ちいさなおしゃべり

Shantia家のメインランド生活日記

Kekoa誕生☆病院でのKekoa

2012年06月13日 | Family
外の世界に出てきてからケコアはすぐに母の上に置かれた。
看護婦さんがケコアを母に置こうとするほんの1~2秒に見た母の率直な感想は

「...この子、紫?!」

だった。
母の上で戸惑いながら泣くケコアを見てジョセフ君も

「普通赤ちゃんって血で赤いか皮脂で白いかだよね?
でもこの子、紫だね」

って。
やっぱり紫だったか。
ハイディが言うには

「出てくるのがあまりにも早かったからプレッシャーのせいでちょっとあざが多いわね。
顔にも青アザが結構あるけどしばらくすると消えるから心配しないで」

とのこと。
出てくるスピードじゃマイキーの方が破水から5分と超短で上だけどね。


上5人は産まれた直後は母の上に置かれても数分で看護婦さんがベビーウォーマーに連れて行って、サイズを測ったりきれいに洗ったりしてもらったんだけど、ケコアは違う。
生後最初の1時間をずっと母の上で過ごした。
もちろんおむつはなし。
生後5分ほどで授乳開始(といっても出ないんだけど)。
途中で左右を変えただけでずっと授乳。
これがこの病院の方針らしい。

「出なくてもいい。
赤ちゃんが寝てしまってもいい。
とにかく最初の1時間は母とのスキンシップが全て」

そんな感じ。


1時間まったりと母の上で過ごしてから、ようやく基本処置。
(ちなみに肺や鼻、口などに羊水が多く入っている場合は最初にちゃんと取ってくれる)
ベビーウォーマーに乗せられて拭き取れる分の血や皮脂を取ってもらっていた。
でもやっぱりおむつなし。
体重、身長、頭囲、胸囲を測ってもらい、ハイディがお風呂できれいに洗ってくれた。
これらが終わってようやく初おむつ
産まれてから2時間くらい経っていたと思う。
記念すべき初のおむつをつけたのはジョセフ君
ついでに言うと、入院中母は一度もおむつを替えなかった。
全部ジョセフ君。
役割は分担しないとねぇ。


ベビーウォーマーの上では何度か大泣きしていたけど、服を着せてもらってブランケットできっちり包んでもらったらしっかり寝に落ちたケコア。
どれくらい寝たかというと父と母が心配するくらい。
午後8時になっても寝続けるケコア。
夜担当の看護婦さんスーザンに母の不安を訴えると

「この子も今日は大変な一日だったからねぇ。
でも後1時間しても起きなかったらどうにかして授乳してもらうわね」

と言ってきた。
そして午後9時。
やっぱり寝ているケコア。
無理矢理起こして授乳しようとするけど、全く興味なし。
吸てつ反射がないのか?!と本気で疑った。
スーザンと2人掛りでどうにか飲ませようとするけど、まずあまり口を開けない。
やっと開けて吸い付いたかと思っても3回ほど吸ってまた寝る。
横からグルコース水をスポイドで注入したりといろんな手を使ってみたけどあまり効果なし。


でもなぜか午前12時を過ぎたころから泣くように。
生後2時間後から今まで寝続けて、親が寝る時間になると泣く。
新生児ちゃんのお世話ってこんなもんよね。
抱っこしておっぱいをあげようとすると安心するのか数回吸って寝に落ちる。
寝たかな、と思ってケコアのベッドに置くと10分後にはぐずる、の繰り返し。
Shantiaは産後で思うようには動けなかったからケコアをベッドから取り出したりベッドに戻すのはジョセフ君の仕事だった。
これが夜中3時くらいまで続いたね。
おかげで初日から夫婦そろって寝不足の洗礼を受けた。


翌朝(土曜日)、再びひたすら眠り続けるケコア。
目を開けた写真が撮りたいのに全然チャンスがやってこない。
目を開けるかと思っても、片目を細く開けるだけだったりととにかく寝るほうが先。


この日、何かが吸いたくてぐするけどおっぱいをあげると数秒で寝てしまう、の繰り返しだったとき、ビンキーをあげてみることにした。
するとまぁ上手に吸ってくれてねぇ!!
シャーちゃんはかろうじてビンキーを数週間使ったけど、残り4人は口に入れて吸い出してもすぐにビンキーが飛び出して全く使えなかったのに...。
ある意味、初めてビンキーが活躍できる新生児を授かったような気がする。
ついでにケコアは抱っこさえされていれば幸せ、という気もする。
別に注意を払わなくても平気らしい、抱っこさえされていれば。


この夜も相変わらずぐずったけど、前夜ほどではなかったかな?
おっぱいに少しは吸い付けるようになっていたし、抱っこ&ビンキーという逃げ道も発見したのでね。
ついでに母が少し動けるようになったからジョセフ君の助けなしてもケコアをベッドから取り出せるようになった。
それでも2時くらいまでちょっとぐずり続けていたケコア。
ちょうどそれくらいに看護婦さんが黄疸チェックのためにケコアを迎えに来た。
黄疸チェックと血液検査が終わって戻ってきたケコアはブランケットにしっかり包まれて、再び微動だにせず眠っていた。
これにはビックリ。
母も眠れたから助かったんだけど、逆に少し心配になるくらい寝てくれた。
看護婦さん、どんな魔法を使ったんだろう?


翌日(日曜日)はぐずればおっぱいをあげてみて、それでもぐずるならビンキーというシステムを勝手に導入してみた。
母乳の製造はまだ完璧じゃないから産まれてからケコアはほとんど何も飲んでいない状態に近かった。
心配になったジョセフ君とShantiaは看護婦さんに

「母乳がまだ全然でないからミルクを少しあげたほうがいい?」

と聞いてみたんだけど、これまたこの病院の方針で母乳育児希望なら初めから完全に母乳オンリーで育てた方がいいからミルクはなし、という答え。
上5人は生後1週間後からは完全母乳だったけど、最初は混合だったんだよね。
ケコアは初めてミルクを知らずに退院することになった。
っていうか、3日間ほどんど何も飲まないで平気なのかねぇ?
心配になるよね??


退院許可が出て、初めてのドライブに備えて着替えるケコア。
着替えさせるのはもちろんジョセフ君。
生後48時間で退院です。


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1 Comments

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Unknown (Hachi-mama)
2012-06-14 15:42:50
 おめでとう~。ケコアって珍しいというかもちろん日本じゃ聞かない名前だけどとってもかわいい~。ジョセフ君も6人目ともなるとオムツ替えもばっちりだしお姉さん、お兄さんたちが面倒みてくれるだろうし楽に子育てできそうだね~。
なんにしてもご苦労様でした!!
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