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世田谷区議会議員・田中優子の活動日誌

「区議会議員って何をしているの?」がわかるブログです。議会報告、議員活動、趣味・日常・プライベートもアップ!

子どもの自殺、初の予防策

2008年11月06日 | 心の健康&自殺対策
 

10月23日の読売新聞に「文部科学省が、児童・生徒の自殺を防ぐため
の教師向けマニュアルの素案をまとめた」という記事が出ていました。

世田谷区教育委員会では、今年度から全国に先駆け、区立小中学校の
管理職(校長、副校長など)を対象とした「学校における自殺防止のため
の研修」を開催していますが、このような取り組みが全国レベルで開催
されるようになれば、学校現場における子どもの自殺は確実に減らせる!
と思います。

今回、文科省で、こうした取り組みが始められているということは、とても
いいことですね!!

学校現場の先生方は、次から次へと新たな課題が生じ、やらなければなら
ないことがたくさんあって、本当に大変なことと思いますが、何と言っても
子どもの命に直結する問題ですから、「自殺予防」にも、是非、真剣に取り
組んでいただきたいと思います。

                                    

遅ればせながら「アメリカ大統領選挙」、オバマ氏が圧勝しましたね。
「CHANGE」「変革」と、「若きリーダー」を求めた結果でしょう。

ひるがえって日本の国政はどうなるのか?

最近よく聞かれるのですが、「自民党も民主党もどちらもイヤ!(それ以外
の党は論外!)と思っている人はどうしたらいいんでしょうか?」

いやぁ~、それ、私も聞きたいくらいですよ、ホント、困っちゃいますよね!

みどりの会議」、中村敦夫さんがいたらなぁ…。


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「WHO世界自殺予防デー」シンポジウム

2008年09月14日 | 心の健康&自殺対策
今日は、第4回「WHO世界自殺予防デー」シンポジウムがあり、
東京ビッグサイトまで行って来ました。

サブタイトル「緊急報告『自殺実態白書』から見えてきたこと」。

 13時00分~ オープニング、野田聖子大臣あいさつ(DVD)、他
 13時20分~ 自死遺児の体験談
 14時00分~ 緊急報告「自殺実態白書2008」から見えてきたこと
 15時20分~ パネル討論(前半)「自殺の実相をどう捉えるか」
 16時20分~ パネル討論(後半)「対策をどう推し進めていくか」
 17時10分~ エンディング、東京都あいさつ

【登壇者】姜尚中(東京大学大学院教授)
     宮台真司(首都大学東京教授)
     町永俊雄(NHKアナウンサー)
     清水康之(NPOライフリンク代表)
     柳澤光美(参議院議員・自殺対策を考える議員有志の会)
     反町吉秀(青森県上十三保健所長)

私は、姜尚中教授も宮台真司教授もファンなので、楽しみにしていた
のですが、やはりいいこと言ってましたねー。

特に、宮台真司教授の社会学的視点からの発言は「なるほどー」と
思いました。

昨夜は、代表質問の原稿をとりあえず一気に書き上げましたが、
これから原稿の推敲と会派で調整です。

というわけで、本当にバタバタしていて、シンポジウムに出かけると
いうのは、非常に厳しいスケジュールでした。

でも行ってよかったです。全体的に勉強になったシンポジウムでした。

「地域の自殺対策を推進する地方議員有志の会」のメンバーも何人
か来ていました。

みんなそれぞれ自分の自治体で、議会や議員活動を通じての自殺
対策が進むように、頑張っています。

そういう仲間に会うと、元気が出ますね。


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今日から自殺予防週間

2008年09月10日 | 心の健康&自殺対策
今日、9月10日からの一週間は「自殺予防週間」です。

    

自殺対策を推進するためには、自殺について、誤解や偏見をなくし、
正しい知識を普及啓発することが重要です。

このため、平成19年6月に閣議決定された「自殺総合対策大綱」に
おいて、「9月10日の世界自殺予防デーに因んで、毎年、9月10日
からの一週間を自殺予防週間として設定し、国、地方公共団体が
連携して、幅広い国民の参加による啓発活動を強力に推進」する
こととされました。

自殺予防週間は、集中的な啓発事業等の実施を通じて、国民に
自殺や精神疾患についての正しい知識を普及啓発し、偏見をなく
していくとともに、命の大切さや自殺の危険を示すサイン、また、
危険に気づいたときの対応方法等について、国民の理解の促進を
図ることを目的とするものです。

          

