ちいさなおしゃべり

Shantia家のメインランド生活日記

シェラトンワイキキでフラ その1

2007年03月26日 | Hula/Tahitian
土曜日はシェラトンワイキキでショーがあった。二日連続でワイキキに行く事になるとは…。
この日のリハーサルは朝9時45分集合。よって私達が家を出たのは8時 ハウウラのエレナちゃんを迎えにいってみんなでワイキキへ。
ホテルで車を降り、エレナちゃんと二人で中に行ったのはいいが…

どこに行けばいいのかさっぱり

観光客、特に日本人が多いのはわかった。そしてホテルの1階はまるでショッピングセンターのようだ、ということも分かった。なんとかエレベーターホールについたものの、どれがボタンか分からず立ち往生の二人 なんせライエ&ハウウラはド田舎ですからね、こんな都会に来る事は滅多にないのですよ。

集合場所の2階にはまだ誰もいなかった。まぁね、予定より30分も早く着いたしね。場所も分かったところで二人で下に降り、プールサイドを歩いてビーチ見学。いやぁ、観光客気分だった。

再び集合場所に行くと数人来ていたので一緒に待機。時間になったところで『Hawaii Ballroom』に入り、リハーサル。
ボールルームはとっても広いのに、ステージは狭い… とりあえずホテル側がどんな風かを見たいというのでなんとなく踊り、位置だけ確認してすぐにリハ終了。
そんなもんですよ、うちは。絶対本番まで見せない主義。

ホテルでのリハ終了後、みんなでハラウに戻って本格リハ&衣装合わせ。ハラウに戻るとき、ド田舎二人組はLaniの車に乗せてもらうことになった(ジョセフ君は子供達と動物園に行ってしまったのでね) このときのLaniの運転は非常におもしろかった。ある片道3車線の道で私達は真ん中の車線の一番前で信号待ちになった。でもLaniは次の交差点で"左折"がしたい。そのためにはもう一つ左の車線に入らなければならない。交通量が多いし、次の交差点までの距離は短い。どうするか…。Laniが取った行動はこれだった

窓をウィーンと開けて、隣の車を向き、そして
「Hi この信号が変わったら私を先に行かせてくれない?そこで左折したいから。ありがと


さ、さすがLani。そんな笑顔で聞かれたら断れないでしょう。もちろん田舎二人組爆笑 隣の車の乗組員(?!)も爆笑 おかげで無事に左折できた

ハラウに着いたところでまず衣装合わせ。身長順に並ぶように言われた。私とKeaoは同じ身長なので別に気にもせず隣同士に並んだ。たまたまそのとき私が高い方になった。するとそれを見たKeola、
「…Shantia、Keaoと交代」
えっ?!同じはずだけど??と不思議に思いながら交代。そこへ日本から来ていたSさんが
「あ~、私が一番ちっこいのかなぁ」
なんていいながら私の隣に立った。それを見たKeolaが再び、
「Shantia、Sと交代」
ど、どんどん低い方にずらされている?! そしてKeolaからの質問。
「LaniとShantiaじゃどっちが低い?」
即答で
「Lani」

身長にあわせた長さの衣装が配られ、リハ開始。しっかりした立ち位置を決め、入場の仕方を確認し、そしてメリーモナークの練習。

練習後、ジョセフ君がハラウに戻ってきたので、アレックスにおっぱいをあげ、ジョセフ君&子供達は帰宅。私はKeolaの豪邸で時間つぶしをすることに。
Sさんと話が盛り上がり、衣装のアイロンがけをしながら(アイロンをかけていたのはほとんどSさん。私は助手程度の仕事しかしていない)ぺチャぺチャ話し、いつの間にか再びホテルに戻る時間になった。

その2に続く…。

U.S.女子サッカーチーム その2

2007年03月26日 | Hula/Tahitian
もらった紙によると
"集合は3時。本番は4時"
ということだった。どうせ買い物もあるし、ってことで、10時に家を出発してアラモアナへ アラモアナではジョセフ君がシャーちゃん&マイキーとSam's Clubへ、私がティアとアレックスとROSSへ行ってお買い物(ほとんどメリーモナーク用の買い物だったりする) 買い物終了後に
"集合の際は既に衣装を着ておくこと"
という指示に従うため、車の中でお着替え。そしてワイキキへ
時間通りに会場である『Waikiki BeachWalk Hotel』の前に行くと…

誰もいないっ?!

