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世田谷区議会議員・田中優子の活動日誌

「区議会議員って何をしているの?」がわかるブログです。議会報告、議員活動、趣味・日常・プライベートもアップ!

自殺対策、仙台視察

2007年11月10日 | 心の健康&自殺対策
今日は朝早く出て、「地域の自殺対策を推進する地方議員有志の会」
のメンバーで、仙台まで視察に行って来ました。

会のメンバーである佐藤わか子仙台市議が設定してくれたことにより
実現しました。

     

まず、仙台市の健康福祉局・保健衛生部・健康増進課の並河紋子課長
から、市の取り組みを伺い(土曜日だというのに快く視察を受け入れて
下さってありがとうございました!)、

その後、「藍の会」という「自死遺族のわかちあいの集いの会」の方々との
懇談会をもたせていただきました。

     
(「藍の会」が毎月開催しているわかちあいの会の場所。仙台駅前
にあるビルの28階。仙台市の男女共同参画センターです)

仙台の「遺族ケアの取り組み」のすごいところは、何と言ってもこの
「藍の会」の存在です。

自死遺族だけで運営する会なのですが、皆さん、どれほどのつらい
体験をされたことか。でも、それを乗り越えて、今、しっかりと地に
足をつけて、他にも大勢いる自死遺族の方々をケアする立場となって
活躍されています。

今日、お話を聞かせていただいた方の中には昨年高校2年生だった
息子さんを亡くされた、という方がいらっしゃって、同じ年の息子を
持つ私は胸がつまる想いがしました…。



私は、これまでもずっと自殺対策に色々取り組んで来ていますが、遺族
ケアに関しては、当事者でなければわからないことがある、と思います。

そして、このように、当事者のわかちあいの会がどれほど人々の心の
癒し、立ち直りに寄与していることかを、実際にお話を伺い、あらためて
その必要性を感じました。

それは、行政が直接立ち上げるものではなく、呼びかけて、会をつくる
きっかけづくりをすればいい、のです。あとは、集う場所の提供などの
後方支援ができれば。

それほど予算を必要とすることでもありません。

世田谷区でも、ここ数年間、毎年150人前後の方が自殺で亡くなって
います。遺族の数も増え続けていますし、自殺未遂を繰り返す家族を
抱え悩んでいる家庭もたくさんあります。

ぜひ、世田谷区においても、このような形での遺族ケアが進められると
いいのにな、と思いました。

今日は、たくさん、具体的で有意義なお話を聞くことができたので、
今後の自殺対策の提案にも役立てられると思います。

視察でお世話になった皆様、ありがとうございました!

(集合写真:前列左・滝沢やす子江戸川区議、前列右・佐藤わか子仙台
市議、後列左から、私、江口友子平塚市議、藤林詠子久留米市議、
藍の会の田中幸子さん、三上さん)


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世界自殺予防デー&自殺予防週間

2007年09月10日 | 心の健康&自殺対策
今日は「世界自殺予防デー」です。また、日本では今日から「自殺予防週間」が始まります。(9月10日~16日まで)

それもあってか、このところ、自殺対策関連の記事が新聞各社で取り上げられているので、目にしている方も多いと思います。今日も、TBSで、「世界自殺予防デー」にNPOが遺族の調査を行なった(中間発表の)ことが報道されていましたね。

自殺と言うと、まだまだ誤解や偏見が強い日本社会ですが、多くの場合が「好きで選んでいる死」ではなく「追い詰められた末の死」であり、「対策をとれば防ぐことができる死」であるということが、NPO法人の活動や国をあげての自殺対策によって解明されてきています。

心の病(主にうつ病)が介在していること(7割とも9割とも言われています)、多重債務のような金銭トラブル(経済苦、全体の3割)の存在、それらを生み出している社会のあり方の問題、等々、見逃せないことがたくさんあります。

まずは、誤解や偏見を無くし、自殺(取り組めば防ぐことができる死)を一人でも多く減らしていくこと、そして、不幸にして自死遺族となってしまった方々(想像を絶するようなダメージを受けている場合が多いです)が、偏見に苦しめられることなく少しでも元気に生きられる社会となるよう、地方自治体として取り組むべき課題を、来週の議会で訴えたいと思っています。

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自殺対策シンポジウム

2007年09月08日 | 心の健康&自殺対策
今日は、内閣府主催の「第1回自殺対策シンポジウム~自殺は防ぐことのできる死~社会的な取り組みで自殺を防ぐ」に行って来ました。

