レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

大地獄(新)「誤審詐欺と洗脳」

2011-01-11 01:11:23 | 小説
大地獄(新)「誤審詐欺と洗脳」

第一話は下記から始まります。

大地獄(新)「あの頃」

「あっしは、さんまの黒とあっしの黒が違うと言い張るだけでいいんすか?」 「ああ、とにかく、同じだと言われても、自分は目だけはいいから絶対に違うと言い張れ。
それから、
太郎はさんまとは向かい合う形で立ち続けろ。
光りの加減で色は変わって見えるからな」
「へい。 
それくらいなら、あっしでも協力できるすよ」
「よし!
さんま、いいか!
...
...
...」
「わかってるって、
そんなこと、
いわしも太郎と一緒になって、
太郎の黒とは違うと言い張って、
周りの連中を洗脳してくれよ」
「よし、
あとはさんま自分で始末をつけろ」
「ああ」
「がんばるすよ」


「うーん? 名乗り出たのは、
たった5人だけか。
たいした...」
「おい、やめろ!
5人でも誤審は誤審だ」
「あのー!
門番の使い様、
あちらの3人の色なんですが、
黒緑じゃなく、
黒じゃないですか?」
「俺もそう思いましたが」
「あたしも」
「なにー?
だったら、誤審は二人だけか?」
「そうなりますね」
「そうなるわねえ」
「そのとおりだな」
「うーん?
あいつの黒は、
あっしの黒とは違うすよ」
「そう言えば、
俺のとは渋さが違うな」
「そう言われればそうねえ?
あたしのは前の人の方に近いですわ」
「おまえら、どっちなんだ」
「あっしの黒と同じなのは、 
あの黒一色の女の人の方すよ。
男の方とは微妙に色が違うすよ」
「もう一人はわからないですけど、
今話した方の黒と
あたしの黒は一緒みたいですよ」
「俺の方は、
そこの二人とは微妙に緑っぽいな」
「あー、
たしかに!
似た色だから、
3人とも黒に見えるが、
ひとりだけ色が違うな。
門番の使い様はどう思われます?」
「うーん...」
「それはな...」
「たしかに、
一人だけ黒っぽさが違いますよ」
「そう言われれば、そうだな」
「たしかに」
「まあ、みんながそういうなら、
そうなんだろう」 
「そうねえ」
「そうか!
どっちかが黒で、
どっちかが誤審色の黒緑でいいんだな」
「あっしは」
「私も」
「ええ、なら私も」
「よし、問題は...」
「うーん...」
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カミサン伝説22「人首酒編」37

2011-01-11 00:51:17 | 小説
カミサン伝説22「人首酒編」37

「ジュウロウ先生、
例のPCにあるホームページ
をもう一度見せてくれませんか?」
カイミヤマがそう言うと、
ジュウロウは鞄の中から
ノートPCを取り出しました。


ノートPCを起動させて、
例のホームページを画面に表示させると、
「何故、
そっくりのラベルを作ったんですかな」

カイミヤマはぶつぶつ言ったあと、
「これはあくまでも私の仮説ですけど、
もしかしたら、
私たちは
ずっと販売されたのは20だけだ
と思ってましたが、
実際は違って、
もっと多かったんじゃないでしょうかね」
と、
3人の顔を順番に見ながらそう言ったのです。
(続く) 

カミサン伝説20「ハッピー編」276

2011-01-11 00:41:16 | 小説
カミサン伝説20「ハッピー編」276

  ちなみに、
以下、途中までグーさん以外に保管してます。
カミサン伝説20「ハッピー編」

シゲタとエイタが別のことを考えている間に、
西園寺は、
結局、
自分の考えがまとまらなかったので、
なんとなしに、
久しぶりに例の寿司屋に一人で行ったのだった。
「あら、先生、お久しぶり。
今日はお一人?」
「いらっしゃい!
たまには上がいないっていうのも気楽だよな」
寿司屋夫婦が店に入っていた西園寺に声をかける。
「いらっしゃいませ。
西園寺先生、席どうします?
たまには親方の前にします?」
春美が声を掛けると、
「いえ、いつもの席で」
西園寺はそれだけ言うと、
いつもの店の奥の席の方に歩いて行った。
「俺は嫌われてんのかな」
寿司屋が笑いながら冗談を言うと、
「チンタちゃんの方が話しやすいからでしょ」
ハルカが真面目に言う。


「お久しぶりです。
先生。
最近、研究がお忙しいんですか?」
チンタが
前のカウンターに座った西園寺に声をかけると、
「ええ、まあ。
いろいろと」
西園寺は本当のことは言わず、
それだけ言ってから、
「最近、
何かめでたいことなかったですか?」と
チンタに訊くと、
「ああ、ありましたよ。
ケンタ親方と洋子さんの結婚が正式に決まり、
一昨日結納も終わりましたよ」

