみ。昨日辺りは、アルベロアの復調具合にも疑問符が投げかけられていただけに、とりあえず間に合ってよかった、と思います。ただし、ASは「先発はない」としていますから、完璧な状態とはいえないんだろうと思います。
一方、間に合いたがっていたグティは、結局リスト外に。でも、召集の可能性があると書かれていたということは、グティはミッドウィークなら間に合うくらいの状態なのかもしれない。希望的観測ではありますが。
次に注目すべきは、ガライかなあ。入りました。昨日は膝の打撲で室内別メでしたが、何とか間に合わせてきた感じ。でもやはり、こちらも先発の可能性は低いだろうと思います。
こんな感じで、多少無理を押してでもトップチームで18人、とペジェグリーニは数を合わせてきましたので、カスティージャ等下部組織からの召集はナシになりました。

でも、アルベロアとガライは様子見、カカとイグアインも疲労があって、ミッドウィークにはミラン戦、となると、うまくバジャドリ戦の11人を組むのって、相当難しいなあ……。

揃わない

2009-10-16 07:48:25 | football

帰ってきたけど
マドリーでは各国代表さんたちが帰ってきまして、木曜日は18時からトレーニングを再開しました。とはいっても、南米から戻ってくるイグアインとカカは間に合わず、またポーランドのデュデクはクラブの了解を得てこの日のトレーニングは欠席。地元で何かしてくることでもあったのかもしれません。
ということで、木曜日のトレーニングに間に合ったのはイケル、アルビオル、シャビ・アロンソ、セルヒオ・ラモスのスペイン代表たちと、ペペ、ベンゼマ。他に元気な選手は、ラウル、グラネロ、ファン・デル・ファールト、ドレンテ、マルセロ、アルベロア(MARCAは疑問視していましたが、通常のトレーニングを実施した様子)。怪我人たちは、クリスチアーノ・ロナウド、グティ、ガゴ、ファン・ニステルローイ、メツェルダー、ガライ。
…また増えました。この日新たにガライが保健室入り。水曜日のトレーニングで右膝を打撲していたそうで、木曜日は室内調整となったそうです。現時点ではバジャドリ戦は微妙なところ。これで選手が揃うんだろうか……。

GK:イケル、デュデク(アダン)
DF:セルヒオ・ラモス、ペペ、アルビオル、マルセロ、ドレンテ
MF:ラス、ディアラ、シャビ・アロンソ、グラネロ、ファン・デル・ファールト、カカ
FW:ラウル、ベンゼマ、イグアイン

これで16人。アルベロアは結局まだ召集リストに入るのは難しいのではないかと思い、入れていません。入れたところで17人ですが。ベンチ入りメンバーすら数が揃わない。カカは水曜日はフル出場したし、イグアインも先発で長時間出場で、さらに金曜日しか全体トレーニングができない。土曜日のバジャドリ戦、先発できるかどうか。アルビオルもボスニア戦はフル出場で、この中ではローテーションの恩恵にもあずかれていない選手。さすがに少し休ませてやりたい…と思いきや、インターナショナルウィーク中に代表に行かなかったセントラルが2人とも負傷。ペペとアルビオル、とこの2人で行くしかない。この後しばらく、また週2試合ペースが続いていくのに……。本当に、なんでこんなに負傷者だらけなんだ。


怪我をしない人。それだけで素晴らしい。


おめでとう
1つ1つ試合を見ていないので、結果だけ眺めて。
アルゼンチン、ぎりぎり突破おめでとう。
ブラジル、南米首位通過おめでとう。
スペイン、予選グループ10試合10連勝おめでとう。ネグレドおめでとう。
ポルトガル&フランス、プレイオフ出場権獲得おめでとう。まだ安心じゃないけどとりあえずおめでとう。