秋葉原駅前にあるコンベンションホールで、1時半~6時まで、精神科医(防衛医科大学校・防衛医学研究センター:高橋祥友教授)による基調講演、保健、医療、金融、労働問題など、各分野の専門家が集まってのシンポジウム、自殺未遂体験者やうつ病の家族を支えた体験を持つ方の話、等々、充実した内容でした。

後援:警察庁、金融庁、総務省、法務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、国土交通省・・・を見てもわかるように、これまで、自殺対策というと保健福祉分野に限られていたものが、総合的な対策がとられるようになってきています。

やはり、“連携”が大切である、ということが確認されました。

9年連続で、毎年3万人以上の自殺者を出している日本。未遂者はこの10倍以上、自死遺族はどれだけの数に上っていることか、考えただけでも大変な状況にあることがわかります。

しかも、自殺は、ゼロにすることは不可能だとしても、多くの自殺が“社会的に取り組めば防ぐことができる死”、であることを考えると、これを放置しておくことは、不作為(わかっていながら何もしない)の罪と言っても過言ではないと思います。

9月10日~16日は「自殺予防週間」です。

自殺のキーワードは“孤立”。

周囲に目をやって、自殺のサインがないかどうか、みんなで気づく目を持つことが大切です。“孤立”を生まない環境にしたいですね。

9月議会では、一般質問を担当しますが、「自殺対策のさらなる推進を」というテーマを考えています。今日の勉強会も役に立つと思います。

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自殺対策“多重債務者を救う!”

2007年08月30日 | 心の健康&自殺対策
今日の毎日新聞の記事。

茨城の「租税債権管理機構」が、大手消費者金融を相手取り、税金滞納者が借金返済で過剰に支払った利息(過払い金)を取り立てる民事訴訟を起こす、というもの。

自治体としては初めての提訴です。

この、“多重債務者の過払いの問題”は私も議会で取り上げ、課税課、消費生活、福祉などの縦割り行政の壁を取り払い、すべての関係所管が連携して被害者を救えるように!と提案していますが、「区のお知らせ」などでも、法律相談の中に“金融関係”という項目が載るようになったりと、以前より進歩が見られます。

また、先日、世田谷区において、その成果が確実にあった、という話を、担当している弁護士さんから伺いました。人の命と直結している問題ですから、大変嬉しかったです。

全国各地で、多重債務者の過払い問題が解決し、自殺者が減少するよう願っています。

「自殺対策&心の健康」は私のテーマのひとつです。9月議会でも取り組もうと思っています。


今日は、朝から夕方まで、役所の控室で、議会の準備やヒアリング、区政相談への対応、等々、ずーっと缶詰でした。

大分涼しくなりましたが、そいのせいか、またまた控室は寒くて寒くて・・・。クーラーをつけていなくても冷気が出て来るところがあって、その周辺は結露して、ポタポタと水滴が落ちて来ます。

区役所の古さを身にしみて感じます・・・。

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自殺対策、世論調査

2007年08月10日 | 心の健康&自殺対策
このところ、新聞各紙で「自殺対策関連」の記事をよく見かけます。

画像は、8月5日付けの東京新聞。(日経や毎日新聞にも載っていました)

内閣府が行なった「こころの健康(自殺対策)に関する世論調査」の結果です。

自殺に対して、まだまだ誤解や偏見が強い、ということが浮き彫りとなっています。

「自殺を口にする人は、本当は自殺しない」
「自殺は何の前触れもなく突然起きる」
と思っている人が半数もいるのですが、

実は、「自殺は事前にサインが表れていることが多い」のです。

1998年以降、9年連続で年間3万人を超える自殺者数。交通事故死亡者数の4、5倍です。自殺未遂者はこの10倍と言われ、救急医療の現場では大変なことになっています。

私は、微力ながら、この「対策をとれば防ぐ事ができる死」をなんとか減らしたい、という想いで、「地域で自殺対策を推進する地方議員有志の会」を立ち上げ取り組んでいます。

新聞紙上で取り上げられ、日常の話題となって、偏見を少なくしていくことはとても大事なことだと思います。また、「うつ病対策」、「多重債務対策」と、具体的にできることが見えて来ています。これからも力を注いでいきたいと思います。

