ちいさなおしゃべり

Shantia家のメインランド生活日記

フラ大会1日目☆Kahiko

2012年08月06日 | Hula/Tahitian
土曜日はカヒコ(古典フラ)の大会。
カヒコにはクプナは出場しないので、この日はケイキオンリー。
ソロの2人がまず先で、その後グループの番。
プログラム5番目が我がハラウのカイカマヒネ(少女)ソリストであるマリアの番。
グループの集合時間にはまだ時間があったので、会場でマリアを応援すべく準備しているとクムから電話。

「3番が始まるまでにはバックステージにいたいから進行具合を連絡して」

とのこと。
そうよね、テレビ番組みたいに出番前に呼びに来てくれる人なんていないもんね。


10時開始予定の大会、相変わらずハワイアンタイムで10分ほど遅れて開始。
始まったからといってすぐにステージで誰かが踊るわけではなく、観客のマナーの確認や審査員の紹介などが続く。
ようやく司会者が

「じゃあ早速最初のフラです!!」

と勢いよく言ってステージに最初のグループが登場したので会場外に行きクムに連絡。
任務を終えて再び中に戻り、落ち着いてプログラムを見てみると最初のフラは『Opening Hula』であって、審査対象外だった。
つまり0番目と同じだね。
0番目が終わり本当の1番目が始まるときにマリアのママとグランマがやってきて

「マリアとクムはステージ裏にいるわ」

と教えてくれた。
…待ち時間、長そうです。


ようやくマリアの番になってチャンター席にクム登場。



司会者がハラウの紹介をしてクムがまずチャントを唱える。
.
.
.
マリアどこっ?!
クムがチャントを唱え終わる頃にはステージ横にいるはずだろうマリアがいない。

「まさかマリア、バックステージに1人残されたのか?!」

みんながそう思っただろう。
ちょっとタイミングを逃したもののマリアは無事に出てきてくれた。
ふぅ。


他のソリスト達より年下のマリアのチャントの声はちょっと小さかったけど、フラは上出来。
重いティーリーフスカートを見事に動かして踊ってました。
更にクムの力強いチャントが迫力を増してくれてねぇ。
マリアが踊り終わって退場するとき、審査員であるクム・マークホオマルは立ちあがってマリアに拍手を送っていた。
そして司会者達は

「これこそ子供達を通してフラを次世代に繋ぐ最高の模範ですね!!」

と絶賛。


マリアのソロが終わったらケイキちゃん達の集合時間が近かったので衣装などを持って控え室へ。
女の子達はヘアスタイリストであるケイキママによってみんなお揃いの超アップスタイルに変身。
女の子達が髪の毛を整えている横で他のママ達はレイをとめる針金作り。
ベッタベタのフラワーテープと悪戦苦闘しながら針金を巻く。
その横でアシュランド支校のアラカイであるレイラニがパラパライのレイを各ダンサーのサイズに合わせて切って並べる。
切られたパラパライにShantiaが針金を取り付ける。
大会の準備は大掛かりですな。


女の子達の準備で大忙しの横で男の子達は2人のアンクル達の助けを得て黙々と準備を進めていた。
すると急にクムに呼ばれたShantia。
言ってみると

「なんでマイキーのクペエ(手首&足首につけるレイ)はブラッシングされてないんだ?
他の4人と揃ってないじゃないか」

と注意された。
そんなはずないのに、と思って見比べてみると確かに揃ってない。
他の4人のクペエのラフィアは細いのにマイキーのはまだ太さが残ってる。
ハラウで他のダンサーのクペエを見たときはマイキーのと同じくらいだったから、

「あ、これくらいでいいのね」

と思ったのに。
アラカイなのにクムの機嫌を少し損ねてしまったShantia。
いけませんね。
男の子達を手伝っているアンクルが急いでブラッシングしてくれて、少しはマシになった。
これ、後になって知ったんだけど、他の4人のクペエは前夜の夜中に母2人がプールサイドで集ってブラッシングをしたんだそうだ。
一言言ってくれてもよくない?
5人中4人の分だけブラッシングしたら残りの1人が揃わないのは当然じゃない??
大会なんだから全員同じじゃないといけないのにさ。
これを知ったとき、さすがにちょっと裏切られたような気持ちになりましたよ。


