チコのCOFFEE TIME

「今が一番しあわせ!」と感じながら 大好きな時間を過ごしている大阪のおばちゃん?(お婆ちゃん)です。

音楽鑑賞を深める科 《古楽器の愉しみ》リコーダー、ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者を迎えて

2015年10月27日 20時50分56秒 | 高齢者大学

 今日の高大の授業は古楽器奏者の坂本洋子、坂本利文ご夫妻を迎えての演奏会でした。
  坂本ご夫妻は「SAKAMOTO古楽コンソート」として、ヨーロッパの中世からバロック時代までの音楽を当時の楽器(復元楽器)を使って演奏する合奏団です。リコーダーやヴィオラ・ダ・ガンバがもっとも華やかに活躍したのはバロック時代で、バロック期の後オーケストラが発達し始めると次第に人気が無くなります。そして近年になって古楽器の魅力が見直されています。
 第1部は、《管楽器~リコーダーを中心に》と題して生活の道具だった「石笛」から「角笛(ゲムスホルン)」「木笛(ルネサンス・リコーダー、バロック・リコーダー)」と楽器としてのリコーダーに変遷する過程を坂本洋子先生が、第2部は、《擦弦楽器~ヴィオラ・ダ・ガンバに至る変遷とその音楽》と題して「弓(1弦)」から「ラバーブ(2弦)」「ケメンチェ(3弦)」「ヴィオラ・ダ・ガンバ(6弦)」と変遷する過程を坂本利文先生が、ユーモアを交えながら解りやすく説明して下さり、それぞれの楽器を演奏して下さいました。
 演奏を聴いていて、癒されて優しい気持ちになりました。「ヴィオラ・ダ・ガンバ」は宮殿の広間で、「リコーダ」ーは宮殿の庭で聴く音楽と言われたそうですが、昔の人が聴いていたのと同じ音色の音楽を生演奏で聴けて贅沢なひと時を過ごしました。 

 
「ゲムスホルン」を演奏される洋子先生。      「ルネサンス・アルト・リコーダー」の解説をされています。

 
「ケメンチェ」(左)と「ヴィオラ・ダ・ガンバ」(右)を説明される利文先生です。


演奏後、本岡先生がお二人にインタヴューをしています。

写真はクラスメイトのKOさんに拝借しました。