場所も定かではなかったためにその辺を一周ぐる~っとして再び戻ってきたが、様子は同じ、ポリネシアダンサーらしき人はいない なんかの白いテントは道沿いの芝生に立っていたが何なのか分からない あえていうなら低い塀にポリネシアダンスに使いそうな葉っぱが置いてあるくらい。
その場所だと信じて車を降りた私。いや、本当は降りたくなかった。なぜなら…

観光客いっぱいの中に赤いベルベットドレスを着ている奴がいたら相当目立つだろうし、場違いだろうから


低い塀に座っているAuntyに話しかけると、彼女は同じパーティでマオリダンスを披露するメンバーだった。でも着替えてないねぇ。そのマオリのAuntyと一緒に塀に座って待つことに。歩いている観光客に時々ジロジロ見られながら 根気強く待つこと30分。…誰もこない

芝生の白いテントが実は会場だったと発覚してから(っていうかめっちゃ公共の場ですから!!ホテル内のプールサイドとかじゃなかったんか?!)、主催のUncle Bennyに話に行く事に。

S:あのぉ、Uncle Benny。Aunty Kela達、来るんでしょうか?
B:ん?あ、今来てること!でもね、さっきAunty Fillisから電話があってさ、クアロアで車3台衝突事故だって。だから渋滞に巻き込まれてて遅れてるんだ。
S:…はっ?!
B:だから到着が遅れるんだよね。踊りたい曲ある?CDかけようか?

…結構です。つまり事故前に家を出ていた私とマオリ組だけが時間通りにたどり着けたってことか。人目から逃れるようにテントの中で待機。前ではサッカーチームによるサイン会が行われていた。


4時近くになりマオリグループが着替えに。このマオリグループは実は家族だった。私が話していたのが母で二人の息子と二人の娘(下は7歳くらいで上は14歳くらいかなぁ?) 彼らが着替えてくれたのでちょっと居心地がよくなった(もちろん彼らはマオリの衣装なのであごにタモコ模様が入ってる)。フラガール一人、マオリダンサー4人+母の状態で待っている間、マオリの子供達はエスカレーターを上り下りしたり、水で遊んだり。

大都会の真ん中にマオリ民族衣装のお子様が遊んでいる図は結構レトロでした。

4時15分頃、ようやくAunty Hattie達が到着。車を降りてくるなり、若い衆4人(Kela孫2人、Hattie孫1人、Diane孫1人)が私に寄ってきて、

「Shantia!!お願いだからAunty HattieにAlika踊りたくないって言って

…なんで?

「だって私達の言う事なんて絶対聞いてくれないもん。Shantiaなら大丈夫!愛されてるから

…いや、君達が孫だから聞いてくれないんだよ。

4時25分頃にサモアのファイヤーナイフダンサー登場。PCCでもお馴染みのキャップだった。着くなり、通りに向かってファイヤーナイフ(火なし)をグ~ルグルまわし始め、素晴らしい見世物になっていた。

時々観光客が写真撮影を申し込んでいたし さ、さすがキャップだ。メインのサッカーチームより目立ってる!

4時35分に最後のタヒチアンチームが到着して、ようやくショー開始。

Uncle Bennyがほら貝を吹き鳴らしたら私がオリをするってことだったので、いつUncleが貝を持って立つのかと思っていたら…

UncleはCDプレーヤーのボタンをプチッ。
ブオー!

