葬儀屋日記 byノブアキ

つれづれなる葬儀屋さんの日記です

宗教と現代人

2005年09月03日 | 葬儀屋ポエむ&葬儀屋はなし
神仏に「すがりたい」54%…読売世論調査

 国民の4人に3人が特定の宗教を信じておらず、宗教を大切だと思わない人も多数派を占めているが、「神や仏にすがりたい」と思ったことがある人は過半数に上る――。

このような宗教に関する日本人の意識が、読売新聞社の全国世論調査(面接方式)で明らかになった。

 調査は8月6、7の両日に実施。

 「何か宗教を信じているか」と聞いたところ、「信じている」23%に対し、「信じていない」は75%。「宗教は大切であると思うか」でも、「大切」35%に対し、「そうは思わない」60%だった。

 その一方で、「神や仏にすがりたいと思ったことがある」は54%に達し、「ない」44%を上回った。宗教を「信じていない」人の中でも、「すがりたい」は47%だった。

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だから日本人の無宗教化がすすんでいるんだぁぁと読売新聞は
言いたいのかもしれません・・・・

残念!この聞きかたをしても日本人の宗教観をわかったことにはなりません
日本の宗教はの場合は、「信仰してますか?」と聞かれると「いや別に・・」に答えることになっております(笑)

世界的に見ると、変わった宗教とのかかわり方なんですが
それがまあ、日本人という民族で

質問を「親の葬式を、無宗教で行いますか?」とか「特に信仰はないですから、祖父母の法事は要らないと思いますか?」と聞くととたんにデータが変わってきます
無宗教が少数になっているんですね。

日本の仏教は「信仰」というよりも「ご先祖さん」を大事にするための
生活様式なんですね。質問の仕方でデータは恣意的に変化させることが可能ですから
それをどう解釈するかということが、世の中を見るためには非常に重要ですね。


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葬儀のコツをおしえます葬儀・葬式・密葬の佐藤葬祭
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