ちいさなおしゃべり

Shantia家のメインランド生活日記

Umpqua Hula & Art Festival ハラウステージ編

2010年08月25日 | Hula/Tahitian
フェスティバルのメインはもちろんエンターテイメント。
主催者側の我がハラウも踊った。
土曜日のステージは午後6時15分から。
でも予定通りに事が進むなんて滅多にない。
実際我がハラウのステージが始まったのは6時45分。
30分遅れ
ただでさえ毎回のショーが予定より長くなるハラウが30分遅れでスタート。
この事実にステージ進行チーフのマギーはもうハラハラ。
だって私達の後はスペシャルゲスト#2の『Makaha Sons』だからね。
待たせるわけにはいかないでしょう。

クムが用意した曲は全部で12曲。
どうするんだろう、と多くのダンサーが思いながらもとりあえず次の曲、次の曲へと衣装を着替えスタンバイ。
そこへニュースが舞い込んできた。
「レフアクラスの"Waikaloa"で終わりだって!!」
つまり残り5曲は踊らない、と。
一同、一安心。

"Waikaloa"の衣装を着てステージ裏でスタンバイしていた時、ある異変に気付いたレフア達。
会場が恐ろしく静かだ…
クプナ達が踊っているはずなのに音楽が聞こえてこない。
何があったんだ…。
そこへステージボランティア登場。
事態を説明してくれた。

クムの声がでなくなったらしい。
話なんかは出来るけど1~2曲前から歌声が出にくくなったとか。
ワシントン州から来ていたアンティ・マヌに歌の代理を頼んで1つ前の曲はアンティに歌ってもらったらしい。
でもクプナの曲はそうはいかない。
なんせクムが今年作詞作曲したんだもん。
ワシントン在住のアンティが歌詞やメロディを知っているはずがない。
クムは慌ててダンサー達の中へいき歌うように命じたらしいが、突然観客前で歌うように命じられて立派に歌えるわけもなく。
よって恐ろしいくらいの静寂に包まれた、と。

おぉぉぉ
私達の"Waikaloa"は有名曲だからアンティがしっかり歌ってくれたけど、あの静寂は怖い。


日曜日のハラウステージは午前11時からだった。
前日に踊れなかった曲優先、且つ、オープニングのカヒコの後は各クラスがアウアナ1曲を踊るプログラム変更。
そして最後に女性陣全員での"Mauna Loa"
アウアナの曲数が3曲から1曲+フィナーレに変更になったレフア達は小さく喜んだ。

前日に歌声に障害が出たクムはこの日、初めからアンティ・マヌに歌を頼んでいた。
クムはカヒコ専門にまわって。

土曜日も天気は良かったけど、日曜の朝はきれいな青空が広がっていて、でも空気はまだ涼しくて、で非常に踊りやすかった。
踊っていて気持ちいい

ハラウステージフィナーレの"Mauna Loa"はフラダンサーにはおなじみの超Kolohe=Naughty Song。
クムがステージオープニングの前に
「最後の曲はKolohe Songだし、それぞれの衣装でいいから」
と言っていた。
レフアクラスは何人かが最後に踊った曲の衣装のままで、何人かは次のゲストミュージシャンと踊る曲の衣装に着替えて、と2通り。
そんなレフアクラスがステージ裏に行くと、既にスタンバイしていたクプナ達に圧倒された。

みなさん、衣装がオリジナルすぎる

衣装の一つだった赤のAラインスカートをチューブトップのように着て、同じく衣装の一つだった黒のベルトを巻いてマオリのようになっているクプナ数名。
私服のTシャツにパレオを巻いて超カジュアルなクプナ数名。
赤Aラインスカートとセットで着ていた黄色のブラウスに普段着のパンツを組み合わせているクプナ数名。
アイリーンに至っては黄色のブラウスだけ、という過激な格好だった。
一応ブラウスは膝上丈だからショートワンピースとも言えるだろうけどね…。
クプナクラスでアラカイを務めるShantiaは数名のクプナ達に

「アイリーンがあの格好で踊る許可がいるんだけど、Shantiaどう思う?
許可くれる??」

って聞かれた。

並び方も何も決めないままみんなでワイワイとステージに適当に並び、クムが観客に曲の説明をしているのを聞いて笑い、非常に楽しく全員で"Mauna Loa"を踊ってきた。
踊っている最中でもしゃべるからね。
もちろんみんな笑顔、笑顔。
こういうのが出来るステージは楽しいねっ!!

最後にまとめて写真集



両日ともオープニングはカヒコ。
カヒコなしのクムのステージはありえない。
この衣装は今回初。
パウスカートはクムが一枚一枚染めてデザインをプリント。
それにダンサー達がロープを通した。
このロープを通す作業が非常に大変だった!!
16枚のパウを終わらせるのにダンサー10人以上が4時間以上がんばったね!!