長袖を着ているのは、グティと同じ理由ではない、はず

銀の川

2009-10-15 05:34:13 | football
リオ・デ・ラ・プラタの決戦
普段はたいして話題にもしないW杯南米予選ですが、さすがに最終戦で残り1つになった椅子をかけて、アルゼンチンがウルグアイ(&エクアドル)と争うという状況は、フットボールファンなら誰でも気を惹かれるものだろうと思います。しかもアルゼンチンはイグアインとメッシ、ウルグアイはフォルランが先発で出てくるようで……、レアル・マドリー&バルサvsアトレチコ・マドリーのデランテーロの対戦に。これでアグエロが出てきたらアトレチコファンはどっちに肩入れするのかな。
残念ながら、試合時間からいって、どう考えてもライブで試合を見るどころか試合経過を追うことすらままならないだろう、と思います。平日朝7時キックオフ(日本時間。現地は前の晩の19時です)はさすがに無理……前半30分間くらいならなんとかなるかも。



帰ってきた、1
ラスが帰ってくるー! と喜んでいたのですが、結局ラスは11時開始のトレーニングに間に合わなかったそうです。でも、日曜日にマリ代表で戦っていたママドゥの方のディアラは、この日(水曜日)からトレーニングに合流。代表帰りということで、別メで回復トレーニングをこなしたとのこと。
またポジティブなニュースとして、アルベロアが全体練習ができたことが挙げられています、一応。一応、なのは後ほど理由を説明。数日間、室内メニューだったGKアダンも今日は外でトレーニング。カンテラからは、カスティージャのFWアダム・サライがトレーニングにやってきました。
保健室組は、クチスチアーノ・ロナウド、ガゴ、メツェルダー、グティ、そしてルート。ルートはもうしばらく時間がかかりそうです。


帰ってきた、2
間に合わなかったラスは、1人でランニングなどの回復トレーニングを実施。木曜日は、他の代表組の合流を待って、18時からトレーニングが再開されます。イグアインはさすがに間に合わないかな?


アルベロア?
アルベロアが「一応」なのは、その回復状況についてMARCAとASが違うことを言っているためです。まずはAS。ついでなのでトレーニング記事も全部。
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アルバロ・アルベロアは、既にマヌエル・ペジェグリーニの指揮下にあり、土曜日のバジャドリ選の召集リストに入ることができるだろう。アルベロアは今日、膝の捻挫を乗り越え、全体トレーニングを実施できた。
一方で、負傷したメツェルダー、グティ、ガゴ、クリスチアーノ・ロナウド、ファン・ニステルローイは、ピッチには入ったものの、バルデベバスの室内施設での回復トレーニングを続けるため、ピッチを出た。グティは見てわかるほどに脚を引きずっていた。
ペジェグリーニは今日、代表組抜きでは最後のトレーニングを実施した。カンテラに所属するハンガリー人FWサライも加わった。GKはフェリペ・ラモスとアダンが揃った。また代表から帰ってきたディアラが、全体とは別でトレーニングを行った。クリスチアーノはできる限り負傷に耐えているように見えるが、笑顔でラウルと冗談を言い合っていた。
ラスは12時に戻ってきた。トレーニングは単独で実施、明日と金曜日にはリーグ戦に備えてチームの全体練習を実施するだろう。
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次はMARCA
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アルバロ・アルベロアは、土曜日にバジャドリと対戦するためのペジェグリーニの召集には入らないだろう。また来週のチャンピオンズリーグ、ACミラン戦も疑わしい。アルベロアは、午前中にはチームメイトたちとトレーニングを実施したが、9月21日に負った膝の捻挫の後も、右膝の違和感を引きずっている。
アルベロアに加えてクリスチアーノ・ロナウド、ガゴ、メツェルダー、ファン・ニステルローイ、さらにはグティもいない可能性がある。グティは、火曜日に左足首を捻挫し、バジャドリ戦への出場はかなり厳しい。難しいことだとはわかっているが、グティの望みはプレイすることだ。「まだ傷んでいる。土曜日に間に合えばと思っているが、時間がない。」 またコーチ陣の考えは、強制をしないことにもある。
もし「14番」の欠場が決定的なら、ペジェグリーニは、バジャドリ戦で18人の選手を揃えるために、レアル・マドリー・カスティージャからカンテラーノを呼んでベンチに置かなければならないだろう。
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ASの記事は午前のトレーニング後だろうと思います。MARCAは同じ日の16時26分付け。アルベロアの違和感、というのがどこから出てきた話かわかりませんが、まだ完治ではないのか、それともMARCAの情報が不確かなだけか。
グティは、さすがにバジャドリ戦は厳しいと思います。カスティージャから、誰が呼ばれるんだろう。


