清純blog

本門佛立宗 常住寺住職・高野清純のブログ

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- ボクは行けなかった -

2011年03月23日 | 東日本大震災

3,11の東北地震がおきてから、早くも二週間が過ぎた。

3月13日から現地入りする者もあり、昨日出発した救援班は2チーム。明日まで仙台に滞在する。

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「行こうぜ!」「何かしようぜ!」の一言が、他の人々を同じ思いにさせる。「対岸のなんとやら」という感覚がそこで弾けて、自分にできる支援はなにか?いま現地は何が必要か?どうすれば調達できるか?いくらかかるか?どうやって運ぶか?などと、具体的に考え始めるのである。

地震発生から間もない時に現地の人と会話すると次のような言葉が返ってきた。

「いま来てもらっても、受入られない。」「ガソリンがほしい。次に現金。」「一般人が来ても、手に負える状態ではないから…。」

しかし、毎日毎日、あちこちに連絡を取り、耳を澄まして聞いてみると、「いつ来てくれるんだ?」「○○を持ってきてほしい」という要望が聞こえてくる。

「いま行ってもしようがないじゃん」と言ってた者たちの考え方は、昨日までは通用しても、今朝の時点ではのろまと評されることになる。

ドアが開いたら、みんな勇ましく飛び出して行った。そして、飛び出して行った者たちはみな、自分でドアを開けようとする意思を持った者から、ドアを開けるコトができたのであったと感じる。

現地へ行けと言っているのではない。ただ、前へ出よう。そんなコトを、てるりき師から教わった。


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