写真は、『自殺実態白書2008』。自殺実態解析プロジェクトチームが
作成しました。479ページ、厚さ2.5cmにも及ぶすごい資料です。

305人の遺族の方々から聞き取った調査結果がまとめられています。

中心となって調査したのは、NPO法人 自殺対策支援センター「ライフ
リンク
」。

そこには、うつ、負債、過労、格差…等々の様々な要因が複合的に
絡み合って自死に至るケースが明らかになっています。

厚生労働省は、2009年度予算の概算要求に、自殺対策関連費として
今年度の2倍近い24億円を計上し、都道府県や政令指定都市に「自殺
予防センター」(仮称)を設置したり、電話相談などに取り組む民間団体
に助成金を出したりするなど、新たな対策を打ち出しています。

このように国を挙げて取り組む課題となったことはよろこばしいことです。

少しでも自殺に対する偏見をなくすこと、そして、まずはこの世田谷区に
おいて自殺者を減らすことができるよう、これからも取り組んでいきたい
と思います。


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わたしの中で今、生きているあなた 展示会

2008年09月04日 | 心の健康&自殺対策
今日は、WHO世界自殺予防デー(9月10日)に向けた展示会 「わたしの
中で今、生きているあなた」へ行きました。

  

この展示会では、「(過労・うつで自ら命を絶った)50人のリスト、遺書や
写真・手記」を展示しています。

実名で、会社名も出して。

後から労災が認められた方もいらっしゃいますが、裁判で闘ってきた
遺族の方々の心痛やご苦労はいかばかりか…、と思います。

裁判をしたくてもできなかった方も多くいらっしゃることと思います。

一人ひとりが遺した言葉、筆跡、写真、等々を公開されたご遺族の方々
の勇気に敬意を表します。



主催は、NPO法人「働く者のメンタルヘルス相談室」

2月京都、4月尼崎、6月大阪で開催してきて、見学者は述べ651名
だそうです。

今回9月東京のあとは、愛知・豊田、福岡・筑紫野、大阪・枚方で開催
予定とのこと。

      

     
主催者である伊福達彦さんと富士子さん。

お二人は、「自殺に対する偏見をなくし、遺族が語れる社会にしたい」
「自殺を防ぐためのメンタルヘルスの取り組みや、起こってしまった後
の労災認定など、大企業が率先してやってもらいたい」とおっしゃって
いました。

微力ながら、私たち自殺対策に取り組む地方議員たちも、それぞれ
の地域で、引き続きできることに取り組んでいきたいと思っています。

★NPO法人「働く者のメンタルヘルス相談室」の連絡先
  電話 06-6242-8596   メール sodan@mhl.or.jp
 

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自死総合対策シンポジウム

2008年08月09日 | 心の健康&自殺対策
この3日間は「自殺対策」シリーズをお伝えしていますが、今日は、
7月29日のブログでもお知らせしました「自死総合対策シンポジウム」
に行って来ました。

多重債務者の救済には、司法書士など専門家の方々の存在が非常に
大きいですから、このように、「日本司法書士会連合会」としてシンポ
ジウムを開催し取り組んでいただけることは大変な力となると思います。

パネリスト
柳澤みつよし・参議院議員
■加藤久喜・内閣府自殺対策担当参事官
■大塚俊弘・長崎県長崎こども・女性・障害者支援センター所長
■杉本侑子・全国自死遺族総合支援センター代表幹事
■大塚淳子・社団法人日本精神保健福祉士協会常務理事
■境俊明・日本司法書士会連合会理事

コーディネーター
■齋藤幸光・日司連地域連携対策部自死対策担当

柳澤みつよし参議院議員は国会で「自殺防止対策を考える議員有志の会」
を超党派で立ち上げて活動されていらっしゃいますが、私たちの「地域の
自殺対策を推進する地方議員有志の会」のことはご存知なかった(当然
ですが)ということで、これから勉強会や意見交換会をしましょう、と、お声
かけいただきました。

今日の会では、5月の勉強会の講師をしていただいた広中照美さんご夫妻
にもお会いできました。

また、奄美市役所の禧久(きく)さんのおかげで、他にもたくさんの “自殺
対策” に取り組む方々と知り合うことができてネットワークが広がり、
とても有意義でした。

明日から長野県での研修セミナーに出かけるため、ブログはお休みします。

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自殺対策研修「吉田猫次郎さんの講演」

2008年08月08日 | 心の健康&自殺対策


今日は「地域の自殺対策を推進する地方議員有志の会」の勉強会でした。

今回お願いした講師は、「借金地獄・倒産危機から、自力で脱出する方法」
を謳っている吉田猫次郎さん。

ご自身も多重債務で自殺未遂をした経験があるという吉田さんですが、
今では、借金や多重債務に苦しむ人々を救済する方法を伝授されて
います。

「誰にも相談することができない」から、
「意識と知識の両輪が合わさった」ことで救われる!

