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世田谷区議会議員・田中優子の活動日誌

「区議会議員って何をしているの?」がわかるブログです。議会報告、議員活動、趣味・日常・プライベートもアップ!

自殺対策基本法が可決・成立!

2006年06月16日 | 心の健康&自殺対策
ブログトップでも報告させていただきましたが、6月15日、衆議院本会議において「自殺対策基本法」が全会一致で可決・成立しました

基本法では・・・
■自殺は個人の問題としてではなく社会的問題と位置づける
■内閣府に自殺総合対策会議を設け基本方針を作る
■国と地方自治体が協力して医療機関の整備、調査研究を行なう
■遺族や自未遂者へのケアを行なう

などのこと基本としています。

市民が署名活動を行ない国を動かしたすばらしい事例だと思います。私も、「自殺対策を推進する地方議員有志の会」で、議員のネットワークを広げ、頑張りたいと思っています。

(写真:6月15日の毎日新聞。「タブー視脱却、社会で対応を」って、とってもセンスのあるキャッチコピーだなぁ、と思います!)


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自殺者を減らしたい

2006年06月02日 | 心の健康&自殺対策
「昨年1年間に全国で自殺した人は3万2552人で、前年よりも227人増え(男性2万3540人、女性9012人と男性が全体の7割を占めた)、8年連続で3万人を超えたことが1日、警察庁のまとめでわかった」

6月1日にこの数値が発表されたのと同時に、私たちは「自殺対策を進める地方議員有志の会」を発足させました。

昨日の第1回目の会議で、私は副代表(3人制の一人)となりました。(画像:6月1日の朝日新聞夕刊の記事)

夜9時のNHKニュースでは、この「自殺対策を進めるための署名運動」の様子が放映されたのですが、ご覧になった方いらっしゃいますか?

私たち「議員有志の会」では、今年(2006年)を“自殺防止元年”と位置づけ、今国会で自殺防止法案が通ることを見守っています。

自殺対策を進める超党派の地方議員有志の会ができたことで、情報を共有し、アイディアを出し合い、いい取り組みを広げていくことができる、そんな体制がつくれたら、と思っています。


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自殺対策推進の署名

2006年05月28日 | 心の健康&自殺対策
(写真:“ピース”‥第二次世界大戦終了後に、人類の祈りが込められて誕生した花だそうです。争いのない平和な世界を希求するものです)

時間があまりない中でお願いしている「自殺対策の推進に向けて」の署名集め。「NPO法人ライフリンク」のサイトからプリントアウトするだけでも手間なのに、ダウンロード&プリントして、職場や近所に持って行って署名集めをして下さった皆様、本当にありがとうございました。心より感謝致しております。

私も、会う人ごとにお願いしていますが、その他にも署名していただいた用紙が毎日のように届き、今現在、300筆以上となっています。

期限は5月31日ですので、どうか皆様、最後まで、お一人だけでも、できればご家族や友人の方にも声をかけていただいて、ご協力いただけますよう、お願い申しあげます。

田中優子宛(156-0043 世田谷区松原4-34-20-309)には29日必着で、ライフリンク直接(102-0071 千代田区富士見2-10-7-202)であれば31日必着で、よろしくお願いいたします。


自殺は「自分で選んで死んでいる(のだから対策など必要ない)」という偏見が、まだ一部にはあるようですが、その偏見によって、遺族はどれほど苦しんでいることでしょうか。

自殺の多くは「追い込まれた末の死」です。

ヤミ金、過重労働、リストラ、介護疲れ、パワハラ、いじめ、倒産、DV(ドメスティック・ヴァイオレンス)など社会的に追い込まれ、毎年3万人以上の犠牲者を出している国、日本‥。異常ですよね。

「“社会的に追い込まれた末の死”は“社会的な対策を講じる”ことで防ぐことができる。」この署名がその第一歩となるよう、願っています。


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緊急のお願い!~署名にご協力下さい~

2006年05月19日 | 心の健康&自殺対策
 皆様へ 緊急のお願いです!!

5月15日の新聞各紙で「自殺防止基本法案」が今国会に議員立法で提出される、ということが報道されたのをご覧になった方も多くいらっしゃることと思います。

それに向けて、NPO法人「自殺対策支援センター・ライフリンク」が中心となり、自殺対策の推進を訴える署名を集めています。

1998年から毎年連続で年間3万人以上の自殺者が出ている日本、その影には10倍以上ともいえる自殺未遂者、そして膨大な数にのぼる遺族たち・・・。

自殺は個人の問題ではなく社会的な問題として改善が求められています。私も、議会質問で何度も自殺防止対策の必要性を呼びかけています。

ぜひ、皆様のご協力をお願い致します!!

