『少女』 湊かなえ

2012年03月11日 16時17分35秒 | 読書
3月11日、震災から1年。ご冥福を祈りつつ、今生きていることの喜びを感じます。



「親友の自殺を目撃したことがあるという転校生の告白を、ある種の自慢のように感じた由紀は、自分なら死体ではなく、人が死ぬ瞬間を見てみたいと思った。自殺を考えたことのある敦子は、死体を見たら、死を悟ることができ、強い自分になれるのではないかと考える。ふたりとも相手には告げずに、それぞれ老人ホームと小児科病棟へボランティアに行く―死の瞬間に立ち合うために。高校2年の少女たちの衝撃的な夏休みを描く長編ミステリー。」(BOOKデータベースより)

あの映画化もされた問題作「告白」の作者、湊かなえによる女子高生二人の物語。


なんて表現したらいいのかわからない。
自分の語彙の乏しさに怒りを覚える。

女子高生の今をリアルに描いているとでもいうのかな。

最後を読むまではすごいハッピーエンドで終わるんだなー、告白とは違う感じだなーって思った矢先のエンディング。
やっぱ一筋縄ではいかない湊かなえ。

これが今の女子高生のリアルだとしたら、俺は男に生まれてよかったと思いますw

★★★★☆

今日から評価甘めにします。


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「真夜中にだけ開く不思議なパン屋さん「ブランジェリークレバヤシ」に現れたのは、美人で妖しい恋泥棒―。謎だらけの彼女がもたらすのは、チョコレートのように甘くてほろ苦い事件だった…。不器用な人たちの、切なく愛おしい恋愛模様を描き出す“まよパン”シリーズ第2弾。 」(BOOKデータベースより)