けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

これでも前日

2009-10-20 22:53:24 | football

右下が楽しそう。


良い雰囲気です
水曜日にミラン戦を控え、マドリーは午前中に最後のトレーニングを実施。月曜日には、膝の打撲で室内調整だったラスも、全体練習をコンプリート。昨日復活を遂げたグティも同様に、全体練習をコンプリート。CL仕様のトレーニングウェアで、全体的に和気藹々というか、無駄に楽しそうだこの人たち。その他の室内調整組は、クリスチアーノ・ロナウド、ガゴ、ルート、メツェ、とこの辺りは変わらず。


カカ、あんたって……


召集リスト
ミラン戦に召集された18名。

GK:イケル、デュデク
DF:アルベロア、セルヒオ・ラモス、ペペ、アルビオル、ガライ、マルセロ、ドレンテ
MF:ラス、ディアラ、シャビ・アロンソ、グラネロ、カカ、ファン・デル・ファールト
FW:ラウル、イグアイン、ベンゼマ

足首の捻挫からどうにか間に合わせてきたグティでしたが、結局召集には入りませんでした。もしかしたら行けるのかもしれませんが、この先まだ週2試合ペースが続いていくし、ここで無理しても仕方がない。相変わらず召集できる選手がギリギリなのには変わりないですね……。


グティを殴って鬱憤を晴らしているイケル(冗談ですよたぶん)



希望の兆し
CLといえば、でコメントを求められる役割らしいモリエンテス。uefa.comの記事ですが、一応、まだ日本語になっていないようなので。

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モリエンテスはチューリッヒに希望の兆しを見出す


フェルナンド・モリエンテスは、FCチューリッヒがACミランに勝利したことが、グループCでまだ勝ち点のないオリンピック・マルセイユの生き残る望みをつないでいると感じる。彼のチームは、水曜日のスタディオン・レツィグルントで始まるスイス王者とのダブルヘッダーに向けて準備を進めている。

2つの敗戦
チューリッヒは、マッチデイ2においてサンシーロで1-0の勝利を収めてグループCを混乱に陥れた。一方でマルセイユはミランとレアル・マドリーCFに続けて敗れ、最下位に沈んでいる。ディディエ・デシャンのチームは、この先に組まれている試合で、このグループのサプライズと顔を合わせる。そしてモリエンテスは、このグループのビッグクラブがまだ抜け出していないことに感謝している。「もしミランがチューリッヒを破っていたら、マドリーとミランが2連勝して、より難しくなっていただろう。事態はいまこうなっている。僕たちは何かを成すチャンスを手にしている。問題は、僕たちにはまだポイントがないということ。2試合を終わってノーポイントだ。だから、僕たちは勝つためのプレイをしなければならない。」

他のチーム次第
しかしながらモリエンテスは、OMはまだ銃身を見つめていない(追い詰められていない?)ということで断固として譲らない。
「フットボールでは、物事が終わるまでは“これは終わった”と言うことはできない。僕たちは歴史を通して多くのことを見てきた。僕たちは最下位にいる。でも、まだ何かポジティブなことがやれると信じている。今のところ、僕たちだけではなく、僕たちのライバルにも事態の行方がかかっている。彼らに逆流があることを祈るよ。そうすれば僕たちは彼らに追いつくことができる。」

積み重ねられた経験
マドリーでUEFAチャンピオンズリーグを3度獲得し、デシャンのASモナコFCでは2004年にファイナリストになったモリエンテスは、このモナコ公国において元MFの指揮下で過ごした際の愛情のこもった記憶を手にしているが、いま現在南フランスで、より磨きぬかれた監督を目にしている。
「僕がモナコにやってきたとき、彼は引退した後の最初の時期を過ごしていた。今は、年月が与える経験を積んでいる。」

個人的な感触
「彼はまた、こうした経験を、ビッグクラブに所属する1選手として、フランス代表として蓄積した。僕がモナコで彼に出会ったときから今に至るまで、進化しているよ。彼のプロフェッショナリズムに加えて、彼が選手として達成したものすべて、監督として成功したスタートをきったことがあるから、誰もが本当に彼を尊敬する。彼を最も特徴付けるのは、彼が選手を扱うやり方だ。それは個人に対応するということだ。」

困難な繰り返し
最初のUEFAチャンピオンズリーグの大会でマルセイユが優勝してから16年、モリエンテスは恐れずに夢を見る。
「誰もが、僕たちにそれを再現して欲しいと望んでいる。それは歴史的な出来事であり、皆が、僕たちがそれを繰り返すよう望んでいる。簡単なことではない、ぜんぜん簡単なことじゃないよ。でも、皆がもう1度と望んでいるし、だからこそ選手もクラブもそれを実現するんだ。」
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厳しい状況ではありますが、絶対に3ポイントが必要なマルセイユ。モリエンテスも、すっきりと確実に貢献できれば良いのですが……。

