さきたま自然日記(別館)

埼玉中心になんでもありの写真日記です。
花鳥風月、自然を中心に撮ってます。

クイナ(秧鶏・水雉・水鶏)とヒクイナ(緋水鶏、緋秧鶏)

2019年02月24日 | 野鳥
2月23日、K自然観察公園にクイナとヒクイナとが出てるとのことなので、出かけてみることにします。
現地に着いて、しばらくそのポイントで待つものの、クイナの鳴き声はすれど、一向にその姿を見せてくれません。
仕方なく公園を散策するも、前回と同じように、野鳥の鳴き声も聞こえません。遠くで鳴くベニマシコの鳴き声を恨めしく思いながら歩くだけ。
ぐるっと回って再び、ポイントに着くと、何やらゴソゴソと・・・・・居ましたよ! クイナの方です。


クイナ(秧鶏・水雉・水鶏)
日本では、北海道や東北の一部では夏鳥、本州以南では冬鳥です。
同じ仲間では、沖縄に住むヤンバルクイナが有名ですね。
ヤンバルクイナは飛ぶことはできませんが、このクイナは飛ぶことができます。
半夜行性なので、昼間はなかなか明るい所に出てきてくれませんが、尾羽をピンと立てて歩く姿は綺麗です。
日本の唱歌「夏は来ぬ」の歌詞4番にこのクイナが登場してることは案外知られてないかもしれません。
「楝(おうち)ちる 川べの宿の門(かど)遠く 水鶏(くいな)声して 夕月すずしき 夏は来ぬ」
この歌では、クイナは夏を知らせる鳥として親しまれていたようですね。


でも、あっという間に茂みの中へ・・・・・尾羽の裏(下尾筒)が鮮やかです。


その後、ヒクイナも待ってみたものの、姿を見せてくれそうになく、姿を見せてくれたのは、シメとジョウビタキのみ。




その後、このK自然観察公園には行けてないのですが、地元のA公園でも、ヒクイナが滞在中で、連日にぎわってるので、少し覗いてみました。
次の写真、ボケボケですが、A公園のヒクイナの証拠写真です。こちらはヒクイナまでの近いのですが、ロケーションとしてあまり良くありません。
どちらも顔が見えない~!!
姿全体を収めるには、じっと粘るしかないようですが、私の忍耐力では・・・・・?  尾羽の裏側の模様は、クイナとよく似てますね。


ヒクイナ(緋水鶏・緋秧鶏
日本では、夏鳥として渡来しますが、本州中部以南では越冬するものもいるようです。
もしかすると、上に描いた「夏は来ぬ」の歌はヒクイナのことかもしれませんね。
上述のクイナとこのヒクイナ、古くはどちらも「くひな・くいな」と呼ばれていて、古人が歌に詠んだ「戸をたたく、くいなの声」は、ヒクイナのことを示すそうです。
現に、戸をたたくような「コッ・コッ」と鳴くのはヒクイナの方で、クイナは「キュッ」という甲高い鳴き声です。(残念ながら、ヒクイナの鳴き声はまだ聞いたことありません)
(一部「野鳥の名前」参照)


K自然観察公園の方が、写真的には良さそうなので、まだ滞在してるようだと、近いうちに再挑戦してみたいと思います。


A公園のヒクイナがいる傍のグランドでは、タヒバリの群れがいましたよ。おまけです。



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20 コメント

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おはようございます (ロメオ)
2019-02-25 08:25:06
クイナの仲間も、昔はもっと数が多くて身近な鳥だったのでしょうか。
テレビなどない時代、野鳥は人々の目や耳を楽しませてくれる存在だったのでしょうか。
ヒクイナとクイナ、私の地域では越冬しています。
今週あたり様子を見に行こうと思っていました。
遠くで鳴くベニマシコの声は、この後の祭りの前奏曲だったのでしょうか(^^)
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Unknown (country walker)
2019-02-25 08:35:45
クイナとヒクイナですか。。。
ヒクイナは自分の知っているポイントに行けば見られますがクイナはしばらくの間見ておりません。
双方見られるのは楽しみですね。
自分のポイントにはクイナは居ないようです。
「夏は来ぬ」の歌詞4番のことは全く知りませんでした。昔は夏鳥だったのかも?
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クイナ (fukurou)
2019-02-25 09:35:04
ソングバード様
おはようございます。
クイナと言う名前どこかで聞いたと思ったら、ヤンバルクイナなんですね。発見された時大きくニュースになりましたね。
想像していたよりも美しい鳥です。
ありがとうございました。
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こんにちは♪ (ポージィ)
2019-02-25 11:35:36
クイナ、ヒクイナ 出会ったことはないし、姿も思い出せないのに
なぜか名前に馴染みがある~~ と不思議に思いました。
そうか!ヤンバルクイナで耳に馴染んだ名前だったのですね。
「夏は来ぬ」の歌詞の中に登場するのも知りませんでした。
そもそも4番をまったく覚えていませんでした(^^;)
クイナもヒクイナも茂みの中が好きな鳥さんなのでしょうか。
撮影のチャンスをじっと待つのはなかなか大変そうですね。
でも、どちらも尾羽の特徴がよく見えています♪
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どちらも珍しい! (nampoo)
2019-02-25 20:24:59
こんばんは。
クイナとヒクイナどちらも珍しいです。
こちらでは見る機会は皆無に近いですが、
一度会いたいです。
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クイナ (ヒトリシズカ)
2019-02-26 02:36:26
ソングバードさん