これがあって、初めて自殺は減る!
借金を整理するのは “体当たり!” でも、 “命がけ” ではない。

法治国家である日本において、「借金で死刑になる」ことなどあり得ない。

だから、借金のために死ななくていい。
一番問題なのは、救済の情報が少なすぎること。
苦しみ、困っている人たちに知識が行き渡らないこと。

今は、法改正や新たな法の確立で、解決方法はたくさんある!
その知識にたどり着けるかどうかが問題。

と、それはそれは、心強く、元気になれる講演でした。

多重債務から立ち直るには、知識と技術が必要、ということもよくわかり
ました。

また、吉田さんいわく、「 “おまとめローン” は最悪!!」とのこと。
今、テレビコマーシャルでやっていますよね“完済人” とか言っちゃって
東京スター銀行。あんなの絶対にダメ!だそうです。

「おまとめローン」や「身内に肩代わりしてもらう」のはダメ!
自分できちんと整理して、借り癖を治さなければダメ!

ということでした。

「借金の悩みに絶対役立!お勧めの本」はこちら

吉田さんの著書
その借金なんとかしましょう
借金にケリをつけましょう
『(借りた金で死なないための)借金力


このほかにもたくさん有意義な内容があり、吉田さんの講演は、自治体
職員向けの研修などにもぜひ必要なのではないか、と思いました。

「ピンチはチャンスなのだ!」と思える、そんな具体的な方法を教えていた
だき、なんか、本当に、これなら自殺は減らせる!と、希望を感じました。

     

勉強会の後は、参加者と奄美市職員の禧久孝一さんを囲んで懇親会。

「多重債務者自殺させない 窓口相談先進地・奄美市の取り組み」
有名な、あの禧久さんです。

「借金で死ぬことはない。相談すれば解決できる」と訴えていらっしゃい
ます。

明日の「自殺対策シンポジウム」のために上京されていて、私たち自殺
対策に取り組む議員の会のメンバーとの懇親会が実現しました。

「自殺対策関連」で言えば、夢のようなメンバーが集まり、充実した一日
となりました。

     
(奄美市役所 市民福祉部 市民生活課長 禧久孝一さんと)

     
(講演していただいた吉田猫次郎さんと)


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自殺対策研修 in 神戸

2008年08月07日 | 心の健康&自殺対策
夏は、研修の時期でもあります。

明日、明後日と、私が一つのテーマとして取り組んでいる「自殺対策」関連
の勉強会、シンポジウムがありますが、今日は、その前に、遅れに遅れて
しまいましたが、5月に行なわれた「自殺対策研修会」の報告をしておきたい
と思います。

       

去る5月10日の土曜日、私は、「地域の自殺対策を推進する地方議員有志
の会」の勉強会を兼ねた定例会のため、朝早く家を出て、日帰りで神戸まで
行って来ました。

この勉強会では「多重債務による自死をなくす会」代表幹事の弘中 照美さん
を講師に招きお話を伺いました。

参加したメンバーは
藤林詠子さん(福岡県久留米市議)、江口友子さん(平塚市議)、
山本芳弘さん(大山崎町議)、滝沢泰子さん(江戸川区議)、
佐藤わか子さん(仙台市議)、中島かおりさん(芦屋市議)、
井坂信彦さん(神戸市議)前田くにひろさん(文京区議)、
川口洋一さん(大阪府高槻市議)、(と、私、田中優子)など、
全国各地から議員が集まりました。



兵庫県では、司法書士会も自殺対策に乗り出してくれていて、専門家の支援
があるということはとても心強いことだと感じました。

また、今回も、お互いの自治体での取り組みの報告や情報交換が出来、大変
有意義な勉強会となりました。

そして、この「自殺対策」に関する研修は明日、明後日と続きます。

地道な活動ですが、確実に、着実に仲間が増え、社会全体としても動いている、
ということを感じます。そう思うと、頑張らなくちゃ!という気持ちがさらに強くなり
ますね。