集合時間は女の子達の方が先だったけど、出番は男の子達が先。
素早く準備完了した男の子達はクムと共にステージへ。



控え室ではアラカイ2人と数人の母達が女の子の準備を慌しく続けていた。
クペエを手首&足首につけるのはアラカイの仕事。
踊っている最中に落ちないようにきつめにつけるんだけど、パラパライの長さがちょっと短いと苦労してねぇ。
そうしているうちに男の子達は出番を終えて戻ってきた。
後は女の子達だけ!
マイレレイをかける係、レイポオ(頭に乗せるレイ)をサイズを合わせて仕上げる係(Shantiaこれ)、レイポオを頭にピンで留める係、クビ用のパラパライレイをつけて後ろで留める係、に分かれてどんどんダンサー達を仕上げていく。
担当と違うものをしようもんならクムにすぐに注意されますよ。


ダンサー達の準備が整って廊下に並び、出演者が使うエレベーター(従業員専用)前にクム、ダンサー12人、そしてShantiaが待機。
他のママ達は観客席から見るために1階へ。
するとクムが

「あ、レイ忘れた。
Shantia、僕のレイを控え室から持ってきて」

と指示。
今、控え室鍵閉めたばっかりです。
鍵はケイキママの1人が持っています。
Shantia、猛ダッシュ!!
階段で1階に降りて会場に入り、鍵の持ち主を探す。
何とか見つけ出して鍵をもらい、控え室に戻ってレイをつかんで従業員用のエレベーターにダッシュで戻る。
無事にクムにレイを届けることが出来ましたけどね、無駄に疲れましたよ。


バックステージ=ホテルの厨房で待機しているとき、急に最年少ダンサーのソフィアが泣き出した。
右目が痛いんだそうだ。
見てみたけど何も見えるものは目に入ってない。
最初は

「いたぁい~」

と泣いていたのにそのうち

「ママァ~」

となり、アラカイShantia泣き止ませるのに必死。
多分メイクが流れて目に入ったんだろうけど…。
ソフィアが泣き止まなくても出番は近づいてくる。
ステージ横に並んでもまだソフィアは目が痛い、ママがいい、と泣き続けていた。
気付くと次のハラウのクムがソフィアをなだめていた。
同じ慰めの言葉でも全くの赤の他人が言うと、なぜか効果がありますな。
ステージに出る直前で泣き止んでくれた。


ケイキちゃん、初の大会のステージ。
チャントを唱えながら入場し、クムのイプヘケの合図で正面に向いてカヘア。
直後に踊りだすと観客から大きな声援が。
その途端、我が娘ティアの顔が輝くような笑顔になりまして。
声援が相当嬉しかったらしいんだけどステージ袖から見ていた母は苦笑した。

「ティア、笑顔が大きすぎ。
カヒコなんだからもう少し控えめで」

と思っちゃった。


ケイキちゃん初の大会ステージを一部始終見届けたかったんだけど、アラカイとしての役目を忘れるわけにはいかない。
ケイキちゃん達がステージで踊っている間にバックステージを通って反対側に移動し、退場する側のステージ袖でスタンバイ。
ステージを降りた後にケイキちゃん達がスムーズに会場から退場出来るように誘導するのです。
だからステージの最後の方も見れた。
真ん中だけ見れなかったってことですね。


無事に初の大会ステージを終えた後は外に出て記念撮影。
Shantiaは控え室にカメラを忘れたので、他のママ達が写真を撮っている間にクムと控え室へ。
控え室についてカメラを取り1階に戻ろうとすると、クムがレイをはずしているのに気付いた。

「クムも写真に入らないと」

と言うと

「僕が?! 僕が写真に入る必要あるの?」

って。

「…だってクムフラでしょう?」

と答えたShantia。
初の大会ステージ後の集合写真に指導者であるクムが入らないっていうのはどうなの?!
Shantiaの説得を聞いてくれてかどうかは知らないけど、一緒に外に戻ってくれたクム。
記念ですもの、一緒じゃないとねぇ。




写真タイムが終わって控え室で着替え&片付けをしているとかかさま登場。

「もぉ、予定より早く進んだのね。
ちょっと外に出て戻ったらもう終わってるんだもん。
シャーちゃん達、見れなかったわ。
あ、でもマイキーはちゃんと見たのよ」

だって。
アウアナはしっかり見てあげてくださいね。
こうして1日目が終了。

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