つれづれ読書日記

SENとLINN、二人で更新中の書評ブログです。小説、漫画、新書などの感想を独断と偏見でつれづれと書いていきます。

う~む、やはりかっこいい(笑)

2007-11-02 08:57:29 | おしゃべり
さて、第916回であります。


鈴:なんか先週は妙な曜日に記事が上がってたなぁと思うLINNで~す。

扇:脳内に巣くうカシャレカンヤンゴムリミアンコンド王の命に従って水曜に記事を上げたSENでーす。

鈴:んな、えなげなもんを飼っとるなよっ!!

扇:飼ってるんぢゃない、住みつかれてるんだ。

鈴:なお悪いわっ!!
ったく……感染すなよ。

扇:一時期、マルルウに取り憑かれていたお前よりマシじゃわい。
まったく……自分のことを棚に上げて何を言うか。

鈴:マルルゥはいいのじゃ。妖精だし、無害だし、かわいいから(爆)

扇:さて、阿呆はほっといて今週のWikiに移りましょう。


『Wikipediaに聞け!』


鈴:では、今週のWikiネタは、福本豊先生です。
1年に100個以上の盗塁を重ねた異常な野球選手……。

扇:断じて、違うっ!
野球違うよ、野球違うよ。もうちょっと東に行こう、東!

鈴:東……じゃぁ、神奈川県出身で「アカギ」の作者の福本伸行……。

扇:誰が麻雀劇画の話をしとるかっ!
東行き過ぎだ、戻ろ戻ろ! すぐ隣だよ、隣! 大阪の隣は?

鈴:大坂の隣……隣と言うと、神戸、奈良、京都……京都と言えば太秦映画村。
あ、そうそう、太秦と言えば時代劇。
時代劇と言えば……。

扇:そう、松平健!

鈴:ちゃうわぁっっ!!!
そういうメジャーどころではない。
と言うわけで、メジャーではないけれど、時代劇には欠かせない福本清三……通称、先生であります。

扇:名前で解らない方は、時代劇視て、頬のこけた感じの用心棒を探しましょう。
見つかったら十中八九、福本さんです。
「先生お願いします」とか言われて出てきたら確変、激アツです。

鈴:確変かどうかは別として、まぁ、たぶん5本用心棒が出てくる時代劇見たら、ひとつくらいは確実にヒットするだろう。
まぁでも、最近は「ラストサムライ」のおかげで、少しは知ってるひとは多くなったかもしれんが。
……あ、そうだ、見出し見出し。

扇:記事の分量が少ないから、見出しはパスしてもいいんじゃね?
と言うわけで、知る人ぞ知る日本一の斬られ役、福本清三さんの話です。
斬られ斬られて四十年、映画『ラストサムライ』に出たことで一気に知名度が上がりましたが、実は時代劇ファンの間ではかなり以前から顔が知られている方だったりします。
(テロップに名前が出ないので、顔だけ知ってる方が大半だったらしいですが……)

鈴:Wikiの最初のところに「通称『5万回斬られた男』」って載ってるくらいだからなぁ。
しかし、確かに顔を見ればわかるひとだな。名前は第3回の記事で相棒がネタにするまで私も知らなかったが、写真を見れば「あぁ、このひと」って感じだったし。
だが、「ラストサムライ」より前の話となると、Wikiの「探偵!ナイトスクープと徹子の部屋」に出たのが、名前がある程度知られるようになった最初みたいだな。

扇:俺の読んだ本だと『2万回斬られた男』だった筈なんだが……Wikiの誤植かな。
写真見たら、大抵の人が知ってるって言うねぇ。まぁ、シャレにならない登場回数誇ってるからなんだろうけど。
ナイトスクープと徹子の部屋で取り上げられたのは有名やね。実際、あれでファンクラブができた。(笑)

鈴:2万回……よく見たらWikiのほうは数字が半角だから打ち間違いっぽいな。
だが、ナイトスクープはまぁ、いちおう調査番組だから「あのひとは誰?」ってので出るのはわかるんだが、「徹子の部屋」に実際に出たってのがすごいわな。しかも、ウソ番組やってたら本物のほうに、ってことだし。
それにしても、「徹子の部屋」とかでファンクラブが出来た、ってのは……。
まぁそれだけテロップに名前が出ない割に印象的なひとだと言うことなんだろうが。

扇:徹子さんが話をしてみたくなった……ってのは解るなぁ。
この方、斬られ方もさることながら、人柄も人気高いからな。
とにかくどうやって目立つか、ってことに関する研究は若い頃から怠らなかったらしいから、印象強いのは当然かも。
トレードマークになってる、濃いメイクも目立つためにやったらしいし。

鈴:研究を怠らない、ってのはWikiにもちゃんと書いてあるな。
斬られるための研究って腐りそうだが、よくここまでやってるよ、このひと。
人柄もそういうところがあるから人気があるんかもな。
それにしても、「トム・クルーズからは、「定年で辞めるなんてもったいない、ぜひハリウッドにおいでよ」と声をかけられている」ってのは……。
これくらいのことを言われた俳優は片手くらいで足りるんじゃないか? ……つーか、御船敏郎くらいしか思い浮かばん。

扇:監督に使ってもらうには、とにかく目立つしかない! という事情もあって、必死だったらしい。
それを言うなら他の人達も同じ筈なんだが、ここまで徹底してたのはこの方ぐらいだと思う。
もっとも、『ラストサムライ』でハリウッドからオファーがあった時は、何が起こったのかさっぱり解らなかったらしいがな。
銀幕スターじゃないし、代表作もないのに何で? ってのが正直なところだったようだ。(笑)