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自死総合対策シンポジウム

2008年07月29日 | 心の健康&自殺対策
8月9日(土)午後2時~、四谷の司法書士会館で「自死総合対策シンポ
ジウム」が開催されます。

事前受付不要、入場無料で、どなたでも参加できます。

私は、「地域の自殺対策を推進する地方議員有志の会」のメンバー何人
かと一緒に参加する予定です。

お時間がありましたら、ぜひ、お出かけ下さい。

今回は、かの有名な奄美市(多重債務者を救うことにいち早く取り組んだ
自治体)の職員でいらっしゃる禧久孝一さんも、会場発言者としてお見え
になるそうです。

実は過払いしているにもかかわらず、借金返済で追い詰められて自殺する
というケースが多々ありますが、そのことを見つけ、救われる道を示し、
住民の命を救う、という、画期的な取り組みを一人でされて来た禧久さん。

お会いできるのが楽しみです。

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自殺実態白書2008

2008年07月05日 | 心の健康&自殺対策
昨日からテレビのニュースや新聞各紙で報じられていますが、NPO
法人「自殺対策支援センター ライフリンク」と専門家チームが「自殺
実態白書2008」を発表しました。

それによると、自殺の原因は、平均で4つの要因が連鎖していること
がわかりました。

例えば、
■会社員 配置転換 → 過労 → 家族の不和 → うつ病 自殺
■自営業者 事業不振 → 生活苦 → 多重債務 → うつ病 → 自殺
というような状況です。

「うつ病、生活苦、家族の不和の状態になると、自殺に直結しやすい
が、そこに至る前に、身体疾患、負債、失業、職場の人間関係の段階
があり、そのさらに前に、事業不振、職場環境の変化、過労があった」
ということもわかりました。

また白書では、自殺による損失(生涯賃金)は10年で約22兆2千2百億
円になると推計しています。

これらのデータは「ライフリンク」のホームページで公開されています。

これまで自殺は言葉にすることもタブーとされていて、原因の分析や
予防対策などがとれない状況にありましたが、ここ数年で「自殺に対する
偏見をなくそう」「自殺は個人の問題ではなく社会的な問題としてとらえ
よう」という動きが出てきました。

自殺防止対策を進める上ですばらしい進歩だと思います。

そして、今回の、遺族による実態調査、というもの、これは初めての試み
なので、本当に貴重なデータだと思います。

調査に協力して下さった遺族の方々のお気持ちを考えると、とてもつらい
ものがありますが、だからこそ、今後、このデータを生かした対策をとらな
ければならない、と思います。

国全体でやるべきこと、各自治体で取り組めること、学校、家庭、民間
団体など、それぞれで出来ることがあります。あらゆるところで自殺に
対する認識を深め、自殺者を減らしたい、と思っています。

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児童・生徒、教職員のための自殺予防研修

2008年06月01日 | 心の健康&自殺対策
今日の東京新聞の記事。



東京都は、自治体としては全国で初めて、「児童・生徒の自殺に
つながる兆候の見分け方や対応方法などをまとめたリーフレット」
を作成し、都内の小中学校や都立高校の全教職員に配布した、
ということが出ていました。

そのリーフレットの表紙がこれ。     
       ↓



このリーフレットの中には、これまで私が議会で訴えてきたことや提案
してきたことがたくさん載っています。

そして、何よりも強く訴えてきた「すべての教職員を対象として、自殺
予防に関する研修をすべき」ということが、このパンフレットにも載って
いました!!

東京都教育委員会から言われれば、地方自治体でも取り組みを開始
することでしょう。大きな前進だと思います。

でもでも、世田谷区においては、なんと、すでに先月(5月2日)、自殺
予防対策の研修が実施されているのです!!

その研修内容は以下の3つ
●「学校事故の防止」
●「自殺防止の観点からの学校経営の在り方」
●「教職員のメンタルヘルスについて」

これは、昨年の決算特別委員会(平成19年10月12日)で、若井田教育
長が「世田谷区立小中学校すべての校長、副校長を対象とした管理職
研修で、自殺予防の研修を実施する」と明言したことから実現しました。
(質問者:田中優子)

あの時の心ある答弁は忘れません!
(以下、ご紹介します)

◎若井田教育長 

我が国における自殺者数といいますと、平成十年に三万人を超えまして、
その増加は大変痛ましい大きな問題であると認識しております。

学校におきましては、教員が児童生徒理解に努めて、子どもの心に寄り
添うとともに、自殺の危険性や兆候を早期に発見し、スクールカウンセラー
や教育相談室などの専門家との連携を進めて、児童生徒の自殺予防を
学校全体で取り組むことはもちろん重要であります。

