リズムを刻む。時間を刻む。
朝起きる時間。通勤通学の時間。食事の時間。
お寺の朝参詣。ご法門。ボクらの日課です。
同じ時間に始まって、同じ時間に終わります。毎日毎日、淡々と。。。
今年に入って、1月9日から今日まで、年配のお講師がずっと欠仕しています。
風邪をこじらせて一時入院もされていました。
ご信者方にはお見舞いのご用意をと仰っていただきましたが、お断りしました。
申し訳なく、ありがたくおもっております。
お寺に姿を見せることはありませんが、ごく普通に生活できているようですので、どうぞご心配なくねがいます。
ただ、高齢ですので、寝込む前と同じようにするのには、ちょっと時間が必要だと思います。
おそらく、あたたかくなったら、出仕してくることでしょう。
毎日リズムを刻むのは、当たり前のことです。
ですが、ひとりだと、ちょっとしんどいと思うときもあります。
そんな時、ご信者のお看経の声がとても頼もしく思えるものです。
いつもの時間に、いつもの場所から、いつもの声で、お題目をお唱えする声がきこえてくる。
あの人がお参りに来た。すぐ分かります。そして、「あぁ。ありがたいなぁ。」と思うものです。
決まった時間に「ゴハンですよ~」とやってくれたら、たぶん、体調も整うのでしょうね。
日課として、これをする。そういう生活パターンには充実感と安心があります。
お寺でも、今までと同じ景色をこれからも繋いで参ります。先師上人から継承したものですから。
書面はなくても、身読するのが継承の証しです。なければ、なにもなくなっちゃう。
そりゃあ、少人数で高齢化してますが、キチンと後世につなげてまいります。
泰信師も別院でがんばってますよ。たった1人で。
朝参詣は6時半から。ご法門は8時半から。毎日まいにち。かわらずさせていただきます。
ご法門が毎日あるお寺って、意外に少ないんです。でもね、ウチは続けますよ。何があっても、絶対にね。
ですから、ご信者各位におかれましても、どうぞ、「朝参詣なんか、ご奉公のあるときだけ行けばいいや」
なんて考えでいるなら、どうぞ改良して下さい。この文章を読んでいるあなたです。
参ったら参っただけ、かならず仏祖のご守護をいただける。お参りしないのはソンなのです。
同じ時代に、同じ場所に、同じ目的で集う宿縁の人々。大事な存在です。
どうぞ。いっしょにリズムを刻んでいきましょう。
後の世の人々に、ご利益を伝えるためにも、大事な大事なご奉公です。
明日は晦日。明後日は月初祈願お総講。そして、大奥様のご祥月をおむかえします。