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地域で自殺対策を推進する地方議員有志の会

2007年07月29日 | 心の健康&自殺対策
今日は、「地域で自殺対策を推進する地方議員有志の会」の勉強会と総会でした。

まず、内閣府の自殺対策推進室の高橋広幸参事官に講師をしていただき、国が進めている「自殺総合対策大綱」について、勉強会をしました。

その後、議員同士の情報交換を含め、地方議会において新たな動きをどのように作るかのディスカッション。裏話も含め、色々な話ができて有意義でした。

今回、講師を引き受けて下さった高橋参事官は、ある自治体で助役をした経験があるということで、地方議会や地方議員のことをよくご存知で、とても親しみが感じられました。

今回は、新しいメンバーも増え、福岡県から、神戸から、と、遠くからかけつけてくれた議員もいて嬉しい限りです。

みんなで智恵を出し合い、それぞれの議会で頑張ろう!(社会の大きな損失である自殺をなんとかして減らしていこう!)と思います。

今日の勉強会の内容は、9月議会で生かしたいと思っています。


夜、食事会があって、帰宅したら、もう参院選の結果がある程度出ていてびっくり!やはり、予想通り、でした。この結果を受けての今後の国政の動きがどうなるか、今から楽しみです。

3年前の今頃は、深夜まで中村敦夫選挙事務所で開票を見守っていたっけ・・・。

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地域で自殺対策を推進する地方議員有志の会・幹事会

2007年06月16日 | 心の健康&自殺対策
(写真:今日のランチ。今日、祖師谷地区会館まで自転車でバレエのレッスンに行ったのですが、その帰りに偶然見つけた手作りスモークハムのお店で買って来た“砂肝のスモーク”、“ペッパーハム”、“ピスタチオ入りハム”、“かぶときゅうりのマリネ風サラダ”、どれも美味!でした。ソーセージも色々ありましたよ。ランチもやっていました。「スモークハウスTERA」祖師谷5-45-10 03-3484-4569)

午前中はモダンバレエのレッスン。普段使っていない筋肉を使ったり、ストレッチしたりすることで、全身の血流もよくなります。運動することの大切さを感じます。

夜は、「地域で自殺対策を推進する地方議員有志の会」の幹事会でした。

改選後、初めての集まりですが、メンバーの中に落選してしまった人もあり、とても残念・・・。

今日集まった幹事メンバーは、藤野英明横須賀市議、江口友子平塚市議、前田くにひろ文京区議、そして私田中優子の4人。

今年1年間の活動方針と予定を立てました。とりあえず、7月29日(日)の午後、勉強会と総会を開催しよう、ということが決定。

その他にも、今回の統一地方選のことや来月の参院選のことなど、話題は尽きません。本当にみんなまじめで一生懸命でやる気満々!いい仲間だなぁ~!と、嬉しく、頼もしい気持ちで帰って来ました。

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企画総務委員会

2007年02月13日 | 心の健康&自殺対策
(写真:息子が知り合いからいただいた“銀座のイチゴケーキ”。ふわふわスポンジでカスタード&イチゴクリームをくるんだやさしい味のお菓子。ティータイムにこのケーキでホッと一息、しました


今日は「企画総務委員会」でした。

3月議会に提出される『予定案件』がたくさんあって、2時間では終わりそうになかったので、昼休みをはさんで、午後2時過ぎまでの委員会としました。

会議資料はこちら

今回の「報告事項」の中には、「多重債務者の支援について」というものがあり、「あっ、これはウチの会派が昨年11月議会の質問で取り上げたものだ!早速、検討の運びとなった!」と、内心喜んでいたのですが、委員会での質疑はなんだか誤解が生じているような展開で、議論となりました。

私は副委員長なので、できるだけ他の委員の質疑を妨げないようにして、最後に手を挙げて発言。

「これは、自殺者の原因に経済苦があり多重債務者の問題があることから、国も都も対策をとらなければという認識に立つようになったこと」

「実際に、奄美市で、税金の滞納から多重債務の問題に行き着き、多重債務は自己責任という面もあるが、中には過払いしている人がいて、それを専門家につなぐことで、多重債務から抜け出し、税金も徴収できるという成功例があること」

「(共産党さんが言うように)税金を使って多重債務を代わりに引き受けて救ってあげるという発想のものではないこと」

などを説明し、「3月には検討結果が出るということなので期待している」と意見しました。

現在、多重債務者は全国で200万人とも言われています。多重債務者の問題は自殺だけでなく、ストレスによる疾病、家庭崩壊、不登校、ホームレス、そして犯罪と、現在の社会病理そのものであると言えるかもしれません。

