さきたま自然日記(別館)

埼玉中心になんでもありの写真日記です。
花鳥風月、自然を中心に撮ってます。

ところ変わればオナガも珍鳥?

2019年08月04日 | 野鳥
関東地方では、普通に街中で見られるオナガも、ところ変われば珍鳥扱いに?
このオナガも、最近は全国的に分布範囲が狭まってるようですが、なぜか関東地方では増えてるようです。
そんなわけで、今回は近くの神社に営巣してる(?)オナガ(尾長)を撮って見ました。
今から3年前と同じ神社に、今年も営巣したようで、ミラーレスカメラを持ってぶらぶらと観察散歩です。
神社の境内にある「もっこく」の樹の周辺に6~7羽のオナガがいましたよ。


先日見たところ、隣の「クスノキ(?)」の中に営巣してるようなのですが、この日は確認できませんでした。
このオナガ、前にも触れたのですが、1970年代までは本州全土および九州の一部でも見られた普通の野鳥。
その後、勢力範囲が徐々に狭まり、現在は本州の福井県以東、神奈川県以北で観察されるのみとなっています。それ以外では珍鳥扱い??
西日本から姿を消した原因は定かではないですが、九州の個体群については最近、西日本まで分布を拡大してるカササギとの競争に敗れたという説があります。
果たして真相は?????


カラスの仲間で、頭もよく、群れで行動して、子育ての時期は、集団保育をすることでも知られてます。エナガのヘルパーさんみたいですね。
街中に住んでるわりに、警戒心も強く、モビングを行うことでも有名ですね。
この日も、近くを飛ぶカラスに向かって一斉に6羽がスクランブル発進!! すごい剣幕(?)で突っかかってました。
やはり巣があるようですね。

オナガの口の中がこんなに赤いとは・・・・初めて写真に撮れました。
口を開けてるのは、鳴いてるからではなく、この日は猛暑日で暑かったせいだと思います。



「もっこく」の実を美味しそうに食べてますが、お互いに優しい声で鳴きあいながら会話でもしてるようです。
普段のあの騒がしい鳴き声からは想像できません。


時々、樹から離れて屋根の上や電線の上に止まってあたりを警戒??


長い尾がお洒落ですが、この長い尾を引きずるようにバサバサ飛ぶ姿は、決してカッコいいものではありませんね。



「もっこく」の樹の中に巣が・・・・・中にオナガが1羽・・・・・オナガの巣にしては少し変?
針金のハンガーなどがたくさんあることから、カラスの巣のあとかもしれません。もしかすると再利用するのかも?後日、再確認したいと思います。


このまま順調に営巣活動が続くと、8月中頃には、この周辺を飛び回る幼鳥の姿が見れるかもしれません。





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