ちいさなおしゃべり

Shantia家のメインランド生活日記

Kekoa誕生☆出産まで

2012年06月13日 | Family
3回目の計画誘発。
病院に午前6時に行かなきゃいけないので5時半に家を出た。
今回利用したのは

『Mckenzie Willamette Medical Center』

病院を変えた理由は単純。
単に他の病院も経験してみたかったから。
キリの時に利用した『River Bend』はリゾートのような豪華さと美味しいタピオカプリンが魅力だったけど、私を担当してくれた看護婦さんはいまいちだったんだよね。
『Mckenzie Willamette』を利用した人はみんな揃って

「スタッフの質がすごくいい!」

と絶賛していたので、ぜひともその上質なスタッフのお世話になってみたい、と思いまして。


病院自体を見つけるのは簡単だったけど、どの駐車場に停めればいいのか、どの建物に行けばいいのかは全く分からなかった...。
とりあえず誰がどう見ても開いている救急受付で質問。
どこが正面入り口なのか分からないっていうのも珍しいわねぇ。


4階のマタニティ病棟に行くと用意されていた部屋に案内された。
ここはLDR式なので、この部屋で退院まで過ごすことになる。
すぐに担当の看護婦さんハイディがやってきた。
彼女、おしゃべり好きだけど話しながらも仕事を手際よくテキパキをこなせるかなりプロ級な看護婦さんだった。
IVを入れるときもスムーズだったし(=人の腕を血まみれにしなかった)、妊婦&その家族のニーズにささっと応えてくれた。
この時点で既にスタッフの質の高さを実感したShantia夫婦。


予定では7時に誘発剤を始めるはずだったんだけど事がスムーズに進んだので、ちょっと早めの6時35分に誘発剤投与が始まった。
それでも最初は少量。
30分ほどしてあまり陣痛に変化がなかったので、量を少し増やして様子を見ることに。
陣痛だけは毎回出血大サービスなので、すぐに3~4分おきの陣痛が来るように。
ハイディも陣痛モニター記録を見て

「いい山型の陣痛ね!間隔もいいし!順調、順調!!」

と褒めて(?!)くれた。


7時半ごろ最初の子宮口チェック。
相変わらず3cm。
Baby Positionは-2cm。
薄さは75%ダウン。
...月曜日も3cmだったよね?
開いてないねぇ。
Babyの位置、まだ高いし。
長引くのは嫌だなぁ。


本当なら歩き回った方が進行が早いんだけど、朝が早かったのでとにかく眠くてねぇ。
ジョセフ君とハイディが話している横で睡魔に襲われる妊婦。
半分寝に落ちながら

「こんな状態で後々の痛みに耐えられるのか?!」

とちょっと不安だった。


9時ちょっと過ぎにドクター登場。
陣痛の様子を少し見てから

「今から帝王切開の手術に行って来るから、それが終わったら人工破膜しましょうね」

と言って退室。
帝王切開が予定より遅く始まったらしく、実際にドクターが戻ってきたのが11時ごろだった。
このとき陣痛間隔は2分おき、でも痛みはまだ平気。
子宮口をチェックすると4cm。
ドクターとハイディ揃って、

「どうする?破膜、今する?」

と聞いてきた。
Shantiaの答えは

「いや、5cmになってからにしてください」

えぇ、臆病ですからね!
破水後は痛みが増すって知ってますから!
ドクターは

「破水したら早く進むと思うけどね。
じゃあ30分くらいしたらもう1回チェックするわね。
それから座った状態の方が進行が早いから眠いだろうけど座ってね」

と言って退室して行った。
動きが機敏なハイディがすぐにバウンシングボールを持ってきて、その上に座るように指示。
ボールにまたがって陣痛を促しながら、ジョセフ君にお嬢さん達に何か食べるものを与えるように頼む妻。
この時点では余裕があるけど、破水したら絶対にジョセフ君をどこにも行かせないからね。


ジョセフ君とお嬢さん達が出掛けて約15分後、ドクター達が戻ってきた。
お約束通り、子宮口チェックをするドクター。

「うん、いい感じ!準備OK!」

とだけ言って破膜の準備をし始めた。
Shantia内心、

「ほんと?ほんとに5cmになってるの?」

と疑いまくり。
疑っても破水しないと先には進まないことは分かっているので大人しく破膜してもらったけどね。
破水後、ベッドがイスのような状態に変えられて更に座るように指示された。
そしてハイディも退室。
時:11時40分。
Shantia1人が部屋に残され、緊張はMAXに。
破水したから痛みは増すだけで、しかもどんな速さで事が進むか分からないのにジョセフ君が部屋にいない。
そんなこと、あっていいと思うのか?!
人の心配を無視して陣痛は2分おきにやってくる。
しかも痛い。
とりあえず陣痛が来たら深呼吸をしながら手はフラを踊ることに。
なぜか選ばれた曲はウルが歌う♪I Aloha Ia No o Kanaio♪
1回の陣痛の長さが1番を1回踊るのと同じだと気付くのに時間はかからなかった。
3番を踊り終えるころにハイディが戻ってきた。

「どう?大丈夫??」

と聞いてきたので

「痛い...」

と訴えると

「じゃあ、点滴に入れる痛み止めを持ってくるわね。
そういや、あなたの旦那さんまだ戻ってこないの?
下に行って呼んできてあげるわ」

と言いながら退室。
また1人取り残されたShantiaは

「いや、できればここにいて。
誰か頼りになる大人が部屋にいて欲しい

と切に願った。
運よくこの直後にジョセフ君たちが戻ってきたので、実際は救われたんですけどね。


予想以上に遅く戻ってきたジョセフ君は妻に半分責められながら妻の横に付きっ切りになった。
他の事やったら妻が許しません。
左手は妻が握りつぶすに任せ、右手は妻の頭に置いて妻の精神状態をなだめるのに役立てる。
お嬢さん達は大人しくベンチに座るのみ。


12時にハイディが子宮口チェック。
子宮口:6~7cm
薄さ:100%
Baby Position:0cm

「20分で1~2cm開いたから、12時20分までに8cm、12時40分までに9cm。
...1時前後がゴールか?!」

と必死で痛みの終わりを見ようとするShantia。
でもポジションOcmって?!
しっかり降りて来たね?


ハイディがベッドを分娩台に変え、ベビーウォーマーを付け、後産の準備も始めて部屋は明らかに"もうすぐ生まれます"状態に。
痛みもぐんぐん増してくる。
12時10分過ぎ、一応経産婦であるShantiaはお手洗いに行きたい感=いきみたい感を覚えた。

「もう準備OKかも...。
でも早く痛みから抜け出したいという気の迷いかも知れない...」

と寝言のような訴えを気弱く発してみるとドクターが

「じゃあ次の陣痛が来たらいきんでいいからね」

とあっさりいきみの許可を出した。
...子宮口調べなくていいのか?


戸惑いながらも陣痛が来たのでいきむことに。
2回目の陣痛の2回目のいきみで頭が出て、3回目のいきみでするっとケコア誕生
時:12時18分。
母の第一声は

「この子は引っ掛からなかった!」

でした。
すんなり出て来てくれて本当に嬉しいわ。


破水から約40分、ケコア誕生です。
やっぱり破水すると進行が早くなるわよね。
でも痛みも増すからねぇ。
あの時30分待って正解だと未だに思ってるShantiaです。


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