鈴:そりゃぁわからんだろうな。
大部屋俳優で斬られてナンボの人生続けてきたひとだからな。
映画とか、ドラマの主演をすっ飛ばしたような感じだろうし。
ここまで来ると、さすがに人間、浮かれるより困惑するほうが先、ってのはよくわかる。

扇:斬られ役以外にも、通行人とか、ガバナス帝国兵士とかやってたりするけどね。(笑)
しかし、普通の感覚でいけば当然、困惑するよなぁ。
アルバイトなのに、「君、明日から名人ね」って言われたようなもんだしな。

鈴:なんか、いかにもだよなぁ、名前のない役とか、名字しかない役とか。
しかし……「明日から名人ね」ってそれは毛○名人だ!


『今週の一冊』


鈴:では、やっぱ福本さんはかっこいいよね、と言う結論に落ち着いた(?)ところで今週の一冊は、「コスメティック・バレエ」です。
伝説の魔女が作ったと言われる化粧品を巡って兄弟が争うお話です。

扇:それはノ×ビア化粧品。
コスメティック・ルネサンスをキャッチ・コピーにして鶴田一郎の絵を画面に出すCMはセンスあったなァ……。
で、本当のタイトルですが、「イロッフル・サ・コンフィアンス・エ・ソナムール・バレー」です。

鈴:ノエ○アだから今度はセシールかよ。
注:「イロッフル・サ・コンフィアンス・エ・ソナムール」は有名な「セシ~ル♪」のコピーの後に入る言葉です。
では、ホントの今週の一冊のタイトルは「ミスティック・バリエ」(著者:木々)であります。
第765回の木曜劇場で取り上げた「ロマネスク・バリエ」の続編です。

扇:今回のネタは、以後最終巻に至るまで引っ張られるリド君出生の秘密。
謎の男アラン・クルーズが現れ、リド君にちょっかいを出すのですが――。
いやもうなんつーか、最終ページのオチがすべてですね。
まぁ……アランがリド君を女の子と間違えたのも解る気はするんだけど……贈り物は選べよ。(笑)

鈴:最終巻って9巻だったよな、確か。
よく引っ張ったな、作者。
しかし、なんか、今回の今週の一冊は、そのラストのページに集約されそうやね。
まぁ、私も見たときに「……」だったけど(笑)

扇:実際、この次の巻のクラシカルバリエでネタは使い切った感じだったからなぁ。
続けるにしても、五巻ぐらいが限界だと思ってたんだが、よーやる。
しかし、マジであの最終ページは笑ったね。作者の妄想がダイレクトに炸裂してたし。

鈴:……妄想……。
なんか1ミリたりとも否定できんよな。
と言うか、新しい幻冬舎版の表紙とか見てると、あの兄弟、絵見ただけじゃ性別どっちかわからんのが多すぎ。
でも、あの最終ページ、似合いすぎ。つーか、シド兄ちゃん、そのまんま新○って言っていいですか?(笑)

扇:書き直された一巻の表紙のリドなんて、完全に女の子と化してるしな。
シドも……クレセントバリエの表紙は女性にしか見えん。
シドが新×なら、リドが新×なんだが――全く違和感がないのは、をいをいって感じではある。
そういや、サブキャラで出てきた魔女のおねーさんがイイ味出してたんだけど、読み終わる頃にはただのお邪魔虫になってたな。恐るべしシド×リド。

鈴:なんか、その「×」はどう見たところで、「○め」か「○け」の違いにしか見えないのはなぜだらう……。
さておき、この巻の2話で出てきた(おそらく)ジルさんは、確かにけっこういいキャラだったのに、公式ページにすら出てこないってのはいかがなものかとは思う。
……あ、そういえば、ダン先生の話がない……。

扇:でも……リド君って、結構サドっ気ない? 一応、役所的には『受×』だけどさ。
あー、ジルさんだっけか(失念)。結構意地悪なんだが、悪人ではなかったな。
そう言えば、ダン先生ってこの巻で結婚してるんだよな。相手もいい人なんで、特に不満はないんだが……医者ができちゃった結婚ってどうよ?(笑)
ダン先生は精神科医だから、専門外ではあるだろうが……。

鈴:リド……サドっ気は……天然でありそうだな。
まぁ、できちゃった結婚は仕方あるまい。
ダン先生も男だったと言うことだ。
リドを襲わ……あわわわわわわわわわ……いまのなしね(爆)

扇:どっちかと言えば、リドに襲われる役回りだがな、ダン先生。
で、本人は悪くないのに、シドに変態呼ばわりされたりするわけだ。(笑)
しかし、リドは無論のこと、シドまで女性化してる中で、ダン先生って普通に格好良いキャラで通ってるよなぁ。
髪型と背丈変えたら、全く同じグラフィックなのに……不思議だ。(笑)

鈴:まぁ、ダン先生が襲われると言うのは、……否定しきれんな。
でも、○けと見せかけといて、ぢつは○めなんてのは、よくありそうなので、やっぱダン先生はふつうにかっこいい○めと言うことで(何が?(爆))
それにしても、そのおんなじグラフィックって言ってやるなよ。
絵に明るくない私でさえ、一緒だよなぁなんて思えるくらいなんだからよ。


to be continued……