特別練習
昨日の記事にあったように、Bwin主催のフットボールクリニックに、ラウル、グティ、アルベロア、ルートが参加しました。クリニックは2部に分かれていまして、まずは22名の参加者を4グループに分け、各選手が4つの役割を担当してコーチング。グティがFK、アルベロアがシュート、ルートがパス、ラウルが1対1。その後、ラウルとルートで6対6のミニゲームを担当、グティとアルベロアが残りの参加者たちに説明。
その後、ラウルとルートはマドリーの現状についていくつかコメント。

ラウル
「僕たちには失敗できない試合がある。特に、ミランとの2試合だ。その後のラウンドをうまく軌道に乗せるために、チャンピオンズが再開されるまで、リーガやカップ戦に集中するためにも、勝ち上がりを決めたい。」
「(クリスチアーノ・ロナウドの負傷について)これは本当に痛手だ。僕たちはすべての選手が必要なのだから。クリスチアーノは僕たちにとって非常に重要な選手だ。だけど、僕たちはとても幅広いチームなのだから、うまく乗り越えていくつもりだ。」

ルート
「(同じくCロナウドの負傷について)身体は無理をさせられないし、彼の足首は何よりも重要だ。彼に言えるのは、忍耐すること、だ。」





おまけ:海外進出
MARCAから。リーガ・エスパニョーラファンにはおなじみのメフゴンこと、マヌエル・エンリケ・メフト・ゴンサレスが、来シーズンはプレミアで笛を吹くのでは、という記事です。
現在44歳のメフト・ゴンサレスは、1995年からプリメーラで笛を吹き、1999年からはFIFAの国際主審として活躍してきました。しかしリーガ・エスパニョーラのプリメーラでは、45歳が定年。そこで、48歳が定年のプレミアリーグが、メフト・ゴンサレスを招聘しようとしている、とサン紙が言っているのだそうです。実現すれば、プレミアリーグでは初の外国人主審になるんだとか。

メフゴンがリーガで今シーズンいっぱい、というのは寂しいですね。リーガでは比較的マトモな方の主審、だと思います。たまに「あああ?」ってのもあるけど。
真偽の程は、また実現するか否かは別として、もう少しメフゴンが見られるとしたら、ちょっといいな。

また増えた

2009-10-14 04:26:08 | football
帰される
極東の地から「ラス帰せ~」と念じていたのが効いたのか、ラスは水曜日にマドリーに帰ってくるそうです。マドリー公式には「フランス協会の判断のおかげで」とあります。みんなの人気者ドメネクを説得してくれたんでしょうか。ありがとうございます。
これでラスは、ほんの24時間前倒しになっただけですが、マドリーに戻ってこられます。日曜日に帰してくれれば済む話だったような気がしますが、帰ってこられます。


また増えた
なんでそんなに怪我するの……というのが、メツェルダー。火曜日のトレーニングで右足首に問題を抱えて終了、サニタス・ラ・モラレハ病院で検査を受けたところ、右足首側副靭帯の軽度の捻挫と滑膜炎との診断が下り、全治は7日~10日の見込みとのこと。もうすっかり保健室のお馴染みさん……。
ということで、また負傷者が増えてしまいました。


