葬儀屋日記 byノブアキ

つれづれなる葬儀屋さんの日記です

神道の祭壇ではなぜ鏡を置くのか?

2005年06月16日 | 葬式豆知識

ノアノアさんにいただいたコメントにお答えさせていただきます

ざっとしたことで言うと

天照大御神(あまてらすおおみかみ)は
日本に降り立つときに、三種の神器を与えました

このとき天照大御神は、
三種の神器のうちの八咫鏡(やたのかがみ)について、
次のような教えを言いました

この鏡は、私の化身のようなものだから大事にしてください

と(学術的な解釈の反論は勘弁して下さいね(笑))


と、神様がそう言ったと古事記というふるい書物に書いてあるので
そういう風に教えをまもっているということです


他にも、神様が来る目印にしているとか
お参りする時に自分をかえりみるためとか
鏡で悪い霊を跳ね返すとか諸説あります


一応、上の例が主力な説なのですが
神道は、日本の土着信仰で、自然崇拝、シャーマニズム的な
側面があるので
文章で表された、理屈というものがないのですね

わかりややすくいうと
「あの山には神様が宿っているって言ったら宿っている」
とそういうことなのです

理屈うんぬんよりも、鏡は置くもんなんだというのが
神道の世界なんですね

モンゴルで狼は神聖な生き物であるって決まっているのと
一緒ですね


意味的には、鏡は神様の化身ですっていうのが
意味です。でも神道の場合は、意味云々を考えるよりも
そういったことを信じる気持ちになるかどうかがとても大切

形あるものや、理屈で通るものばかり
追ってもなかなか感じ取れないものがあります。

神道などの自然崇拝、土着信仰は特にそうですね
わかりにくいので、混乱した人もいると思います

わかりやすいのが、好きな人は
あの鏡は神様の化身なんだ、もしくは邪霊を跳ね返すバリアなんだという風に理解して
もらえば大丈夫です。

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