10日ほど前に、北本に立ち寄った際に、大きな鳴き声がよく聞えたので、近くにおられた野鳥観察愛好家の方に伺うと、「クイナの鳴き声だ」と教えていただきました。

北本では、数年前の今ごろに、刈り取ったヨシ原から出ていたクイナを見たことがあります。

秋ケ瀬では、連日、ヒクイナ・クイナ狙いの方が20人ほど集まっておられてました。私は10分ほど、そこにいましたが、出てこないので諦めました。多くの方が朝から待っているとのお話しでした。

その近くにシロハラが登場しても、ジョウビタキが出て来ても、多くの方が関心が無いご様子でした。

でも、ヒクイナには、その内に運良く観察できればいいなと、甘く考えています。、
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クイナとヒクイナ (kogamo)
2019-02-26 05:53:02
おはようございます。
どちらも写真でしか見たことがない鳥さんです。
クイナは、赤い嘴と羽が美しいですね。
そしてヒクイナも、公園で見られるのが羨ましいです。
昔はバンのようにたくさんいたんでしょうか?
昔の人も野鳥を見て、季節を感じて楽しんでおられたのでしょうね。
お尻と尾羽の裏の模様が、目立つ白黒だと、天敵もびっくりしてしまいそうです。
こちらにはいないようですが、一度は見てみたいものです。
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おはようございます (ソングバード)
2019-02-26 06:54:37
>ロメオさん
かも知れませんね。
昔の人たちは、身近な自然の出来事を上手く表現してますよね。
こちらでは、クイナは冬、ヒクイナは夏によく見られるのですが、この時期のヒクイナは珍しいかも知れません。
これも温暖化のせい??
ベニマシコ祭りは、ここではないんですよ。お楽しみに!!(笑)


>country walkerさん
クイナ、こちらでは、数カ所で確認されてるようですが、ヒクイナがいつもの時期より早いように思います。
数的には、クイナの方が多いですね。
「夏は来ぬ」の歌詞にクイナが出てくること、私も今回調べてみて初めて知りました。
面白いですね。
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おはようございます (ソングバード)
2019-02-26 07:02:39
>fukurouさん
沖縄に住むヤンバルクイナ、有名ですよね。
それと同じ仲間のクイナやヒクイナは時々こうして、こちらでも姿を見せてくれます。
クイナも綺麗でしょう。
赤い嘴、恋の季節になると、もっと鮮やかになるんですよ。
どこかで会えるといいですね。


>ポージィさん
クイナやヒクイナ、ポージィさんには馴染みがない鳥かも知れませんね。
昼間はなかなか茂みから出てきてくれないので、居ても気付かない方が多いです。
鳴き声が独特なのですが、声はすれども姿見せずです。
「夏は来ぬ」、最近は聞くことも少なくなりました、懐かしい唱歌ですね。
こんな所にクイナが登場してたなんて、私も初めて知りました。
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おはようございます (ソングバード)
2019-02-26 07:10:01
>nampooさん
クイナもヒクイナも、九州の方が良く見られるかもしれませんが、茂みの中にいることが多いので、気付かない時の方が多いです。
どちらも、人見知り屋さんなので、姿を見せてくれても、すぐに隠れてしまいます。
見れるといいですね。


>ヒトリシズカさん
ヒトリシズカさんも行かれましたか。
鳴き声がすれど、姿はなかなか見せてくれませんよね。
ヒクイナもいるようなのですが、なかなか手ごわいですね。
A公園のヒクイナも、連日大賑わいですね。
まだしばらく居てくれると思いますが、姿を見れればラッキー!!
今度は、見れるといいですね。


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