奄美市の実績のように、行政が多重債務問題に積極的に取り組むことで、これらの社会現象を少しでも緩和することができ、結果的に自殺者を減らすことができ、税金の徴収率も上がる、という効果が出るものと思われます。

すでに、国も東京都も対策をとるべく動き始めています。


「日本から多重債務者を増やさない、それらによる自殺者を増やさない、そして滞納した税金を払っていただく、このような仕組みは必要だろうと思いますが、区の見解を伺います。」・・・と、おおば正明議員が壇上で質問したのですが、私は会派の代表質問と勘違いしていました。(おおば議員の一般質問でした)

この時に「検討します」という答弁があって、早速具体的な検討に入った、という報告が、今日の委員会でなされたのでした。(やったー!)

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自殺報道のあり方について

2006年11月14日 | 心の健康&自殺対策
先月来、相次ぐ自殺報道・・・。小中学生が、高校生が、学校の先生が、自治体の管理職が・・・、悲惨きわまりないこの状況を非常に憂いています。

特に、子どもの自殺については、“いじめ自殺”という言葉が定着してしまったかのような状態で、その言葉を手がかりに、その言葉がきっかけとなって、新たな自殺者を生み出してしまっているのではないか、と、大変気がかりです。

「自殺を予防する自殺事例報道のあり方について」のWHO勧告(2000年)というものがあります。(NPO法人「自殺対策支援センターライフリンク」のホームページで紹介しています)

以下、マスコミ関係者は、ぜひ参考にしていただきたいです。

1)やるべきこと
・自殺の代わり(alternative)を強調する。
・ヘルプラインや地域の支援機関を紹介する。
・自殺が未遂に終わった場合の身体的ダメージ(脳障害、麻痺等)について記述する。

2)避けるべきこと
・写真や遺書を公表しない。
・使用された自殺手段の詳細を報道しない。
・自殺の理由を単純化して報道しない。
・自殺の美化やセンセーショナルな報道を避ける。
・宗教的、文化的固定観念を用いて報道しない。

「自分も散々いじめられて自殺を考えたことがある」という作家が、「今言えることは、自分をいじめたあんなくだらないやつらのために死ななくてよかったと思う!」というようなことを言っていました。

当事者も周囲の人も、自殺のサインに気づく目を持ちたい、そんな地域社会、そんな学校にしなければ、と思います。微力ながら、仲間と共に、自殺対策を進めていきたい、と思っています。

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地域で自殺対策を推進する地方議員有志の会・勉強会

2006年11月05日 | 心の健康&自殺対策
今日は、一日、「地域で自殺対策を推進する地方議員有志の会」の会合でした。

  

午前中に、執行部メンバー(代表:藤野英明横須賀市議会議員、副代表:江口友子平塚市議会議員、尾辻かな子大阪府議会議員、田中優子、監事:前田くにひろ文京区議会議員)で打ち合わせ。

ちょうど尾辻さんが大阪から東京に来ていて、久しぶりに会うことができてよかったです。

その後、午後1時半~5時まで、勉強会と意見&情報交換会を開催。

勉強会は、自傷・自殺問題に非常に詳しいフリーライターのロブ@大月さんに講師をお願いし、「自殺対策基本法に欠けているもの」、「こどもの自殺問題について」などの視点からお話ししていただきました。

常に、“命”と向き合っていることの大切さと大変さがひしひしと伝わってきました。自殺対策とは、本当に重い課題であることを改めて認識・・・。でも、対策をとれば必ず減らすことができる。そのことをしっかり受けとめて、我々、現場を持っている地方議員は取り組んでいかなければ、と思います。

情報交換、意見交換の時間では、それぞれが所属する議会において、どんな質問をしたか、どんな成果があったか、等々、話をしました。

私はこれまで8回(多分)、議会で、自殺対策や心の健康について質問していますが、世田谷区は真摯に受け止めて、着々と対策を進めてくれている、ということを実感しています。

「その世田谷区が作成した自殺予防のパンフレット、取り寄せよう!」と、私の発表が参考になった!とよろこんでくれた仲間がたくさんいました。

自殺に関するデータも、「地域福祉保健」の冊子に、昨年から載せられるようになりました。これも議会質問の成果だ!と、よろこんでいたのですが、他の自治体ではこういうデータすら、未だになかなか手に入らないということ。

