『世界でいちばん長い写真』 誉田哲也

2012年12月21日 22時09分10秒 | 誉田哲也
なーんで日本はクリスマスにカップルで過ごさなきゃいけないんでしょう?と思う寺の息子です。

「人気者だった親友の洋輔が転校してから、宏伸の毎日は冴えない感じだ。特にやりたいこともなく、クラブ活動の写真部でも、部長からしかられてばかり。そんなある日、祖父の古道具屋で、大砲みたいにごつい不思議なカメラに出合う。世界一長い写真が撮れるカメラって!?その日から、宏伸の日常がきらめき始める。ワクワクして胸にジンとくる、青春小説の新たな傑作。」(BOOKデータベースより)

ごめんなさい。写真はないです。

主人公の宏伸は、親友の洋輔が引越してから冴えない日々を過ごしている中学三年生。
特筆すべき点は特にない、普通の中学三年生。
そんな宏伸が祖父のリサイクルショップでよくわからないごついものを見つける。なにやらそれは古いカメラらしい。
ネットで調べてもよくわからなかった宏伸はリサイクルショップに再度出向き、しっかりカメラを調べてみることにした。
そのカメラは、ごついL字の台座にカメラがはまっているような形で、その台座の下にはなにやら複雑な機構をもつ回転台のようなものが付いている。
みてもわからなかった宏伸は写真店に持ち込むが、それはスリットカメラなるものだと判明した。
どうやら、カメラの前を通過する物体を連続して撮影できるカメラらしい。しかもこのカメラは下の回転台にモーターが付いていて、自動で360度連続した写真が撮れるものだと判明。
宏伸は、このカメラに出合い、だんだんと元の活気がある学生時代に戻っていくのだった。

書きたいことが書けないね。もどかしいです。
スリットカメラってのは、こんな写真が撮れるらしいです。
勝手に引用しました。すいません。

中学男子の青春です。
そこにはもちろん手の届かない美人がいて、でもいつもそんなにかわいくない強い女子に抑え込まれるようなことも。
思わず笑ってしまうような失敗も。
でもそれが中学生ってもんでしょう。
早々美女にお近づきになんてなれませんよね?w

あ、あと従妹の温子ね、いいよ。
いい味出してます。

すっきり爽快な読みものでした。

★★★★☆

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