さらに、家族の一員が自殺した場合でも児童生徒の悲しみははかり知れ
ず、中高年の自殺が増加している現在、学校の管理職がそのような社会
状況や自殺予防について十分理解して学校経営に当たることは喫緊の
課題であると認識しております。

区教育委員会では、そういうようなことから、来年度から管理職研修に
おきまして、自殺の予防などをテーマに取り入れて研修を実施していき
たいと考えているところでございます。


…というわけで、おそらく、東京都のどの自治体よりも早く、世田谷区
において小中学校での自殺対策の研修が実施されたと思います。

ちなみに、研修項目3つ目の「教職員のメンタルヘルス」についても私は
これまで議会質問を重ねています。

このように、人の心や命を守る対策が今後どんどん広がっていくように
願ってやみません。そういう視点で、これからも頑張って活動していき
たいと思います。

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硫化水素自殺を防ごう!

2008年05月26日 | 心の健康&自殺対策
  

少し前になりますが、5月2日の東京新聞の記事です。

このところ「硫化水素による自殺」が相次ぎ、周辺の人も巻き込まれて
犠牲者が出ている、というニュースが続いています。

これは、インターネットのサイトで、硫化水素自殺が紹介されていること
から拡大しているようなのです。

そして、この度、検索サイトのヤフーが、やっと対策に乗り出しました。

これはとても意味あることだと思います。もっと言えば、自殺方法を紹介
したり、一緒に自殺しようと呼びかけるようなサイトは規制すべきだと
思います。

社会が取り組めば自殺は必ず減らすことができます。

年間3万人以上の人が自ら死を選ぶ、それが10年以上続いている社会…。
遺された遺族や関係者のダメージがどれほど大きいことか。数も膨大です。

この日本が活力ある元気な社会(国)となるためには、自殺対策を進める
ことが必須要因だと思います。


                                 

余談ですが…

ドラマ「CHANGE」でキムタク演じる “朝倉啓太” 代議士、今日、総理大臣
になっちゃいましたね。

ドラマの中のせりふがとても参考になります。

人々の心の琴線に触れる言葉ってありますよね。でもそれはただ真似して
いるだけだったら必ず見抜かれるものだと思う。

やっぱり政治は “想い” だよなー。

(最近増えていると言われていますが)「単なる就職先として選挙に出て議員
になる」というんじゃなくて、「どれだけの “想い” があるか」が、大事なんだ、
と思う。

私の政治に対する “想い” も、ずっと熱く存在し続けています 

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地域で自殺対策を推進する地方議員有志の会

2008年01月24日 | 心の健康&自殺対策
今日は、「地域で自殺対策を推進する地方議員有志の会」
の定例会&勉強会でした。

自死遺族のわかちあいの会である「藍の会」の代表・田中幸子
さんをお迎えして、遺族にとってどのような支援が必要か、に
ついて、お話を伺いました。

   

昨年、仙台に視察に伺わせていただいて以来の再会でしたが、
精力的にパワフルに活動されていて、今月には「全国自死遺族
連絡会
」も立ち上げたということで、本当にすごいなー!!!と
思いました。

警察官だった息子さんを自死という形で亡くされて、どれだけ
心の傷が深いことか、立ち直るまでには大変な苦労と努力が
あったことでしょうし、本当は、まだ、立ち直っているとは言え
ないのかもしれません。

   

それでも、全国をかけめぐり、少しでも同じように悲しい思いを
する遺族を減らしたい、自殺を減らしたい、という気持ちで活動
されています。

今日も大変有意義なお話を伺うことができて、参加者一同、田中
さんに来ていただいて本当によかった!と思いました。

第一部では、平塚市議の江口友子さんより「「平塚市民のこころ
と命を守る条例」(自殺防止条例)制定の経緯について報告があり、
とても充実した定例会となりました。

今日は大阪高槻市から川口洋一議員の参加もあり、こうして仲間
が増えていくことに心強さを感じます。

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自殺サイトの防止策

2007年12月04日 | 心の健康&自殺対策
12月1日「いのちの日」に日経新聞に載った記事です。

「自殺サイト」を検索すると、「自殺は防ぐことができる」などの
メッセージをもっとも目立つ位置に表示して、それをクリックすると
いのちの電話などの相談窓口情報のページが開くそうです。

