ご教歌 をしなべて 一味の雨(いちみ・の・あめ)は そゝげども 沾ふかたは おのがさまざま
大 意
ご法さまは、一切衆生(生きとし生けるもの。たましい。)に対して、平等に慈悲の心を注いで下さいます。
私たちは、もっている因縁によって、多く恩恵をうけたり、またその逆だったりします。
信力をおこして、「みほとけの大慈悲」を、しっかりといただくことができるように、思いをおこし信行に気張ることが肝心です。
大きな樹木は沢山の雨水を吸収します。
草花はその大きさによって、雨の恩恵を受けます。
目には見えないけど、大小さまざまな、ご因縁があります。
過去世からの因縁。
そして、いま、どういう心持ちで、どんな行いをしているか。。。
慈悲のあふれる菩薩の境地は、「大きな樹木」で、多くのご守護をいただくことになる。
仏さまのお心をまねて、すなわち、信じて、そして敬って。
慈悲の雨の恩恵が、たくさん降ってきますように。。。