「世田谷区でできるのなら、他の自治体でもできるはず!」と、参加者みんなが元気が出たようで嬉しかったです。

こういう勉強会&情報交換会って、とっても貴重だと思います。これからも粛々と進めていこうと思います。


終わってからは、新宿駅近くの『食jien』で食事して帰りました。勉強会に集まった“元生活者ネットワーク”の仲間4人。現在は、3人が無所属、一人が民主党所属で、現職の議員としてそれぞれの自治体で頑張っています。

『Tokyo-Kappo 食jien』(03-5312-6411)新宿駅東口から1分
和食・割烹ダイニング、どのお料理もとってもおいしいです。

    

    
 
    
(エスプレッソ・アイスクリーム&クレームブリュレ。デザートも色々あります)

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いのちの電話、メールでも!

2006年10月16日 | 心の健康&自殺対策
昨日の東京新聞の記事ですが、今日から「いのちの電話」では、電子メールによる草案を試行的に始めるそうです。(来年3月まで)

専用HPにアクセスし、そこからメールが送れるようになっています。
http://www.inochinodenwa-net.jp/
今の時代に合った対応だと思います。このことが、子どもの自殺予防に役立ってくれることを願っています。

・・・ですが、そんな中、福岡県で中学2年生がいじめを苦にして自殺した、という事件。続いて、今度は、横須賀市で小学校5年生が・・・。

ああ、なんということでしょう。

早急に、我々大人が、子どもの心の変化に気がつく目を持つことが必要です。以下に、「地域で自殺対策を推進する地方議員有志の会」代表の藤野英明横須賀市議からのメッセージをご紹介します。


 ・眠れない
 ・いったん眠っても、すぐに目が覚めてしまう
 ・恐ろしい夢を見る
 ・自殺した人のことをしばしば思い出す
 ・友達が自殺した瞬間の場面が目の前に現れる気がする
 ・自殺が起きたことについて自分を責める
 ・死にとらわれる
 ・自分も突然自殺をはかるのではないかと心配になる
 ・やる気が起きない
 ・いつもぼんやりしている
 ・勉強に身が入らない
 ・注意が集中できない
 ・誰にも会いたくない
 ・不安でたまらない
 ・ひとりでいるのが怖い
 ・いつもびくびくしている
 ・心臓がドキドキする
 ・息苦しい
 ・過呼吸が起こる
 ・落ち着かない
 ・悲しくてたまらない
 ・涙があふれる
 ・感情が不安定になる
 ・コントロールできない怒りを覚える
 ・どことなく体がだるい
 ・食欲が無い

■これらの症状がこどもたちに見えた時にはどうか専門家に相談して下さい。

■こどもたちを決して一人きりで悩ませないで下さい。

■こどもたちは言葉で語ることではなく体の症状で気持ちを表現することが多くありますから、どうかこどもたちをしっかりと見守ってあげて下さい。




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心の健康

2006年08月18日 | 心の健康&自殺対策
8月17日の朝日新聞夕刊の記事。

「うつ強い男性、受診せぬ傾向」「一時的ストレスと判断68%」

「“受診しないうつ”は、“隠れたうつ”となって、自殺率の増加につながっている。企業が受診しやすい環境をつくるのが重要」

7月30日に開催した「地域の自殺対策を推進する地方議員有志の会」第1回総会の勉強会で、「日本の自殺率は、失業率とリンクしている」ということを学んだばかりですが、「経済の変動に脆弱な日本社会。経済が変動しても自殺者を増やさない社会への転換(社会的なセーフティシステムの構築)が必要」であると思います。


そろそろ9月議会の準備を始めなければ、という時期ですが、私は代表質問を担当する予定なので、まずは会派として何を取り上げるか?ということを考えています。

取り上げたいことがいくつもあるのですが、今日も、ひとつ気になっている課題の取材に出かけました。手応えあり!!

