中級クラス

今週からハラウに中級クラスが新設された。
いままでなかったほうが疑問なんだがね。

2週間前、クムにこのところ思っていた疑問を投げかけてみた。
「レフア(上級)クラスの目標は何なの??」
と。
フラの大会に行くのはいいが、どのレベルを目指すのか。
まだ基本がなってないダンサーを次々初級からあげるのはいいけど上級ダンサーはいつ前に進めるんだ、と。
もちろん他のダンサー達がもっと学べるように喜んで手伝うけど、上級ダンサーだって学びたいことはいろいろある。
基本がなってないのにファンシーな動きをしようとしたって無理がある。
技術の未熟さをファンシーさでカバーするのは嫌だ。

クムは
「中級クラスが必要なんだよねぇ」
って。
Shantiaは
「今のレフアを中級クラスに変えて真の上級クラスを作ったほうがいいんじゃない？」
と提案。
誰だって下に下げられるよりは上に上げられたほうが気分がいいもんね。
でもクムは中級クラスを作ることにした。

先週のクプナクラスの前、
「Shantia、元気？
ちょっと外来て」
と正に呼び出しをくらったShantia。
「…何かしたっけ？」
とはらはらしながら寒い外に出ると
「火曜日の5時はいつも何してる？」
って。
「ご飯食べてる」
と答えると、
「中級クラスを新設するから受け持って欲しい」
とのこと。
「いつもは一緒に踊ってあんまり他のダンサーをしっかり見れないから、いい機会かもねぇ」
と答えると
「違う、見るんじゃない。君が教えるの。
中級クラスはShantiaのクラスだから」
って。
…えっ?!

そして翌日のレフアクラスでみんなに報告をしたクム。
「来週から中級クラスを始めるから。
このクラスのアラカイ兼クムはShantia。
参加すべきダンサーにはもう個人的に話したけど、このクラスの目的はとにかく早く上級者に追いつくことだ。
基礎がなってないダンサーが足を引っ張っていて上級者が先に進めない！
だから出来るだけ早くしっかりとした基礎を築いてもらいたい。
僕は優しすぎるからこのクラスを教えるのには向かないんだ…」
って。
そんな、私は優しくないみたいな言い方して。
「でも僕もクラスには来るから」
って言うから思わず
「…優しくするために？」
とつぶやくとフラシスター達に笑われた。

そして今週。
記念すべき(?!)中級クラスの第1回目。
何人来るのかなんて全然知らないままスタート。
とりあえず基本ステップに重点を置き、１つのステップを延々とやる。
一緒にステップしながら注意する点をベラベラ話していると息上がるわ。
ステップはクムにイプヘケを叩いてもらったので、腕の基本はアウアナを誰かに歌ってもらおう(CDを使うという意味)と思っていたのになぜかCDプレーヤーが動かず。
たまに動かなくなるのよね。
みんな機械に弱くてどうにか直せた状態が音量MAXでなんとなく聞こえる程度まで。
あぁ、使えない…。

腕の基本の後、ロールを練習をしようと思ったらみなさん足の間に座ることが苦痛の様子。
ってことでプラン変更。

っていうかね1時間15分って長いのねー。
私としてはひたすらベーシックをやってもらっても構わないんだけど、初日から
「このクラス、ベーシックばっかりで暇」
と思われたら嫌だしねぇ。
次回はもうちょっと時間を上手に使えるといいんだけど。

上級クラスが始まる前にクムが
「クラスどうだった？」
と聞いてきた。
クム、そこにいたじゃん。
「時間配分が難しい。踊るのと教えるのは違う」
と言うと、
「君はソフトすぎる。もっとビシビシと！」
って。
「でも来週も来て欲しいからね。初日からプーイリ(竹の楽器)で鍛えたらみんな来なくなっちゃう」
と言うと、なぜか大笑いされた。

…来週はどうなるやら。