さきたま自然日記(別館)

埼玉中心になんでもありの写真日記です。
花鳥風月、自然を中心に撮ってます。

妙高高原鳥見行3日目(ノジコ)

2016年06月15日 | 鳥見行
もたもたしてるうちに、在庫がどんどん溜まって消化不良になりそうです。

もう少し早いテンポでアップできればいいのですが・・・・・


そんな訳で、今回は、またまた妙高高原の続きです。

5月24日(火)早朝、ペンション周辺を散策。 午前5時半ごろ、いもり池から望む「妙高山」です。

いつもだと、池に奇麗な逆さ妙高が映るのですが、やはり暑さのせいでしょうか、水草が増えて、状態は良くなかったです。



朝焼けには少し遅かったかもしれません。



いもり池から、ペンションのオーナーから聞いていたノジコ(野地子・野路子)のポイントに移動してみます。

綺麗な囀りが聞こえるポイントでは、雄が目の前に姿を見せてくれました。

時刻は、早朝の午前6時頃で、朝陽がまともに当たっています。 一見、アオジのようですが、白いアイリングが特徴です。



ノジコ(野地子・野路子)

日本では夏鳥として渡来し、日本で繁殖します。(繁殖地として確認されてるのは日本だけ)

普段あまり見かけない鳥ですが、この近くでは、毎年多くの個体が縄張りをつくって、繁殖してるようです。

アオジとよく似てますが、特徴は前述したとおり、白いアイリングが特徴です。

また、アオジと違うのは、下嘴の色。

アオジはピンク色をしてますが、ノジコは鉛色です。(ここに掲載した写真は、朝陽がまともに当たって、分かり難いですが・・・・)



地味な姿からは想像できないくらい綺麗な声で囀ります。





上手い具合に同じ場所で、左右入れ替えてくれました。(雌は見つけることが出来ませんでしたが、目先が黒くなく全体的に地味です)





今回の目的の一つであるノジコに出会えて、感謝!感謝!です。

鳥撮りさんの中には、このノジコを見る為にやってこられる方もおられるようですが、今年は数が少ないようでした。


このシリーズ、いつまで続く??

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妙高高原鳥見行2日目(苗名の滝)

2016年06月12日 | 鳥見行
野生のニホンザルを見た後は、日本の滝100選の一つ「苗名の滝」へ向かいます。

最近は観光客も多いのか、以前と違って、駐車場も綺麗に整備されていました。

駐車場からすぐのところに、堰を渡るつり橋があります。

高所恐怖症で、揺れるつり橋が渡れない私でも、この吊り橋だけは何とか渡れます。

周りを見渡す余裕はなく、ただ一途に前を見て・・・・・

堰を渡って一気に、木製の階段を登って振り返ると、渡ってきた吊り橋が見えます。



そこから少し山道を登ると・・・・・前方に「苗名の滝」が見えてきます。

滝の手前にも吊り橋があります。 こちらの吊り橋は結構ゆれる吊り橋です。



「苗名の滝」

長野県と新潟県の県境にある関川にかかる落差55mの滝で、雪解けのこの時期が一番水量も多く迫力満点。

日本の滝100選の一つで、轟音を響かせながら落ちる様が「地震=なゐ」のようであるとされ、口語体に転化して「ないの滝」が「なえな滝」となり、「苗名滝」と名付けられたそうです。

また一説では、下流の高田平野の水田に水を供給する事から苗名となったとか・・・・・


今まで何度か、この滝に来てるのですが、高所恐怖症の私は、滝の前の吊り橋は渡れず、橋の真ん中から撮った写真は皆無。

そこで、今回は、Mさんにお願いして、吊り橋からの滝を撮ってもらいましたよ!!



広角で撮ると・・・・吊り橋を渡った先にある展望台も見えます。



今度は、吊り橋の手前にある細い道をさらに上って、滝壺に近づいてみます。



新緑に包まれた滝からは、マイナスイオンがたっぷり!!