夢を追う人々

2009-10-20 06:43:01 | football

グティ復活
月曜日のマドリーのトレーニングには、グティが復活しました。他の選手たちと一緒に全体トレーニングをコンプリートできたようで、これでミラン戦に召集される可能性も出てきました。グティはものすごく出たがっていると思いますが、完治してるかどうかと、ペジェグリーニ次第かな。クリスチアーノ・ロナウドのこととか考えると、やっぱり無理はしないでほしいので。
グティの復活と入れ替わりで保健室に行ってしまったのが、ラス。MARCAによればバジャドリ戦で打撲を負ったとのことで、ASによれば問題箇所は膝だけど深刻なものではなく、ミラン戦には召集可能だろうとのこと。まだ1日余裕もあるし、深刻なものではないとのことで、とりあえず安心。



レペスカ
W杯最後の出場権をかけた、欧州のプレーオフの組み合わせが決まりました。マドリー公式には「4人のマドリディスタがプレーオフに」という記事も。ポルトガルのペペとクリスチアーノ・ロナウド、フランスのラスとベンゼマです。では、組み合わせ。

ポルトガル vs ボスニア・ヘルツェゴビナ
アイルランド vs フランス
ロシア vs スロヴェニア
ギリシャ vs ウクライナ

左に書いてある国が第1戦ホーム(11月14日)のようです。第2戦はひっくり返して11月18日。
フランスはまた骨のあるところと当たりましたね…いや、ここまで来たら、骨のないとこなんてないか。ちょうどこの時期にクリスチアーノ・ロナウドが負傷から回復するだろうと見込まれているのですが、マドリーは負傷明けで代表に行かせたくはないだろうけど、さすがにプレーオフでは止められないだろうなあ……。


マルセイユ、召集選手
マルセイユは水曜日のチューリッヒ戦はアウェイということで、既に召集選手が発表されています。全部で20名。

GK:マンダンダ、アンドラーデ
DF:ボナール、ボカリ、エインセ、エムボウ、タイウォ、イウトン
MF:ルーチョ、カボレ、シセ、シェルー、アブリエル、エムビア、ヴァルビュエナ、ベナルファ
FW:ニアン、ブランドン、モリエンテス、コネ


長いので、暇でロマンチストな方はどうぞ
ラウルが活躍したり、その一方でラウル・タムードが苦しい状況にいたり、だからこんな記事が出てきたのかなあ。soitu.esという情報サイト(?)から。ちょっと読みづらいところもあって勢いで日本語にした箇所もあり、そのあたりはご容赦を。

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フットボールにおける最後のロマンチストたち

フットボールにおける最後のロマンチストたち。彼らは、金のみに拠るのではなく、クラブのカラー、その選手がキャリアをスタートさせスパイクを架ける(引退する)ことになるだろうクラブへの愛に基調を置き、さらにそのプロフェッショナルの舞台を締めくくる際には、物理的ではないポジションを求め続けていく、そういった種類に分類されるフットボール選手たちだ。それにもかかわらず、この種の選手たちが数十年前には存在していたのに対し、ますます乏しくなってきている。現代のフットボールでは彼らは多くない。それは、金がこのスポーツの主人になっているからで、このことは毎シーズン証明されている。そうであっても、よく知られた欧州の各国リーグに目をやると、そのユニフォームを愛し、忠実なファンたちにとって決定的な要素である数少ない選手たちがいることが証明される。彼らは結局、夏や冬のマーケットで何百万ユーロかを浮かせてもいる。ただ、そう、そのクラブにおける彼らの生涯の休養は少なくはないのだが。
しかしこの選ばれた人たちは、感情、忠誠、エンブレムへの愛という、この生活で少しずつ減っていく重要性を放っている(この1文は訳がとても微妙)。特に、このスポーツで、新しい世代の人たちにこれらの価値を教え込む場合に。実際これが、彼らの多くが彼らの脚にあるフットボールの能力を示す前に金におぼれてしまうのを避けることになる。そしてこれらのフットボールのロマンチストたちは、欧州のあまり重要でない名前や国のチームにいるだけではない。ビッグクラブにも、この種の選手たちがいる。そして彼らは、しばしばエリートの道を切り開くことや古い名誉を取り戻そうとする野望に満ちた他のクラブが示す、経済的にもスポーツ面でも興味をそそるオファーをした拒否している。

マーケットから生き残る
ラウル(15シーズン)やグティ(14シーズン)は、レアル・マドリーにおける例だ。カシージャスも、マドリディスタとしての10年を満了したところで、同じ道に続いている。この道では、輝かしい同じユニフォームでそのスポーツキャリアを開始し終わることになるが、数ヶ月前には、ミチェル・サルガドが成功に満たされた経歴を後に、涙の中でファンたちに別れを告げた。チャビは11シーズン、プジョルはそれより1シーズン少なく、その後にはイニエスタとバルデスがカンプノウで7シーズンを過ごしており、彼らはバルセロナのリーダーになっている。この選手たちのロマンチシズムは、ある種の学校を作り出す。特にバルセロナのカンテラーノスの間では、その目はアスールグラナのユニフォームに注がれている。さらには、少数の例ではあるが、他の信頼の問題にも理由がある。バルデベバスでは、子供の頃からのクラブでスターになるという目的のために、エステバン・グラネロが給料を引き下げた。

