ちいさなおしゃべり

Shantia家のメインランド生活日記

Hapa Haole Hula Competition パーティ編

2011年09月02日 | Hula/Tahitian
大会終了後、ヒルトンホテルのレストランでパーティをすることになった。
最初はバーに集っていたんだけど、どんどん人数が増えていったので壁で仕切られている空間に案内された。
その空間でしばらく集っていると、ポートランドのハラウのクム達が合流。
このハラウとは去年のフェスティバルで知り合って以来すごく仲良くさせてもらっていて、今回もパーティにクムが呼んだのだ。
2ハラウが合流するとそのパーティ空間の最大収容人数を越えてしまい、レフアメンバーはそれぞれのドリンクを持ってバーに集うことに。

ちなみにドリンクの話をするとだね。
みんな普通にお酒を飲むらしくすらすら~と注文するんだけど、お酒を飲まないShantiaは普通のジュースかお水しか思いつかない。
でも親切なフラシスター達がいろいろ提案してくれて、最終的に注文したのが
『マンゴースラッシュ バージン』
(とかいう名前だった気がする)
で、Shantiaが美味しそうにこのバージンカクテル(なのか?!)を飲んでいるのを見てクプナクラスの教会員さんも同じ物を注文。
これで水ではない飲み物で楽しくパーティを楽しめた。

バーのテーブルにはレフア全員が座れたのでレフア全員そろって楽しめた。
しばらくするといろいろメイン会場から流れてきた料理が運ばれてきた。
クラブケーキ、ポケ、ステーキ、などなど。
最初はお腹が空いていたから喜んで食べ物をもらっていたけど、すぐにお腹いっぱいになってねぇ。
それでも料理が次々と運ばれてくるからウェイターに
「もうお腹いっぱい!むこうのメイン会場に持っていって!!」
と言うとウェイターは
「むこうはこっちに持っていけ、と言ってますが」
と言うではないか。
哀れだね、ウェイター。

レフアテーブルを担当してくれたウェイターにソースには何が入っているのかを聞くと
「…すみません、わかりません。
まだ僕働き始めて1ヶ月なんで。
こんなに忙しい日は初めてでちょっと動揺してます…」
だって。
確かに。
いきなりハワイアングループが50人くらいでやってきて、次々と注文してきたら驚くだろう。
こんな日は滅多にないと思われる。
哀れな新人ウェイターにチップを渡すため、別オーダーでフレンチフライを注文したレフア。

パーティが進んでいくと、突然メイン会場から歌声が聞こえてきた。
しかも素敵なとかきれいなという歌声ではなく、宴会で酔っ払った組がそろって歌うような感じ。
レフア達、何事かと様子を見に行くことにした。
メイン会場でクムが踊り、みんなが歌っていた。
普段あまりみないクムのフラを楽しんでみているうちにクムが踊り終わり席に戻った。
するとポートランドハラウのアンティーが

「これはフラタグ(鬼ごっこ)よ~。
踊った人は次に踊る人を指名してね~」

って。
これを聞いた途端、レフア組はバーに退散。
レフアテーブルでまた集っているとどんどん宴会モードがエスカレートしていっているメイン会場。
♪線路は続くよ、どこまでも♪をみんなで大合唱しているときは本当にどうしようかと思ったよ。

しばらくするとメイン会場からミュージシャンの1人がレフアテーブルに参加。
「あっちはうるさくってさぁ~」
と言ったかと思うと次から次に話し始め、その話し方がとにかくおもしろいからもうレフア達は大爆笑!!
誰かがバーテンダーさんに注文しようとすると
「Just a second」
と返ってきた。
するとこのミュージシャン、
「1!はい、終わりー」
って。
バーテンダーさん、苦笑してたねぇ。
バーテンダーさんやウェイターに普通にハワイ語を交ぜて話しかけて混乱させている様子も相当笑えた。
このミュージシャンがレフアテーブルに入ってからどうやらレフア組の笑い声の方がメイン会場より大きくなったらしく、途中で何人かが
「こっちうるさいわねー」
と冷やかしにきた。
お互い様だって。

そのうちもう1人のミュージシャンもレフアテーブルに参加。
この2人、LDSだってことは最初にあったときにウルがそう紹介してくれたから知っていたんだけど、実は片方のミュージシャンの息子を私が知っていると分かった途端、ぐっとお友達になったね。
彼の息子、BYUHで一緒だったんだよねぇ。
いやぁ、世間は狭いなって実感したわ。

しばらくフラ鬼ごっこから逃げていたレフア達だけど、途中でクムに呼ばれてしまいメイン会場へ移動することに。
レフア全員で♪Muliwai♪を踊ることになった。
もちろんアカペラ。
1&2番はいまいちはっきりしない歌だったのがいきなり3番でしっかりした歌になったのに驚いて宴会組を見てみるとポートランドのアンティーとウルがiPhoneで歌詞を引っ張り出してきて、それを見ながら歌っているではないか!
あぁ、正にカラオケ。
歌詞をもたれてしまったら私達が踊りこんでいない4番が歌われてしまう!!
ってことで、踊りながら
「いい、向こうより先に5番のカヘアをするからね!」
とレフア達に指示。
見事な団結力で立派な5番のカヘアをすると会場大爆笑!
てっきり宴会側が握っていたと思われていた主導権がレフアにしっかりとられた瞬間だったらしい。
カヘアは重要だもん。

ちなみにこのハワイアンによる大宴会、どうやら何度かチーフウェイターに注意されたらしんだけど、効き目はなかったと思われる。
このチーフウェイター、"規則に生きてます!!"っていうオーラが満ちていた人なんだけど、ハワイアンの集いに戦いを挑んだことは多分ないね。
最初はそうとうイライラ&カリカリしてた。
何言っても基本”我が道を行く”ハワイアンの集い。

「もうそろそろ閉店の時間ですが」
「後30分!!」
「…じゃあ30分だけですよ」

「30分経ちましたが」
「後30分って言ったじゃん!!」
「それは30分前の話では…」
「いいからあと30分!」

こうして結局2時間閉店時間を引き延ばしたからね。
大合唱の歌詞が"口うるさい"とか出てきたらすぐにチーフウェイターが呼ばれ、"Come Back To Me"とかいう歌詞だと
「どこなのっ、チーフウェイター?!」
と呼ばれ…。
最後はもう
「この集団相手にイライラしても無駄だから流れに任せよう」
って諦めてたね。
それがいいと思う。
メインランダーにハワイアン集団は取り扱えないって。
2時間延長した後に♪Hawaii Aloha♪で締めくくるときは一緒に輪に入って歌う努力までしていたよ。
レフア達は感動したね。

午前1時半にやっとお開きになったパーティ。
今回の大会でとってもお世話になったミュージシャンにお礼を言っていると、ウルがおもむろに

「君にはすっごく感謝してるよ。クムを支えてくれて本当にありがとう」

って。
まさかウルにそんなこと言われるとは思わなかった!!
がんばってアラカイやっててよかったなぁと思ったわ、うん。

ちなみに今回の大会でウルは見た目とってもおとなしそうで、行動や言動もすごく穏やかなのに実はすんごくおもしろい人なんだと発見。
穏やかさ&物静かさを保ったままおもしろいことをいい(リハーサルで実際体験した)、落ち着いたまま宴会で盛り上がれるとは…。
別の意味でも尊敬するわぁ。


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