清純blog

本門佛立宗 常住寺住職・高野清純のブログ

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仙台妙護寺 団参 ①

2015年07月27日 | 東日本大震災

7月26日。

仙台・妙護寺さんの開導聖人・御正当会式(開導会)にお参りさせていただきました。

ご教歌「末の世の 衆生助くる のりとては  妙法下種の 外なかりけり」

妙護寺さんにお参りさせていただくのは2回目です。

前回は先住のお葬儀でした。震災のときは行ってないんです。

妙護寺のお導師さまは仰いました。

「ここは自分たちのお寺だから、自分たちで復興させる。」

「だから、お前らは来ないでいい。」「どこか、他所に、手伝いに行ってやれ!」

なんという力強いお言葉。当時は、ただただ感動するばかりでした。

ですから、震災の支援は一切してないんです。

妙護寺さんは、小高い丘の上にあります。

坂を登って山門につきますと教要師はじめご信者方々が大勢、出迎えてくれました。

すごい立派なお寺です。山門についたとたん、感動のあらしでした。

日晨上人の御筆。「不毀・ふき」。

こわさず。そこなわず。きずつけず。そしらず。

築・数十年の建物。重厚な建物は、建立当時のみなさまの厚い志を伺えるようです。

お部屋。廊下。戒壇。踊り場。もちろん本堂も。どこをとっても重厚な雰囲気です。

良い素材を使っているのはもちろんでしょうが、なんというか「お掃除や手入れが行き届いている」

そういう重厚さで、「古き伝統と格式のある日本建築」と表現したらいいと思います。

よく見ると、震災の爪痕もありました。当時は部屋のカベが全部崩れ落ちたとお聞きしましたから、

直して、かつ、この素晴らしい風格を出すに至るまで、相当の労力だったに違いありません。

瞬時に、そういう風に想像できました。山門をくぐったときからの感動は、それらを含めたところです。


 

(ホテルからお寺に向かう途中の道のり。お寺がある太白区に入ったところ。)

(ホテルの部屋から仙台駅ビルをのぞむ。)

宿泊は駅前のホテルでした。ふかふかのベッド。朝食がおいしかったです。

夕食は牛タンの有名店。ものすごくおいしかったです。

じつに、もったいない限りのおもてなしをいただきました。


 

那須高原サービスエリアにて、ゆかとツーショット。

被災地ご回向はつぎの記事にてご紹介します。


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