さきたま自然日記(別館)

埼玉中心になんでもありの写真日記です。
花鳥風月、自然を中心に撮ってます。

久しぶりの鳥見です・沼もやっと・・・・

2019年11月15日 | 野鳥
11月6日、台風19号の影響で長らく閉鎖になっているA公園、そろそろ解放されてるだろうと出かけてみましたが・・・・
公園の入り口は閉鎖されたまま!
台風当時、公園内は3~4メートルほど冠水して、公園内の設備は壊滅状態とのこと。
今も各所が泥で埋まった状態らしく、年内の復旧も怪しいみたいです。
野鳥のメッカだけに、残念ですが、今シーズンのここでの野鳥観察は諦めざるを得ないか?
仕方なく、入り口でUターンして、I沼の様子を見に行くことに・・・・
久しぶりの沼、水位も下がって、いつもの秋の沼の様子です。  あちこちで浅瀬が見えます。
早速出迎えてくれたのは、お馴染みのオジロトウネンです。2羽、比較的近いところで食事中。




飛び立ってくれるのを暫く待ってみましたが、結局、伸びをしてくれただけでした。


少し離れたところでは、7~8羽くらいのイカルチドリが散らばってます。 写真の片隅に写る子は???


シロチドリのようです。お久しぶり~!!


睨まれた~!!


上空では、カラスがトビにチョッカイかけて・・・・


遠くを見ると、カンムリカイツブリ2羽が少し離れてのんびりと・・・・秋の日差しを浴びて、光ってます。


この沼もやっと元通りの活気が戻ってきたようです。他に何かいないかと、期待しながら沼を一周してみます。

・・・・・・・・・・・・・・・続く!





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ウラナミシジミの意外な能力

2019年11月12日 | 昆虫
10月30日午後、久しぶりにM公園に出かけてみました。
この公園は台風の被害もなかったようで、少し前までキビタキやムシクイの仲間など、通過中の夏鳥で賑わっていたようです。
この日は、さすがに夏鳥の姿もなく、池にはヒドリガモが5~6羽。
メインのオナガガモより早く到着したようです。2年連続やってきたトモエガモ君、今年はどうかな????


公園を一周して、今回は見沼代用水に沿って少し南下してみます。お供はいつものミラーレス望遠。
道端に咲くコセンダングサ(?)の花に小さなウラナミシジミが群がってます。


お馴染みの蝶ですが、少し調べてみると・・・・ウラナミシジミに関する大手前大学の阪口浩平氏の面白い論文を見つけました。
要約すると・・・・・「日本でも、ウラナミシジミは旅をする!」
この小さな蝶ウラナミシジミが旅をすることは、欧州では以前からよく知られていたそうです。
1955年秋、北海道西南部で、この南国系のウラナミシジミが多数発見されたそうです。  何故北海道で??
日本の房総半島の南端では、食草のソラマメが促成栽培され、温暖な気候のせいで、ウラナミシジミの越冬地として適しています。
そこで育ったウラナミシジミが、毎年、長いみちのくへの旅をつづけ、世代交代を繰り返してるうちに、ついに津軽海峡を越えて、北海道に達するようになったのでは?
旅をつづけながら世代を繰り返すうちに、次第に身につけた長距離飛翔能力、まさにロマンの世界ですね。
こんな小さな体にどんな力があるのか、不思議です。

*短くまとめすぎて、論文のの解釈が間違ってるかもしれません。
 詳しく知りたい方は「旅をするウラナミシジミ大手前大学」で検索してみてください。PDF形式ですが見ることができます。




ウラナミシジミの群れの中にムラサキシジミが1頭混じってました。


公園から見沼代用水沿いを歩く途中で見つけた秋の風景と、竹林です。

 

「総寺院」を越えて、さらに南下すると、毎年キビタキやエゾビタキがやってくるポイントがありますが、さすがに木の実はすでになく、鳥撮りさんが一人。
聞くと、まだキビタキの雌がいるようです。しばし鳥談義をして、公園に戻ります。
公園の池の水面にはこんな光景が・・・・11月中頃には黄葉で黄色く染まった水面が見れるはずです。


結局この日のウォーキングは約10000歩。   結構歩いたなあ~!!

*Gooブログ、今日から旧テンプレート(現使用中)でも、アクションボタンが表示できるとのことだったのですが、この記事をアップするときはまだ設定できませんでした。
 設定できるようになれば、改めて、更新しますね。

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森林公園、野草コースで見つけた花

2019年11月09日 | 
野草コースは、台風のせいで冠水している箇所があり、今まで咲いていた野草も、泥がかぶったりして、壊滅状態??
まずは野草コース北口から、「七草園」に向かいます。
途中のトンネルの手前で見つけた「ホトトギス(杜鵑草)」です。少し前に載せたヤマジノホトトギスに比べて、斑点がハデハデ?