さすがに水量が多いこの時期の滝つぼは迫力があります。



実は、この関川にある滝はこの苗名の滝以外にも、4連の滝が連なっていて、二の滝、三の滝、四の滝があるそうですが、通行が困難な場所だそうです。

ネットで調べてみましたが、この苗名の滝から先の上流を目指した方のブログを見つけました。興味のある方は、こちら


苗名の滝の下流にいたキセキレイです。

早朝に来れば、ミソサザイの奇麗な声も聞こえるのですが、午後の時間帯では、全く囀りも聞こえませんでした。



苗名の滝を見物した後は、ペンション近くの温泉施設でのんびりと夕刻まで・・・・
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妙高高原鳥見行2日目(ニホンザル)

2016年06月09日 | 鳥見行
5月23日、鳥見行2日目の午前中も思った成果もなく、同行のMさんが、まだ見たことが無いという「苗名の滝」へ向かうことにします。

「苗名の滝」へ車を走らせていると、下り道の途中で、ニホンザルの小さな群れに遭遇します。

この山では、よくニホンザルを見かける事があるのですが、群れでいるのは初めてです。

早速、車を道端に止めて・・・・・

こんな時に役立つのは、ミラーレスのニコンV3、何でもすぐ撮れるように膝元に置いていたのが正解でした。



群れの中には子ザルもいるようです。



上手い具合に、樹の幹に座ってくれました。 何とも可愛いですね。



枝を登りながら移動してる猿もいるかと思うと・・・・



盛んに、木の実を頬張りながら食事中の猿もいます。



みんなから隠れて幹にしがみ付きながら食事中の猿も・・・・



ズームアップして撮ってみますが、こちらを威嚇する様子もなく、顔も穏やかなのには驚きました。

野生のままで、あまり人馴れしていないのか? 人間には無関心??





写真を撮ってると、すぐ後ろの茂みで・・・・ガサガサ音がするので振り向くと・・・・すぐそばにも1匹のサルがいます。

こちらの方がビックリ!! でも猿の方は何事もなかったように茂みの中へ・・・・

今回は、同じカメラ(V3)で、食事の様子を動画にも撮ってみました。

何の木の実か分かりませんが、美味しそうに食べてます。






そして、「苗名の滝」へ・・・・
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妙高高原鳥見行2日目(初見のヨツボシトンボ)

2016年06月07日 | 花と野鳥
妙高高原遠征2日目。

早朝5時半ころから、コルリ・オオルリの第2ポイントに向かうことにします。

コルリの声はするものの、やはり姿が見えず、オオルリも高い梢で囀ってるだけで、下には降りてくれません。

そんな中、突然姿を見せてくれたのは・・・・コルリか??

背中だけしか見えませんが、姿形から見てオオルリ(大瑠璃)のようですね。(証拠写真です)



早朝散策も成果が無く、そのまま下山。

朝食後、再び高原まで登りますが、相変わらず気温が高く、聞こえるのはハルゼミとセンダイムシクイの声だけです。

センダイムシクイ(仙台虫喰)だけはなぜか多いですね。毎年見れるメボソムシクイの姿も見えません。



コサメビタキ(小鮫鶲)も顔を見せてくれました。



キビタキも時々姿を見せてくれますが、やはり数は少ないです。

ニュウナイスズメ(入内雀)もいました。



仕方なく、近くで見つけた昆虫にもカメラを向けてみます。

ヤマキマダラヒカゲ(山黄斑日陰蝶)です。

標高500m以上の低山帯から亜高山帯で普通に見られ、森林地帯に生息しています。

近縁のサトキマダラヒカゲは、より低地の森林を主な分布域とするため、一応は棲み分けがなされているが混棲することも珍しくなく、分布上の差異は明確ではないそうです。

ヤマキマダラヒカゲとサトキマダラヒカゲ、かつて同一種として括られ、単に「キマダラヒカゲ」と呼ばれていたそうですが、1970年に2種に分離されました。

(以上、ウィキペディアより)

この2種を区別するのは難しそうですが、ここは海抜1000メートル以上あり、ヤマキマダラヒカゲと判断しました。



ヒラヒラと蝶のようにゆっくりと優しく飛ぶトンボを見つけました。初めて見るトンボですが、調べてみると・・・・・

ヨツボシトンボ(四つ星蜻蛉)のようです。

小型でずんぐりしていて、お腹も扁平で毛深いトンボですね。

主に寒冷地などの平地の挺水植物が繁茂する池沼、湿原に生息しているそうで、前後翅の前縁の痛感部分に4つの黒褐色の斑があり、その四つを星に例え、四つ星と名前がついたそうです。

北海道から九州まで分布する日本特産種ですが、西南日本では、希少種だとか・・・・埼玉県でも、旬絶滅危惧種に指定されてるようです。



結局、鳥見の方はこの日の午前中も、成果なく終了!!