喜ばれただろうなあ
スペイン代表のサラエボ駐留軍訪問の画像が増えていたので、いくつか。








選手たちがもらったキャップはEUFOR(欧州連合部隊)のもの



また減った

2009-10-13 19:26:14 | football

せっかく昨日から全体トレーニングに合流できたグティでしたが、火曜午前のトレーニングにて左足首を捻挫した模様。現時点で週末のバジャドリ戦への出場は、微妙のようです。
グティ、足首よく負傷するようになった気がする。いや、以前は足首やられても長引かなかったんだ。今度がどの程度かはまだわかりませんが……。
頼むから、残りの代表組は無事に帰ってきてください。あと、ラス返して。

ポジティブなニュースとしては、ルートとアルベロアが、ピッチで走っていること。ランニングなのかダッシュまでできているのかはわかりませんが、少しずつ復帰に近づいている、とオフィシャル。クリスチアーノ・ロナウド、ガゴ、アダンは、グティと共に室内でそれぞれのリハビリメニューをこなしました。ただでさえ多い欠員がさらに多くなってしまったため、昨日も召集されたGKのフェリペ・ラモスとティトに加えて、レアル・マドリーCのFWサリナスがトップチームのトレーニングに加わったとのこと。



ラウルと3人のお手伝い
ASからこんな記事が。

レアル・マドリーの選手、ラウル、グティ、アルベロア、ファン・ニステルローイは、明日(水曜日の11時30分~14時)、バルデベバスのシウダ・デル・レアル・マドリーで、22人のファンたちと共にトレーニングをする。
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…後半が正確に訳しづらかったのでここで止めますけど、参加者はポーランドやスイス、フランス、ポルトガルなどの出身であり(全員かどうかは不明)、11月にウィーンで行われるポーカートーナメントに参加する人たちで…と、要するに胸スポンサーであるBwinの仕込みの模様。
イベント自体は別に問題ないだろうとは思うのですが、参加する選手が……まともに動けるの、ラウルさんだけです。他の3人はどうする?


アイドル
ある日のベルナベウ。(なぜか)ピッチに立っているベンゼマ。すると誰かが彼に向かってこう言う。「スタンドを見てごらん」。そこに現れたのは、いつの時代でも最高のFWと言われるであろう選手、そしてベンゼマのアイドルでもある選手、ロナウドだ。ベンゼマは信じられない気持ちでいっぱいだ。「12歳とか13歳の頃から、彼と知り合うことを夢に見ていたんだ。まだ信じられないよ。彼は信じられないくらいすごい選手で、いつどんな時でも最高だ。」 ベンゼマはついに彼のアイドルに会うことができたのでした……。

という軽くドラマ仕立ての公式。ロナウド、いったいいつの間に来てたんだ…と思いましたが、撮影されている画像の背景、ベルナベウはチャンピオンズリーグのパネルで飾られているので、マルセイユ戦の前日辺りではないかと思われます。ロニー、CL見に来たのかな。バルサの選手でもあったロナウドですが、昨シーズン終盤もそうでしたけど、すっかりマドリディスタです。誰であっても、クラブを離れた後でもこうして訪れているのを見るのは、良いですね。ロナウドも、結局最後は幸せにマドリーを出て行くというわけにはいかなかったのですが、それでもこうして遊びに戻ってこれるっていうのがね、いいなと思います。


いい笑顔だ、ほんとに。



いろいろありましたが
なんだかんだと論争の絶えない今回のスペイン代表ではありましたが、W杯予選の最終戦、ボスニア戦に向けてコーチ陣、選手たちはサラエボ入りしました。ここでの最初の仕事は、サラエボに駐留するスペイン軍を慰問すること。防衛大臣カルメ・チャコンも出席している中、選手たちはこの時を楽しみにしていた兵隊たちに囲まれ、請われるままに旗やキャップ、Tシャツなどにサインをしたようです。