チンタが答えると、
「あー、やっぱり」

西園寺は思わずそう言った。
「先生も気づいてましたか、
というより、
気づいてない方がおかしいですね」

チンタは、
西園寺が口走った意味
を誤解して笑いながら言った。
しかし、
西園寺の表情は明るくなかったので、
「もしかして、
先生は洋子さんに気があったんですか?
二人が仲がいいのを見てられなくて、
ここに最近いらっしゃらなかったとか。
なーんて、冗談ですよ」

チンタが的はずれのことを言ったが、
「なら、いいんですけどねえ。
どうしようかな。
今日は冷酒をいただけますか?」 

あまり酒を飲まない西園寺が珍しく、
そう言ったのだった。
(続く)




新作ディープ(?改)「ホウセイの提案に対するくそたの疑問」

2011-01-11 00:31:11 | 小説
新作ディープ(?改)「ホウセイの提案に対するくそたの疑問」

木太郎が部屋の隅に行くと、
くそたが、
「共犯の一人はもとめ先生なんだろう!
だから、
前にアスカちゃんが提案したように、
もとめ先生がもとこを殺して自殺したことにしよう
と提案するつもりだったんだろう。 
もう一人のすり替え犯は一切追及しないで。
でも、
それには、
前みたいにおちたが絶対反対するし、
おちたがそのとき指摘したように、
もとこを殺害したナイフに
もとめ先生の指紋をつけることが不可能な以上、
無理だって」
ホウセイの提案を察して、
自分の考えを言う。
「くそたも気づいていたか。
でも、
おちたには俺たちから真実を話す。
多分、
真実を聞けば、
おちたも納得するだろう。
それから、
ナイフの方は、
もとめ先生が自殺に使ったナイフ
をもとこを殺した凶器にする。
それなら、
もとめ先生の指紋がついてるから」
「指紋の方はいいけど、
もとこの血の方はどうするんだよ」
「みんなの意見がまとまれば、後からつける」
「つけるっていっても、もう、血が固まっているぞ」
「もとめ先生が、
いったん、
もとこの血を拭いたことにすればいいから、
どうにかなると思うけどな」
「うーん?
それから、真相を公表しないで、
もう一人は何故庇う」
「木太郎は、
すり替え犯人二人は、
正当防衛でもとこを殺すことまで考えていた
と推理したが、
俺はそこまで考えていなかったと思うし、
もし、
木太郎の言うとおりだとしても、
俺たちを守るために考えたことだからな。
それに、
これは俺の保身だが、
姉妹喧嘩の上の殺人ということにするのが
一番俺たちにはいいと思う」
ホウセイがそこまで話すと、
くそたは腕を組んで考え込んだのだった。
(続く)

ダミー「見せてください」51ほ!風味

2011-01-11 00:21:27 | 小説
ダミー「見せてください」51ほ!風味

「あなたも変態じゃないですか?
男のお尻を見たいなんて」
「私を、
あんな人一緒にしないでください!
お尻に、
なんかついてるのを発見しただけですよ!
お尻を見たいわけではありません」
またか?
「いいですよ。
どうせ、
このズボンは洗濯に出しますから。
それより、そこ!
そこに何かついてます。
そこ、見せてください」
対抗するには、これしかない!
「また、ですか?」
「お互い様です。
ほら、そこ!
早く見せてください」
今度は何て嘘つこうかな?
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偽カミサン伝説?「悪女よけの像編」42

2011-01-11 00:10:57 | 小説
偽カミサン伝説?「悪女よけの像編」42

ユミコはショウタの家に居候しながら、
とりあえず、
 短時間だがコンビニでアルバイトを始めた。
ショウタの好意で、
家を借りるだけのお金が貯まるまで、
ショウタの部屋に引き続き居候することになった。
ユミコはショウタに悪いので、
掃除や洗濯、食事などの家事をした。
しかし、
ユミコには三郎のことがあり、
ショウタは根が真面目で、
 三郎から遠い親戚だと言われていたことや、
手を出すなと言われたことを真に受けていたので、
二人の関係が進むことはなかった。
しかし、
互いに相手に好意を抱くようになっていた。


他方、
タクオと三郎はそれぞれ結婚したものの、
その新婚生活は決して満足行くものではなかった。


そして、
数ヶ月後の
ある日、
ユミコは、まだ、部屋を出ていくだけの金も貯まっていないのに、
ショウタがあまりにも人がいいので、
これ以上、
嘘をついているのが苦しくなって、
三郎に
こうなった本当の理由を告白したのだった。
(続く)