…CDですかい

拍子抜けしながらオリをし、続けてフラ。Aunty5人がPua Carnation、若い衆(私もこちら)5人がAlikaをやった。今回もAlikaはRaiateaのCDを使ったんだが、これを聞くのは私2回目 隣のイポちゃんも多分2回目。二人そろって2回間違えた いやね、このバージョンをしっているKela孫がカヘアしてくれたら間違わずに済んだんだけどさ、カヘア無しだったから…。
その後全員でManu O'oをしてハワイアンチームは終了。

続いて、マオリファミリーによるとっても素晴らしいマオリダンスがあり、Uncle Bennyによるウクレレソロ、そしてタヒチアンダンス。

こっちもかわいらしい子供達 ショーが始まる前はポツポツだったお客さんもショーが始まってしまえば集まるのは早い!!いつの間にか人だかり
最後はキャップによる火起こし&ファイヤーナイフ 

ワイキキのど真ん中で火のついたナイフをガンガン回すキャップ。椰子の木が燃えないかドキドキしちゃったよ。
もうこの場はプチPCC状態。観光客もうれしそうにカメラを手にしていた。

予定の4時半を大幅に過ぎた5時半、ようやくステージ終了。
私は道路を渡って反対側にあった『Beard's Papa』でシュークリームを買ってジョセフ君と合流。
 
いやぁ、無事にショーが出来てよかったねぇ。

U.S.女子サッカーチーム その1

2007年03月26日 | Hula/Tahitian
月曜日、学校から戻ってきて留守電を聞くことにした。最初のメッセージはこれだった

「Shantia~、Aunty Hattieよ~。帰ってきたら電話してちょうだいね」

このメッセージは土曜日の夜に残されたものだった。
"…ごめん、Aunty。今まで留守電聞かなかったんだ"
などと心の中で謝りながら次のメッセージを聞いた

「Shantia~、Aunty Hattieよ!電話してちょうだい!!」

…こちら月曜日の朝のメッセージだった。
"…どうやら本当に電話してほしいらしい"
と悟った私はその場でAuntyにTEL Aunty Hattieはこう言った。

「Shantia!!金曜日、この間やったオリ、Shantiaやってね!!」

…何の話をしてらっしゃるのですか??

「金曜日よ、金曜日!!ワイキキで踊るからShantiaオリね!!」

…いや、だから何の話?!

「Benny Kaiのパーティよ!!水曜日の夜練習するから!」
(注:Benny KaiはPCCのルアウで長い間働いている)

水曜は無理ですが?

「大丈夫!!だって全部覚えてるのShantiaしかいないじゃない!とにかく金曜日!!」

どこで??

「ワイキキのBeachWalk!」

これは個人のパーティかなんか?!

「違うわよぉ!!サッカーチームが来るのよ!!U.S.の女子サッカーチーム!!National Teamよ!!Bennyの娘がそのメンバーなの!詳しくはまた水曜の練習の後に連絡するから」

そういって電話は切れた。

そして木曜日の朝、Aunty Hattieから電話があり、こう言った。

「Shantia!!今日の夜、私のうちで練習来れる??」

無理。ごめん。

「そう…。ま、Shantiaは大丈夫!!全部覚えてるから!」

昨日の練習どうだった?

「たった10人よ!あなたを入れて11人!!みんな既に予定が入ってるのよ」

まぁね。ちょっと急だったし。

「それ!!何回でも言っていいわよ

(…うぉぉ。Auntyもストレス溜まってるわねぇ)で、衣装は?

「あなた達は2年前の赤のドレス」

あれでプーイリ踊るの??

「そう。パウでいいじゃないって言ったんだけど、Kelaがドレスって」

…あのドレスじゃ踊りにくいと思うけど?去年のオレンジのパウは?みんな持ってるでしょ?

「え、Shantiaもあれ持ってる?そうよね、パウの方がいいわよね!!とにかく、詳しい事を書いた紙、取りに来て!!」

OK。じゃ、夕方行くから。

そして電話を切った。その5分後、再び電話が鳴り、

「Shantia!!衣装、オレンジのパウね!!」

だと。Aunty Kelaを説得したんだな。
約束通り、夕方に紙を取りに行くと、Aunty HattieはAunty Kelaと電話中だった。

「あら、Shantia。はい、Aunty Kelaにご挨拶は?」

といわれ、電話を渡された。

は~い、Aunty Kela。

「元気~、Shantia??明日のオリ、お願いね~」

…え?一人でするの?!

「あなたのオリでプログラムが始まるのよ。よろしくね!」

…知らんかった。そしてこの日の練習で若い衆がHaleakala Hulaを覚えていなかったらしく、曲がAlikaに変更。ついでに衣装も赤のドレスに変更


こうして本番を迎えることになった。

その2に続く…