乙見湖から見た「焼山」です。ここから見ると近いですね。



この後は、観光目的で、Mさんが初めてという「苗名の滝」へ向かいます。



おまけは・・・・・ペンション前に咲いてた1輪のアヤメ???




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続く。


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妙高高原へ鳥見行(パート1)・キビタキ(黄鶲)

2016年06月03日 | 花と野鳥
毎年恒例になっていた妙高高原への鳥見遠征、昨年は、腰痛のためドタキャンしてしまいましたが、2年ぶりの鳥見行です。

もちろん、コルリ・オオルリ・ノジコなどが遠征の目的。

5月22日(日)午前8時頃、大宮を出発です。 同伴者は、中学時代からの友人Mさん。

Mさんとは初めての同行ですが、昔話に花を咲かせながらの、のんびり鳥見行です。

自分の車は、部品を3か所交換して直ったと思うものの、、長距離遠征で少々不安が残る為、今回はMさんの車を使わせてもらうことにしました。

天気も良くて、順調に妙高高原ICを降り、そのまま標高1300メートルの笹ヶ峰高原まで一気に登ります。

途中、例年見られる道端の残雪もなく、木々も予想以上に生い茂って、いつもと違う雰囲気に嫌な予感が・・・・・・・



笹ヶ峰高原から見た「焼山」です。

他の焼山と区別するために、「新潟焼山」とも呼ばれ、新潟県西部の糸魚川市と妙高市にまたがる頸城山塊の標高2400mの活火山です。

現在でも2つの噴気口からガスを吹き出しており、確か5月初めにも噴煙活動が活発化して、入山規制(?)された山です。



そんな焼山を見ながら、高原のレストランで昼食を済ませ、鳥見ポイントに向かいますが・・・・・やっぱり嫌な予感が的中。

鳥見ポイント周辺は、ハルゼミでしょうか、セミの鳴き声で野鳥の鳴き声がほとんど聞こえません。

気温も高くて、下界の暑さとあまり変わらないくらいで、セミたちも一斉に羽化した様子です。

しかも、例年より暑いためか、残雪もなく、辺りの草木はかなり高く成長していて、いつもと違う光景に唖然!!

それでも、気を取り直して、ポイント周辺を散策してると、かろうじてキビタキが姿を見せてくれます。



新緑のモミジを背景に、いい所に止まってくれました。





例年、この辺りはキビタキが多く、撮るのが飽きるくらいなのに、この日確認できたのは、ほんの数羽だけ。

コルリどころか、キビタキの鳴き声も、ほとんど聞こえません。 あちこちで、聞こえるのは、センダイムシクイの囀りだけ。

そんな中、やっと囀ってくれたキビタキです。



目線の高さで、背中も綺麗に見せてくれました。



この個体、盛んに樹の上にあがったり、下に降りてきたり、忙しく動き回ります。



そこで、上を見上げてみると、もう1羽の雄がいて、仲良く(?)並んでいます。

本来、こんなに接近すると、お互い威嚇し合うはずなのですが、不思議なことに争ってる様子はありません。



1羽が飛び立ったところを同行のMさんがミラーレスで撮った写真です。(上の写真とサイズを合わせるため、トリミング)



やっぱり新緑をバックに撮ると、キビタキが引き立ちますね。





元々、鳥見には厳しい時間帯だったのですが、例年この時間帯でも顔を見せてくれたコルリは、姿どころか声も聞くことが出来ませんでした。

仕方なく、ペンションのオーナーから事前に聞いていたオオルリポイントに移動。

そこではオオルリの姿は確認できたものの、はるか樹の天辺で、辺りは樹の葉が生い茂り、結局降りてきてくれませんでした。

この日姿を確認できたのは、キビタキ・オオルリ・センダイムシクイ・アカゲラ・コサメビタキ・キセキレイなどだけ。

こんな調子では、翌日もあまり期待できそうにありません。


今回の遠征の機材は、デジスコ・キヤノン456・シグマ150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary・ニコンV3ミラーレス

風景撮影用にキヤノン24-100mm

今回掲載の写真は1・9枚以外はすべて、7D+150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporaryです。

このレンズ、思った以上の働きをしてくれそうです。 もちろん手持ちでもOK!!


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・後日続く!


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