右の女性がスペインの防衛大臣

両手分

2009-10-13 06:39:50 | football

復活した人たち


ようやく両手
月曜日、マドリーはトレーニングを再開しました。先週は室内にこもっていたグティや胃腸炎で姿が見えなかったドレンテも、この日から全体練習に合流。オランダ代表からファン・デル・ファールトも元気に帰ってきたようです。一方で、恒例のペジェグリーニの朝礼訓話(トレーニングは夕方からでしたが)を聞いた後、室内トレーニングに向かったのは、クリスチアーノ・ロナウド、ルート、ガゴ、アルベロア、そしてアダン。アダン…貴重なGKがまたいなくなってしまった。カスティージャからフェリペ・ラモスとレアル・マドリーCからティト、の2人のGKが呼ばれて、ようやくトレーニングを実施。メニューのほとんどがフィジカル中心だったようですが、最後に5対5のミニゲームも行われ…10人も動ける選手がいたんだろうか?
ガライ、メツェルダー、ドレンテ、マルセロ、グティ、グラネロ、ファン・デル・ファールト、ラウル……に、GK加えて10人か。


ルートはランニングができるようになっています


フランス代表では、ラスがサスペンションで水曜日の試合には出場できないにもかかわらず、皆の人気者ドメネクが「(マドリーにはまだ)返さないよーん」と言っているそうで……いや、返せ。帰せ? どっちでもいいけど、返せ。スペイン代表だって、プジョルやチャビをバルサに帰しちゃってるんだし。
(ですが、これは現地で議論の的になっている様子。他に代表を離れたグイサとマルチェナは明らかな負傷、セスクは家庭の事情で…もちろんプジョルとチャビもフィジカルに問題、ではあるようですが、特にチャビの状態は離脱するほどか?と微妙なところ。今週末はバレンシアvsバルサの試合が控えていて、マタやシルバは水曜日のボスニア戦も使われる見込みで、他にもフィジカルコンディションが微妙なはずのフェルナンド・トーレスは結局代表に残るとか……ま、デルボスケも余分な気を回さないといけないので大変だな、という話です。)

話がずれた。ラス、帰して。


保健室の人々


グティスタで良いのでは
インターナショナルウィークは暇だなあと思っていたら、活動が非常に活発化している感のあるグティさんのおかげで、ネタには事欠きません。先日載せたインタの最後にあるように、11月にはグティの名前を付けたスタジアムの落成式があるそうです。その続報を、再びASから

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グティは、モストレスでのカシージャスやビジャベルデでのラウルのように、フットボールのピッチに自身の名前を付けることになる。これは、彼が生まれたトレホン・デ・アルドスになる予定だ。
当初、この2万2千平方メートルの施設は、コンスティトゥシオン通り(la Avenida de la Constitucion)に面して、カンポス・デ・フトボル・ムニシパレス・ホセ・マリア・グティエレス・グティと命名されることになっていたが、グティは母への敬意のために、2番目の苗字もつけることを決めた。これでこの施設の入り口には、Campos de Futbol Municipales J. Ma. Gutierrez Hernandez Guti という銘板が掲げられるはずだ。
まだ最後の仕上げが残っているが、既に落成式の日は決まっている。それはまさに14日になるだろう。11月13日~18日はインターナショナルウィークだ。「私たちはグティと話し合い、彼はこの日でなければとした。11月のインターナショナルウィークで、私たちは15日の土曜日ではどうかとも話したが、彼が14日に決めたのだ。」とトレホンのスポーツ議員であるミゲル・マルティン・クリアドはASに語った。グティは、この仕事の進捗状況について報告を受けており、既に彼のスタジアムを訪れてもいる。「彼は9月29日にやって来て、喜んで帰って行った。もっと小規模なものだと思っていたようだ。」とマルティン・クリアドは語っている。
この施設は2面のフットボールのピッチから成り(11人用で、4面の7人制フットボールピッチにもできる)、最新の人工芝でFIFA2つ星クラスのスタジアムである。公式の落成式が11月のその日に行われるにもかかわらず、同じ週にはこのピッチの利用がスタートする予定だ。
市議会では、毎日600人前後の子供たちが利用すると見込んでいる。ここでADフベントゥード、エル・モンタテック、ADトレホンの女子チームがトレーニングをすることになるだろう。地元のチームADトレホンCFは、ラス・ベレディージャスでプレイしている。
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