さきたま自然日記(別館)

埼玉中心になんでもありの写真日記です。
花鳥風月、自然を中心に撮ってます。

今冬はアトリの当たり年?

2016年12月17日 | 野鳥
晩秋のM公園では、アトリが2~30羽ぐらいが飛び回ってます。
お目当ては、アキニレの実です。
まずは秋色の葉をバックに、ポーズをとってくれました。 アキニレの実も見えますよ。


アトリ(獦子鳥・花鶏)
晩秋に日本にやってきて越冬する「冬鳥」として知られてますが、昔から親しまれていたらしく、晩秋の季語にもなっています。
一方、古くからツグミなどと並んで食用の鳥として重視されていて、乱獲された時代もあったようです。
群れでいるため、捕りやすかったのかもしれませんね。

大きさはスズメより少し大きいくらいでしょうか。
都市部の公園などでも小さな群れでいる事が多く、見つけやすい野鳥の一つです。


以前、アトリの名前の由来を書いたことがあります。
アトリは大群をつくることがあり、その様子がまるで獲物を追い立てる勢子のようであるから「獦子鳥」と書かれる。(「野鳥の名前」より)
また、同じように大群で移動するという意味で「集鳥(あつとり)」と呼ばれていたものが訛ったものだとも云われています。
どちらも、大きな群れをつくって移動することから付けられたものですね。
この大きな群れは、渡来直後や繁殖地への渡る直前に、見る事ができ、時には数千羽から数万羽になる事があるそうですから、ビックリですね。

漢字では「花鶏」とも書きますが、これは木に止まる姿がまるで花が咲いているかのように見えることに由来しています。
「花鶏」は、キクイタダキの事だという説もあり、どちらが正しいのか???


今回は、アキニラの枝が混みあってるところに来ていたので、周辺が少々ゴチャゴチャしています。


アトリの雄と雌の区別は比較的簡単で、色の濃い方が雄で、雌は全体的に淡い色で、優しそうに見えますね。


アキニレの実ってそんなに美味しいのでしょうか?? なんだか水気が無くて、喉が詰まりそう!!
因みに、アキニレは「秋楡」と書き、秋に花が咲く空だそうで、同じ仲間で、春に花が咲くハルニレ(春楡)もあります。




雄は、まだ夏羽の面影を残す個体が混じっていますね。



「なにか用??今、食事中なんだけど・・・・・」なんて言われそうです。


このアトリがいる同じ場所で、ウソの鳴き声もするのですが、運悪く、私がいる時は下に降りてきてくれませんでした。
また別の機会にでも撮りに来ますね。


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