バレンシアでは、アルベルダが11シーズンをメスタージャで過ごしている。デポルティーボのマヌエル・パブロは、リアソールで10シーズン。タムードは11シーズンに渡り、エスパニョールのカラーを守っている。マルコスは14シーズンに渡ってバジャドリーの冷たい土地にいる。他にもロマンチックな選手たちが、欧州の最もレベルの高いフットボール界に生きている。彼らのすべての中でも、ホセバ・エチェベリアのケースを強調したい。若くしてレアル・ソシエダとの愛の絆が断ち切られたにもかかわらず、エチェベリアは14シーズンに渡りアスレチック・ビルバオとの契約を続けてきた。少なからぬ情報では、今シーズンで彼は去るかどうかと考えられているようだが、エチェベリアは、彼がサン・マメスで見出し、学び、味わったあらゆることに対する感謝の行動として、すべての報酬を辞退している。

欧州では、フットボールのロマンチストたちは、気高い特質のフットボール選手として描かれる。最近の例では、疑いなくパオロ・マルディーニだ。先ごろACミランを引退したマルディーニは、欧州杯を5回獲得という素晴らしい経歴を残し(パコ・ヘントの6回に1つ足りないだけだ)、現代の大きなロマンチシズムを体現するメンバーだ。カルチョにおける他の例としては、アレッサンドロ・デル・ピエロで、ユヴェントスに1993年から所属している。アルゼンチンのハビエル・サネッティは、1995年にバンフィエルドからやってきて以来、インテルに所属している。ローマのトッティ(1992年から)も、唯一のクラブに所属する選手だ。プレミアリーグでは、ポール・スコールズ(1994年から)やライアン・ギグス(1990年から)のような例がある。このウェールズ人(ギグス)は、マンチェスター・ユナイテッドの歴史において模範となる人物だ。そうはいっても、クラブのカラーを愛する監督の特殊な例として、スコットランド人アレックス・ファーガソンがいる。この2人は、1998年からトップチームにいる下部組織出身のウェス・ブラウンの模範となる。リバプールでは多くの選手の出入りがあるにもかかわらず、ベニテスは2人の選手を、そのロッカールームでの特別な存在としている。キャラガーとジェラード、それぞれ1995年と1997年からの2人の下部組織出身選手だ。億万長者アブラモビッチのチェルシーでは、こうした例はより少ない。この場合はテリー、勇気ある下部組織出身のセントラルで、トップチームには1997年から所属する。同じく、トテナムではレドリー・キングが、1998年からキャリアを継続している。

作り出し、売る
より魅力度の劣るリーグ、フランスでは、1997年からジロンダン・ボルドーにいるラメや、1999年からリヨンにいるゴヴ、あまり知られていないがサンテティエンヌに1996年から所属するGKジャノといった選手たちがいる。この3人の例はスターを輸出するリーグのものだが、この夏にはベンゼマの身に起きたようなことがある。真珠は売られ、新しいタレントを作り出すために投資される。こうした選手たちはまた数年後の夏に移籍する。同様のことはスペイン、イタリア、イングランドだけでなく、欧州の他の国でも起こっていることだ。ドイツでのロマンチストのリストの筆頭は、引退したカーン(バイエルン・ミュンヘン)。他には1996年からヘルタ・ベルリンにいるGKのダルダリ、1998年からハノーファー96に所属するアメリカ人のチェルンドロ、1994年からアイントラハト・フランクフルトに所属し続けている下部組織出身のニコロフ、1998年からドルトムントに所属しているブラジル人のデデ、マインツ05のベテランGKディモ・ヴァッヒェがいる。

20シーズンに渡ってポルトに在籍したジョルジュ・コスタが別れを告げて以来、レイショエスのMFブルーノ・チナだけが、9シーズン以上に渡って同じカラーを守り続けている選手だ。ポルトガルも、他のリーグと同様に、輸出の国だ。作り、売る。多かれ少なかれ、同様のことがオランダのような他のリーグでも起きている。エールディビジでは、アルイェ・スフトがユトレヒトの、ロブ・ペンデルスがNACブレダのカラーを、それぞれ1999年から守り続ける。こうしたフットボール選手たちのすべてが、未だ存在している永遠の愛の模範となる。そしてそのハートは、金を圧倒し続けている。そう、確かに、これは簡単な問題ではないのだ。
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スペイン視点なので、他リーグのファンの方には「は?」というところもあるかもしれませんが…。何ていうか、こういうロマンチストというかセンチメンタルな思いは嫌いではないので、時にはこんな話も載せたいのです。