今日2本目です。
「元新選組副長・土方歳三らの活躍により箱館を掌握した旧幕府軍は、蝦夷政府を立ち上げる。その中には、家臣に殺された父の仇討ちに燃える娘の姿があった。一方、和菓子職人・小野屋藤吉は、蝦夷政府から戦の携行食として、食べたこともないパン作りを依頼されるのだが―。知られざる箱館戦争を描くシリーズ第二弾。 」(BOOKデータベースより)
前作である、「函館売ります」の続編というか、別話です。
和菓子職人である小野屋藤吉は、戦時中にありながら和菓子屋である小野屋を飽きもせずやっていた。
普段は特に客は来なかったのだが、ある日店先に股引脚絆(旧幕府軍の歩兵)が現れた。
その股引脚絆の指図役である人見勝太郎にパンを作るように指示される。
藤吉はパンを作ったこともなく、そのような指令にも従うことができない旨を伝えるため城へ向かうのだったが、藤吉をパン作りに推薦したのが蘭子だと知ると、断るに断れなくなってしまった。
小野屋は代々、重臣・山下雄城に和菓子屋として御用を請け負っていた。
蘭子はその雄城の娘であり、姫様なのであった。
藤吉はしぶしぶパンを作るため、函館に向かうのだった。
また、蘭子は父である雄城を殺された敵を討つため、旧幕府軍に使えるようになる。
旧幕府軍は蝦夷地に来て間もなく、地理に疎かったことから、蘭子の知識は大変役に立った。
あの土方歳三でさえ救われたほどだった。
ただ、そんな蘭子に病が襲いかかっていた。
死の病と闘いながら、蘭子は復讐の機会をうかがうのだった。
「函館売ります」ではプロシアとの土地賃貸に関することに焦点を置いていたけど、今回はそこに生きる個人を描いた作品でしょうか。
そこには住民がいて、藤吉がいたし、蘭子もいた。
そういう人間味あふれるところを書いています。
藤吉のパン作りと、蘭子の復讐と、なかなか接点がありませんけど、それがどう進むのか。
その辺は読んでのお楽しみ。
★★★☆☆
next...「神去なあなあ日常」三浦しをん
美人の産地・神去村でチェーンソー片手に山仕事。先輩の鉄拳、ダニやヒルの襲来。しかも村には秘密があって…!?林業っておもしれ~!高校卒業と同時に平野勇気が放り込まれたのは三重県の山奥にある神去村。林業に従事し、自然を相手に生きてきた人々に出会う。(BOOKデータベースより)
「元新選組副長・土方歳三らの活躍により箱館を掌握した旧幕府軍は、蝦夷政府を立ち上げる。その中には、家臣に殺された父の仇討ちに燃える娘の姿があった。一方、和菓子職人・小野屋藤吉は、蝦夷政府から戦の携行食として、食べたこともないパン作りを依頼されるのだが―。知られざる箱館戦争を描くシリーズ第二弾。 」(BOOKデータベースより)
前作である、「函館売ります」の続編というか、別話です。
和菓子職人である小野屋藤吉は、戦時中にありながら和菓子屋である小野屋を飽きもせずやっていた。
普段は特に客は来なかったのだが、ある日店先に股引脚絆(旧幕府軍の歩兵)が現れた。
その股引脚絆の指図役である人見勝太郎にパンを作るように指示される。
藤吉はパンを作ったこともなく、そのような指令にも従うことができない旨を伝えるため城へ向かうのだったが、藤吉をパン作りに推薦したのが蘭子だと知ると、断るに断れなくなってしまった。
小野屋は代々、重臣・山下雄城に和菓子屋として御用を請け負っていた。
蘭子はその雄城の娘であり、姫様なのであった。
藤吉はしぶしぶパンを作るため、函館に向かうのだった。
また、蘭子は父である雄城を殺された敵を討つため、旧幕府軍に使えるようになる。
旧幕府軍は蝦夷地に来て間もなく、地理に疎かったことから、蘭子の知識は大変役に立った。
あの土方歳三でさえ救われたほどだった。
ただ、そんな蘭子に病が襲いかかっていた。
死の病と闘いながら、蘭子は復讐の機会をうかがうのだった。
「函館売ります」ではプロシアとの土地賃貸に関することに焦点を置いていたけど、今回はそこに生きる個人を描いた作品でしょうか。
そこには住民がいて、藤吉がいたし、蘭子もいた。
そういう人間味あふれるところを書いています。
藤吉のパン作りと、蘭子の復讐と、なかなか接点がありませんけど、それがどう進むのか。
その辺は読んでのお楽しみ。
★★★☆☆
next...「神去なあなあ日常」三浦しをん
美人の産地・神去村でチェーンソー片手に山仕事。先輩の鉄拳、ダニやヒルの襲来。しかも村には秘密があって…!?林業っておもしれ~!高校卒業と同時に平野勇気が放り込まれたのは三重県の山奥にある神去村。林業に従事し、自然を相手に生きてきた人々に出会う。(BOOKデータベースより)