署名用紙は『NPO自殺対策支援センターライフリンク』HPからダウンロードできます。それを印刷して使ってください。

署名したものは、ライフリンクに直接送っていただける方はお願い致します。(最終締め切りは5月31日です)

また、田中優子宛、着払いで郵送して下さっても。
(〒156-0043 世田谷区松原4-34-20-309へ、5月29日必着でお願いします)

少なくても、署名用紙5名分が埋まらなくても結構です。お一人でも多くの方の賛同署名をお願い致します!!ぜひ、周辺の皆様にも呼びかけて下さい!!



「自殺は防ぐことのできる社会問題である」(WHO発表)


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区立中学生の放火事件

2006年03月10日 | 心の健康&自殺対策
今日は別のことを考えていたのですが、これだけ報道されてしまうと触れないわけにはいかないかな・・・と悩み、悩んだ末のブログとなりました。

区立中学校の2年生が、自宅に放火し、生後2ヶ月の妹が死亡、両親も火傷で重症を負い、本人は逮捕される、という悲惨な事件が起きてしまいました。

まだ原因など詳細はわかっていませんが、その中学生は、家庭の事情が複雑で心が満たされた状況にはなかったであろうことが言われています。

中学生の子どもを持つ親として、とても心が痛みます。

その、そこまで追い詰められて事件を起こしてしまった中学生も、ある意味被害者なのかもしれない・・・と、かわいそうだと思いますし、生後2ヶ月の赤ちゃんを自分の子どもの犯行で失ってしまった親の気持ちを考えたら、どうにもいたたまれません・・・。

昨日は、区立保育園の園外保育中に園児を溺死させてしまった事故(平成16年11月)の関係者の処分についての報道もあり、世田谷関連のニュースは暗いものばかり。残念な気持ちになっています。


言い訳ではありませんが、この事件のために、あちこちから連絡があったり連絡したり、テレビのニュースにずっと貼りついていたり、で、ものすごい時間を消費してしまい、予算委員会の質問原稿に手をつけられず深夜となってしまいました。(ああ・・・)


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こころの安全週間

2006年02月07日 | 心の健康&自殺対策
  (2月7日東京新聞)

最近になってようやく、“自殺予防対策”という言葉を目にしたり耳にしたりすることが多くなりました。

“自殺は個人の問題”から“社会の問題”という認識が少しずつ広がってきたこと、自殺予防の必要性が認識されてきた証拠、だと思います。

わが国では、連続7年間、自殺者の数が3万人を上回り、その7割以上が男性です。しかし、この記事によると、自殺者の10倍以上いるといわれている自殺未遂者は、(この調査によると)女性の方がずっと多かった、ということです。

まだまだ、自殺問題は様々な分析と対策が必要だと改めて感じました。

春に増える自殺防止のために、交通安全運動にならって、「こころの安全週間」を設けたらどうか、と、東海大医学部の保坂隆教授(精神学)が提案しているそうです。

私も、「心の健康」をテーマに、自殺予防対策を議会で訴えていますが、世田谷区だけでなく、全国的な取り組みが必要だと考えます。

自殺予防に取り組んでいる他の自治体の例を参考に、また議員同士も連携をとって、今後も調査・研究し、実効性のある予防策を提案していきたいと思います。


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NPO法人「自殺対策支援センター・ライフリンク」佐藤初女さん講演会

2006年01月22日 | 心の健康&自殺対策
21日(土)は、二つの勉強会があって、雪の中、掛け持ちで参加しました。

最初の勉強会は、「“人間と性”教育研究協議会」主催の「性教育のこれまでとこれから」。これも、雪にめげてやめちゃおかな・・・と思ったけれど、頑張って行った甲斐があった、とてもいい講座でした!後日改めて報告します。

1時~6時半までのその講座を、残念な気持ちで5時半に途中退席し、参宮橋にある国立オリンピック記念青少年総合センターを後にして、急ぎ砧区民会館(成城学園前駅)へ移動。NPO法人「自殺対策支援センター・ライフリンク」の講演会に出席しました。

私のホームページでも、このブログ(の1月12日)でもお知らせ致しましたが、

 『森のイスキア』より佐藤初女さんをお招きして
   ~いのちのありかたをみつめなおそう~
   「地球交響曲第二番 佐藤初女編」上映
   「佐藤初女さん講演会」
   「インタビュー&わかちあい」

という内容のイベントでした。500名近く入る会場ですが、前売り券は完売。100名以上の人に断らざるを得なかった、という大反響で、佐藤初女さんの魅力とこの問題の大きさを改めて感じた次第です。

佐藤初女さんは、「大自然の中に、心病める人の憩いの場を作りたい」との願いを実現させ、1992年、岩木山麓に“森のイスキア”を設立、奉仕活動を行っている」方です。心を病んでいる人に手作りの料理を食べさせ、話を聴く、ひたすら聞き手となる。初女さんのおにぎりを食べた人が自殺を思いとどまった、というエピソードが紹介されていました。

「すべてに命がある」
「食べ物にも命がある」
「命をいただいているから、その命を大事にしなければならない」

心に、そしてその奥の魂に響く言葉でした。

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