けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

わけがある

2009-10-22 22:29:39 | football

負傷ではないが
週2試合ペースが8試合続いていく中の2試合目が終わっただけのマドリーは、敗戦翌朝もトレーニング。ですが、まず気になるニュースが。
ラスが、木曜日の午前のトレーニングに姿を現しませんでした。公式によれば、家族の問題により、ラスはクラブの許可を得てフランスに帰国したとのこと。公式ではこれだけですが、ASによると、家族の「重大な」問題により帰国し、現時点で週末のリーガ、ヒホン戦への出場は疑わしいとのこと。


戻りつつある
木曜日のトレーニング、上記の理由でラスは欠席でしたが、グッドニュースも。ガゴとメツェルダーが全体トレーニングに合流したとのことです。やっと戻ってきたかー。ASのニュースが本当なら、今のとこママドゥディアラがラスに代わるだろうとされていますが、そこにガゴが戻ってきてくれたら心強い。セントラルも、ペペもそうですがアルビオルがとにかくローテーションの恩恵にまったくあずかれていないので(ガライの違和感はもう大丈夫なんだろうか)、メツェの復帰は選手の疲労を軽くする意味でも重要です。でもま、週末はさすがに間に合わないかな。
CLで先発した選手たちは、基本的に全体練習とは別の回復メニュー。でも、ラウルとグラネロは全体と同じメニューをこなしたとのこと。ラウル、少しがんばり過ぎじゃないか。FWのコマもかなり乏しくなっている現状、あまり負荷をかけすぎないように……。
その他保健室組は、クリスチアーノ・ロナウドとルート、そこにイグアインが加わり、さらにはベンゼマとドレンテも。本当にFWがいなくなってしまう……。


暴れた理由
ABC.esの記事によると、ラウルがブチ切れたそもそもの発端は、CKからのミランのゴールに対しレフェリーがファウルの笛を吹いたことで、レフェリーに詰め寄ってきたミランの選手たちからレフェリーを守ろうとしたためだとのこと。ここでロナウジーニョが手を出し、レフェリーは見えていただろうがこのロナウジーニョの行動を咎めず。ラウルは、さらにネスタにも手を出され、さっくりキレ…やっぱりキレてることに変わりはないか。恨むべきは、カピタンに守ってもらったのに黄色とかかざしているデブリーケル主審。

あと、実はペペがまた平心を失い、脚を出した(=誰でもいいからケリを入れようと思った)…ものの、幸いにも誰にも当たらなかったらしい。ペペ、また10試合欠場とか言われるとえっらい大変なんで、申し訳ないけど自重してください。


君は悪くない
下の記事に追記した試合の感想の中で、失点の1つ目と2つ目にはイケルの責任がある旨書きました。現地でも、イケルのミスを指摘する声はあるようですが、やはり未来のカピタンには支持してくれる人たちが多い。

ロイストン・ドレンテ
「これがフットボールであり、僕たちだれもが失敗しうる。」
「誰もが、イケル・カシージャスが世界最高のGKだとわかっている。彼は信じられないようなセーブをする。セビージャ戦のように、彼は、誰もが止められないようなボールをストップするんだ。今日は彼はミスを犯したけれど、何ということもない。次の試合では、また最高なものを見せてくれるはずだ。」

セルヒオ・ラモス
「誰をも非難する必要はない。僕たちが負ける時は、僕たち皆の責任。同じように、僕たちは勝利を分かち合う。」

ラウル・アルビオル
「ここでは、僕たち皆がミスを犯した。誰か1人の責任ということはない。最後の30分間、誰もが自身の義務を果たせなかった。リガ・デ・カンペオネスでは、こういうことは報いを受ける。僕たちは失敗に学ばねばならない。」

