さきたま自然日記(別館)

埼玉中心になんでもありの写真日記です。
花鳥風月、自然を中心に撮ってます。

ウラナミシジミの意外な能力

2019年11月12日 | 昆虫
10月30日午後、久しぶりにM公園に出かけてみました。
この公園は台風の被害もなかったようで、少し前までキビタキやムシクイの仲間など、通過中の夏鳥で賑わっていたようです。
この日は、さすがに夏鳥の姿もなく、池にはヒドリガモが5~6羽。
メインのオナガガモより早く到着したようです。2年連続やってきたトモエガモ君、今年はどうかな????


公園を一周して、今回は見沼代用水に沿って少し南下してみます。お供はいつものミラーレス望遠。
道端に咲くコセンダングサ(?)の花に小さなウラナミシジミが群がってます。


お馴染みの蝶ですが、少し調べてみると・・・・ウラナミシジミに関する大手前大学の阪口浩平氏の面白い論文を見つけました。
要約すると・・・・・「日本でも、ウラナミシジミは旅をする!」
この小さな蝶ウラナミシジミが旅をすることは、欧州では以前からよく知られていたそうです。
1955年秋、北海道西南部で、この南国系のウラナミシジミが多数発見されたそうです。  何故北海道で??
日本の房総半島の南端では、食草のソラマメが促成栽培され、温暖な気候のせいで、ウラナミシジミの越冬地として適しています。
そこで育ったウラナミシジミが、毎年、長いみちのくへの旅をつづけ、世代交代を繰り返してるうちに、ついに津軽海峡を越えて、北海道に達するようになったのでは?
旅をつづけながら世代を繰り返すうちに、次第に身につけた長距離飛翔能力、まさにロマンの世界ですね。
こんな小さな体にどんな力があるのか、不思議です。

*短くまとめすぎて、論文のの解釈が間違ってるかもしれません。
 詳しく知りたい方は「旅をするウラナミシジミ大手前大学」で検索してみてください。PDF形式ですが見ることができます。




ウラナミシジミの群れの中にムラサキシジミが1頭混じってました。


公園から見沼代用水沿いを歩く途中で見つけた秋の風景と、竹林です。

 

「総寺院」を越えて、さらに南下すると、毎年キビタキやエゾビタキがやってくるポイントがありますが、さすがに木の実はすでになく、鳥撮りさんが一人。
聞くと、まだキビタキの雌がいるようです。しばし鳥談義をして、公園に戻ります。
公園の池の水面にはこんな光景が・・・・11月中頃には黄葉で黄色く染まった水面が見れるはずです。


結局この日のウォーキングは約10000歩。   結構歩いたなあ~!!

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 設定できるようになれば、改めて、更新しますね。

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