4ヤード近くあるぺラン生地に5段のロープ。
1枚のスカートに4~6人のダンサーが作業をする。
通すのも大変だけど、一番大変なのはそのあと各ダンサーのウエストサイズまでスカートを縮める作業。
硬いぺラン生地は簡単には中央に寄ってくれない。
数人かかりでやってもあまり作業は進まなかった。
だけど!!
メキシコ人ダンサー・バニースがなぜが一気に、すごいパワーでスカート縮められることが判明!
バニースの後ろ側のロープを1人が持ち、彼女の前側のロープを3人でしっかりと握りしめ、バニース対3人の綱引き。
3人は相当ふんばらないとバニースに負けてしまう。
スカート作成作業二日目、まだ人手が少なかったときにShantiaは1人でバニースと綱引きをすることになった。
しっかりと重心を下において構えたつもりだったのに、バニースに完敗。
見事に肩から転がり引きずられ、みんなで爆笑。
その後からShantiaはバニースの後ろでロープを持つ係になった。
これほど大変だったスカート作成、バニースがいなかったら多分まだ終わってないと思う。



クプナクラス。
"Mauna Loa"用に大いにアレンジされた衣装の原型がこれ。



レフアクラス。
"Haleakala Hula"



"Mauna Loa"スタンバイ中。



"Mauna Loa"で最もKoloheな箇所。
Naughty, naughty!!

Umpqua Hula & Art Festival ブース編

2010年08月25日 | Hula/Tahitian
フェスティバルには食べ物やクラフトなどのブースが全部で約50ほどあった。
その中には衣装などの資金集めを目的として我がハラウのブース、我がレフアクラスのブースも。

ハラウブースでは高い物はイプヘケ、タヒチアンドラム、手頃な物でハワイアン生地が入ったハンドタオル、ハワイアン柄のお買い物バッグ、貝を使ったジュエリーなどなどを売っていた。
ハラウブースの端っこではクプナクラスのモナがせっせとハクを編んでいた。



地元の植物を使っての生花のハク
アジサイやミニバラが使ってあってすごく素敵なの。
ハク好きShantiaは生花のハクを見たら買わずにはいられない



こんな素敵な手作りハクをモナは最初5ドルで売っていたらしい。
でも需要が増えてきたので10ドルに値上げ。
更に数名から
「ハワイじゃこれ20ドルするよ」
と言われたらしく、最終的に20ドルへ値上げ。

ちなみにモナはハクを作ってみたい人にはその場でワークショップをオープン。
どこまで気前がいいのだろう。

レフアブースではハワイから空輸した生花のレイと冷えたボトル入り水を売ることにした。
手間がかからず、でもちゃんと売れそうで資金が集められそうなものってことで。
レイはtuberose、tuberose×イリマ、tuberose×ラン、そしてプルメリア
レフアブースの前は花の香りで満たされて、それだけでお客さんが寄って来た。



レフアクラスはブースで売るだけじゃなくて、歩き回って売るということもした。
レイは手に持って、水はタイヤ付きクーラーにたっぷりの氷と一緒に入れて引っ張って。
この売り歩きを子供たちがやりたい、と言い出した。
レフアクラスメンバーは途中ステージがあるので、家族の助けは必須。
気付くと、パティの息子(16)がクーラーを引っ張って子供達の水売りをサポートしてくれていた。
アレックスなんてクーラーに座ってるし!!



これをステージ裏の着替えテント横から母が目撃。
「ひゃあ~、アレックスかわいい~
と親ばか発揮。
そこに水売り隊がやってきた。
「アレックス~
と声をかけるとクーラーに座ったまま
「Water」
と言ったアレックス。
「お水売ってるの??」
と聞くと、人差し指を立てて
「one dollar
って。
あんなかわいいセールスは初めて見た。
母、あまりのかわいさにノックアウト寸前
この日、子供達は相当な量の水を売ったらしい。
すごいっ!!

他のブースはといえば、ジュエリーやTシャツ、ウクレレやミラーフレームなど目を惹くものがいっぱい。
特にロミロミマッサージのブースには惹かれた…。
料金は"donation"で、時間は好きなだけやってくれるらしい。
かなりの人が予約を入れていたな。

食べ物ブースも数は少ないものの充実していた。
クプナダンサーのアイリーン一族が営む『ハワイアンプレートランチ』、これが一番人気だった。
ご飯、マックポテトサラダ、お肉が入って値段は6~8ドル。
お肉のチョイスはカルビ、ポーク&キャベツ、カルアピッグ。
途中、ブースの電気が飛んでご飯が炊けなくなったんだけど、その間はご飯の代わりにパイナップル半個がついて値段は半額
破格でしょう。
1日目はこの半値で2つプレートを購入。
2日目は隣のブースでアイスクリームを買っていると、一族の1人がテントから出てきて
「ランチ食べた?
ポーク食べない??」
と聞き、山盛りプレートを用意してくれた。
料金を払おうとすると、いらないっていうじゃあないですか!
Shantia、ハラウの皆様&その家族に非常に甘やかされております。
ポーク好きな子供達は大喜びで食べていた。

他にはShave Iceやアメリカンドッグ、メキシカンプレート、BBQサンドイッチ、などなど。
あ、地元のアイスクリームも売っていた。
1パイントで$2.50。
これもかなり安い。
ジョセフ君が一番好きなフレーバーがあったらしく、嬉しそうにカップごと食べていたのが印象的だった。

こういうフェスティバルではお店も重要だよね。