以上、普段からイケルに多大なるご迷惑をおかけしているディフェンス陣によるフォローでした。

いい

2009-10-22 06:20:23 | football

ドレンテ、素晴らしいゴール。あれはちょっと感動した。


グティがいない分、自分がキレても良いと思ったらしいカピタン。相変わらずこの人は、CLの方がキレやすい(バイエルン戦とかね)。
でもあれはゴールだったんだろうなあ。MARCAもASも、ベンゼマの脚を削ったファウルを取らずにマドリーにPKを与えなかったことと、ミランのCKからの得点取り消しを取り上げて、誤審だとしています。

気になっているのはイグアインの状態。試合の1、2日前に筋肉を傷めているようなニュースがあったものの、最終的には召集リストに入っていたから、何ともなかったのかと思っていましたが……。状態がどうなのか、現時点では不明。20 minutosで、ウォームアップ中に負傷、という記述をみかけましたが、それ以外では、違和感があるので最終的に召集を外れたという記述がほとんど。
よく考えたら、インターナショナルウィークに南米まで飛んで、リーグ戦ギリギリに帰ってきて、またリーグ戦に出場し、その3日後にはCL……とかいうスケジュール、イグアインにとっては初めてなんですよね。酷くさせてないといいのですが。あと、ルートはやく帰ってきて。切実に。

追加
試合後のペジェグリーニのインタビューで、イグアインの状態について言及がありました。
「イグアインについては、我々は今日まで待った。しかし最終的に、無理を強いるのは危険だと考えた。召集するのはポジティブなものではないと考えたのだ。」


マドリーの試合については山のように書くことがありそうだけれど、その前に
09/10 UEFA Champions League Group C Matchday 3
Zurich 0-1 Olympique de Marseille

マルセイユのゴール:エインセ様

マルセイユ、ようやくCLで初勝利。エインセのゴール、これでエインセはCLのチーム内リーディングスコアラー。モリエンテスは出番なし。2試合続けて。試合展開から言って仕方ないかとも思いますが…いやでも、しっかりしてください。
OMは、週末はPSG戦です(オリンピック・マルセイユは、週末はパリ・サンジェルマン戦です)。


夜になってから追加:マドリーの試合について山のように書きたかったこと
チーム全体としても、試合の流れでも、選手間でも、選手個人の中でも、良かいとこもあり悪いとこもありで安定しない、という今シーズンの特徴(=欠点)がまたはっきりと出たなあ、って感じでした。
今日のラスは、中盤の底ケアから右サイドのセルヒオ・ラモスのサポート&ロナウジーニョのケアまで、あまりにも守備面でやることが多過ぎたように思います。グラネロを右に置く形ならまだ良かったと思うのですが、今日はグラネロが左にいた。守備が不安なマルセロの負担を減らすということだったんだろうか。じゃあカカは右をサポートかというと、そうではなく真ん中にいるし、守備はしてない。右はラスが埋め、あるいはセルヒオラモスが駆け回るしかなかった。カカは古巣対決で、攻撃で良いとこ見せたかったのかもしれないけど、攻撃も無理な感じで持っていっているだけのような……。
失点するまでは、なんとか保っていたし、それなりに抑えていたと思う。ですが、失点するといっきに焦りだしバタバタするのはバジャドリ戦と同じ。その前に、もっと一気呵成に試合を持っていくことも……シーズンの今の時期だとまだそんなモチベーション出てこないんだろうな、マドリーって。
最初の2失点がイケルのエラーとも言えるもので(ちょっと厳しいかもしれないけど、1失点目のときは反応が遅れたなと感じたし、2失点目も、飛び出したところで手が使えないのだからあそこは待っても良かっただろうと思うので……どっちも、責められるべき人は他にもいるけど)、その点でも、チームが浮き足立ってしまったのかと思います。若いチームだから…って、まあそうですけど、たいていが各国代表で経験積んできてるんだし、あのチーム全体で緩くなるのとか焦りだすのとか、どうにかならないものか。3失点目は、またマルセロが。ボール見てるだけですかそうですか。
攻撃では、ベンゼマが行方不明。なんとかならないかなあ。プレシーズンで良かった時ってほんと、どうしてたんだっけ…と見てるこちらも途方にくれてしまう。