そして、今日のブログでも触れていますが、私のテーマのひとつである“心の健康”に関しては、更にもう一歩進んだ取り組みが必要だと思っています。



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自殺対策、国の取り組み進む

2006年07月31日 | 心の健康&自殺対策
昨日に引き続き、「自殺対策」関連の話です。少し前に新聞に出ていた“動き”をご紹介します。


        

「自殺対策基本法」が成立したおかげで、このところ自殺対策が少しずつ進んできています。

まず、7月21日の毎日新聞。「自殺実態調査:国立、私立校まで対象拡大 文科省が方針」これは、大変画期的なことです。

私は議会質問で、教育委員会に対して「子どもたちに対する自殺予防教育と、自殺につながるかもしれない子どもたちの心の健康状態を早期発見できる目を教職員がもてるように研修を実施すべき」ということを提案してきていますが、これまでの教育委員会の反応はとても鈍く、相変わらず「命の大切さを教える教育をしています」程度の答弁でした。

それが、今回は、文部科学省が率先して、実態調査を拡充し、自殺予防のあり方などを検討する研究会も設け、子どもたちが出す“自殺のサイン”を見逃さない方法など、本格的な自殺対策に取り組む、というのです。

地方自治体における教育委員会も意識が変わることを期待します。

 
そして、もうひとつの記事。7月24日の毎日新聞夕刊。

警察庁も、自殺対策に積極的に協力をする動きが出てきました。こうした情報提供などの連携は対策を講じる上で欠かせない条件です。

     


国レベルでの取り組みが具体化してきていることは、とても大きな力となるなぁ!と、心強く感じています。

あとは、実際に、地方自治体でどれだけ実効性のある取り組みができるか、ですね。議会としてもがんばらなければ!と思います。


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自殺対策を推進する地方議員有志の会・第1回総会

2006年07月30日 | 心の健康&自殺対策
今日は、東京ウィメンズプラザで、「自殺対策を推進する地方議員有志の会」第1回総会を開催しました。

プログラム
1.「地方議員有志の会」の趣旨説明・会則案の承認
  担当・副代表:江口友子平塚市議会議員

2.「自殺対策基本法の成立と地方議員の今後の役割について」
  講師・NPO自殺対策支援センターライフリンク代表:清水康之さん

3.「先進的な地域の取り組み~秋田からの報告」
  講師・秋田大学医学部教授:本橋豊先生

4.「自殺対策における地方行政の役割/地方議員は何を行なっていくか」
  講師・某自治体職員

5.参加者自己紹介

6.「地方議員有志の会がめざすものと今後について」
  担当・有志の会代表:藤野英明横須賀市議会議員

  (司会:田中優子)

今回の参加議員は12名でしたが、新潟から、大阪から、大磯から・・・と、遠くからも集まりました。

自殺対策において第一線で活躍されている講師の方々のお話は、どれも大変参考になり、充実した勉強会となりました。また、集まった議員同士の情報交換も有意義でした。

今後、今日の仲間とともに、「自殺対策基本法」が全国で実効性を持って活きるように、議会で提案とチェックをしっかりやっていきたいと思います。


講師の皆様、ありがとうございました。

メンバーの議員の皆様、事務局を担当して下さっているライフリンクの藤澤さん、村越さん、お疲れ様でした!!


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自殺対策を推進する地方議員有志の会

2006年07月19日 | 心の健康&自殺対策
(「自殺対策を推進する地方議員有志の会」6月2日の毎日新聞でも紹介されました)

今日は、飯田橋駅近くにある「自殺対策支援NPOライフリンク」の事務所をお借りして、7月30日に予定している「自殺対策を推進する地方議員有志の会」第1回総会の打ち合わせを行ないました。

まだ正式に決まったわけではありませんが、一応、今日集まったメンバーが執行部となって会を進めていこうという話をしています。

藤野英明(横須賀市議会議員:会の代表)、江口友子(平塚市議会議員:会の副代表)、前田くにひろ(文京区議会議員)、NPO法人自殺対策支援センターライフリンクの藤澤克己さん(事務局として)、そして私、田中優子(世田谷区議会議員:会の副代表)。みんな本当に一生懸命な、いい仲間です。

これから具体的にこの会を運営していくに当たり、会則(案)を考えたり、会費(案)を決めたり、30日の総会の議事進行、役割分担(私は司会をやることに・・・)、準備等々、話し合いました。

「自殺対策を推進する地方議員有志の会」では、日本全国の都道府県と地方議会にメンバーを広げたい!と考えています。

自殺対策に取り組んでいる議員の方、取り組もうと思っている議員の方、ぜひ田中優子までご連絡下さい。情報交換をしながら、一緒に活動しましょう!

setagaya@tanakayuko.net




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