ヤフーのこの取り組みはナイス!!です。

色々なところで、自殺防止対策はとれるものだと思いました。

「インターネット自殺」はじめ、死にたいと思った人が、これで少し
でも思いとどまることができるといいな、と思います。

つい先日も友人と話していたら、「このところ、私の周囲で自殺が
続いていて…。昨年から今年にかけてもう4人も」というのです。

私の周りでも最近で2人…。
(今までの知人の自死の数を数えたら軽く二桁行ってしまう。やはり、
交通事故に遭ったことがある知人の数より多いです)

本当に悲しいことだと思います。

特に、(何度も言いますが)遺された家族や知人がどんなに深い
悲しみと自責の念に襲われることか…。

遺族の方々は皆さんこう言います。

「私たちと同じ思いをしなければならない人を一人でも減らしたい」

だから私も、少しでも出来ることを進めたい、と、心からそう思い
ます。


昨日まで非常に体調が悪くてつらかったですが、今日やっと治まり
ました。熱が下がるのと同時に、不思議なくらい、身体中の痛みが
消えていきました。

皆様も、風邪やインフルエンザにお気をつけ下さい。

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第1回いのちの日フォーラムシンポジウム「自殺は予防できる」

2007年12月01日 | 心の健康&自殺対策
今日は、11月25日のブログでお知らせしました「第1回いのちの日
フォーラム・シンポジウム “自殺は予防できる” 」が、三軒茶屋の
キャロットタワー内にある「文化生活情報センター」にて開催され
ました。

12月1日が「いのちの日」ということ、ご存知でしたか?
(以下、ウィキペディアの説明です)

※いのちの日とは、心の健康問題に関する正しい理解の普及・
啓発を行うための日。「健康日本21」の自殺予防活動の一環として
設置された。2001年(平成13年)に暫定的に12月1日とされ、2002
年に自殺防止対策有識者懇談会で正式に12月1日と決定された。


今日のシンポジウムで紹介された言葉の中で、1つだけ、皆さんに
ぜひ知っていただきたいものを以下にご紹介します。

●自殺は病的な心理状態に支配された認知障害のなかでおこる。
(つまり、自殺は個人の意思、個人の自由、とは言えない)

本当に、これだけでも多くの人が知れば、自殺に対する偏見はなく
なることと思います。

世田谷区民の自殺者はここ数年、毎年150人前後です。
特徴的なのは、30歳代が一番多いこと。

そして、なんと30歳代の死因の第1位は自殺なのです。(平成18年度)

第1位「自殺」(28名)
第2位「悪性新生物」(21名)
第3位「不慮の事故及び有害作用」(14名)
第4位「その他」(13名)
第5位「心疾患」(5名)
第6位「脳血管疾患」(3名)
合計84名

数で言うのは簡単ですが、亡くなった方、一人ひとりにそれぞれの
人生があり、家族があることを思うと、どれほど悲惨で大変なこと
だろうか、と思います。

「いのちの日」の今日、世田谷区において、第1回のシンポジウムが
開催されたことはとても意味のあることだと思います。

世田谷保健所健康推進課の山本登江子課長から、「来年は第2回
を開催したいと思っています」と挨拶がありましたが、地道な活動かも
しれませんが、少しずつでも、一人ずつでも、このような取り組みで、
自殺者と遺族を減らすことができたら、と願っています。

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平塚市、自殺防止条例提案へ

2007年11月23日 | 心の健康&自殺対策
11月21日読売新聞に載った記事です。

「地域で自殺対策を推進する地方議員有志の会」で一緒に活動
している平塚市議の江口友子さんが中心となって条例案づくり
を呼びかけていた「平塚市民のこころと命を守る条例」案が、
平塚市議会で提案される運びとなりました。

全国初の自殺防止条例となると注目されています。

日頃からの江口さんの地道な活動には頭の下がる思いがしていま
したが、平塚市議会としても初めての(政策面での)議員提出議案
ということで、すばらしいなー!と思いました。

ほんの数年前までは、自殺というのは言葉にすることさえタブーと
されていて、なかなか社会全体で防止しようという動きにはなりま
せんでした。

ここに来てようやく、自殺は個人の問題ではなく、社会で防止策に
取り組まなければならない課題、という認識が広がりつつあります。

周囲の偏見と自責の念に苦しむ遺族の方々のケアも必要である、
ということも、やっと認識されてきました。

そんな中、今回の平塚市の条例案提出は、平塚市議会の皆さん
全員の力を結集しての成果だと思いますが、自治体単位での自殺
対策という点でとても大きな意味のあることだと思います。

各地で地方議員たちがこのように活躍しているのを知ると、本当に
励みになります。私もがんばらなくちゃー!と思います。

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