このホトトギスの仲間は、19種類ほどあるようで、いずれも東アジアに生育しているそうです。
そのうち、日本にで見られるのは12種類。この内の10種は日本だけに生育する日本固有種だそうですから、日本はホトトギス天国なんですね。
このホトトギスの仲間は大きく4つの節に分けられるそうです。
1.黄色の釣り鐘型の花冠を持つジョウロウホトトギス節
   (ジョウロウホトトギス・キイジョウロウホトトギス・サガミジョウロウホトトギス)
2.黄色の上向きに咲く花を着け、茎に開出毛の出るキバナノホトトギス節
   (キバナノホトトギス・チャボホトトギス・タカクマホトトギス・キバナノツキヌキホトトギス)
3.白色の上向きに咲く花を着け、茎に斜上する毛の出るホトトギス節
   (ホトトギス・タイワンホトトギス)
4.白又は黄色の花を上向きに咲かせ、茎に斜め下向きの毛の出るヤマホトトギス節
   (ヤマホトトギス・ヤマジノホトトギス・セトウチホトトギス・タマガワホトトギス)


「ノハラアザミ(野原薊)」の花は少し高いところにあって水没を免れてました。セセリチョウの仲間やホシホウジャクが群がってます。



アサギマダラが来てるはずのオミナエシ(女郎花)は、花は確認できるものの、茎の半ばから下は水没状態で、近づくこともできません。
*ポージィさんやちどりさんからご指摘いただき、フジバカマに訂正しますね。勘違いしてました。


そして、これから先は道が冠水していて、野草コース南口方面に抜けることができません。
仕方なく、元の北口入り口まで戻って、南口入り口から入ることにしましたが、たくさんの野草が見れるところまで冠水しています。


片隅でひっそり咲いていたのは、「カシワバハグマ(柏葉白熊)」です。「コウヤボウキ(高野箒)」とよく似てるので、どちらかな??
葉に突起のようなものがあるようなのでカシワバハグマ?????間違っていたら教えてくださいね。
カシワバハグマの方が珍しいようなのですが、葉がカシワ(柏)に似るからこの名前が付いたとか。


「サラシナショウマ(晒菜升麻)」の花名も、数か所で見ることができました。キンポウゲの仲間なんですね。

 


こんな冠水状態がいつまで続くのか??11月9日時点の公園のHPを見ると、まだ冠水状態は続いてるようです。
台風19号の爪痕は、意外なところでも続いていて、MFのA公園でも、いまだに通行止めが続いていて、公園内に入ることができません。
先日様子を見に行くと、もしかすると、年内は無理かも??・・・・とのこと!
冬鳥がやってきてるというのに・・・・・(>_<)

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森林公園の蝶たち

2019年11月07日 | 昆虫
今回は、武蔵丘陵森林公園で出会った蝶たちを紹介しますね。
今回のメイン、実は、公園の野草園に咲くオミナエシに来るアサギマダラだったのですが・・・・
アサギマダラは、海を渡る蝶としても有名ですが、移動の途中でオミナエシの花などに立ち寄ることが多い蝶です。
そのアサギマダラがやってくるはずのオミナエシ、残念ながら茎の半分から下が台風の影響で水に浸かったまま!!近寄ることもできません。
結局アサギマダラに会うことも叶わず、来年までお預けです。
この日、一番数が多かったのは、ヒメアカタテハです。左:サラシナショウマの花 右:ダリアの花に来たヒメアカタテハです。
秋の蝶としても知られていて、越冬することでも有名ですね。 アカタテハと違い、花に来ることが多い蝶なので、絵になります。

 

目いっぱい近寄って撮った写真をトリミングしてみました。顔つきもなかなかお洒落です。




翅が傷んでる個体が多かったですが、キタテハもダリア園にはいっぱい居ました。


野草園の近くの林で見つけた逆光のクロコノマチョウです。地味ですが、翅の形が面白いですね。
この蝶も、もともとは南国系の蝶ですが、温暖化の影響を受けて、最近は、分布を広げ、北上しつつあるようです。


同じく野草園に咲いてるノハラアザミにはホシホウジャクがいました。



蝶の世界も、秋から冬にかけて、卵や幼虫・蛹で冬を越すもの、成虫のまま冬を越すもの、様々ですが、自然界の営みは着々と進んでるようです。
それにしても、同じ蝶の仲間でありながら、越冬の方法がそれぞれ異なるのも不思議ですね。


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武蔵丘陵森林公園のダリア2019

2019年11月03日 | 
今年も武蔵丘陵森林公園のダリア園で、約90品種・330株のダリアが綺麗に咲きました。
この日は日差しが強くて、花写真には向いてなかったですね。
ダリアも種類が多くて、とても名前を覚えるどころではありませんが、花の形や咲き方に特徴があって、それぞれに分類されてます。
園内に掲示されていた花形一覧を写真に撮ってきたので、載せてみます。ダリアってこんなにたくさんの花の形があるんですね。


今回も昨年同様、たくさんの花の中の抜粋版です。


 

 

 

 


日差しが強いうえ、台風の風で花が倒れないように養生した支え棒がたくさん残っていたので、近接写真がメインになってしましました。




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