熊本・仮設入居始まる
(熊本地震№3)
日を追うごとにテレビや新聞などのメディアが取り上げる熊本関連のニュースが少なくなってきている。オバマ大統領の広島訪問に続き、伊勢志摩サミットなどメディアの関心は熊本の被災地を離れていってしまう。
5/16付の朝日新聞歌壇・俳壇から熊本に関する歌を紹介します。
〇 短夜をいくつも区切る余震かな ……八代市 山下しげ人
〇 原発は今の世の城崩れたる熊本城の声ぞきこゆる ……藤沢市 中村 喬
〇 「負けんばい」「がんばるけん」と熊本は力あわせて地震に耐える ……香川県 藤井哲夫
〇 これ以上倒るる家具も無ければと腹を括りてこの夜酒酌みぬ ……熊本市 高添美津雄
〇 「ガレキ」とう言葉で括る淋しさよ私の記憶わたしの思いで ……さいたま市 伊達裕子
6/6付朝日新聞一面に小さな記事が載っていました。
「仮設入居始まる 熊本」
同県甲佐町に応急仮設住宅完成。一連の地震後初の仮設住宅・90戸だ。
5日現在、16市町村で2,657戸の応急仮設住宅の建設が進んでおり、7月下旬には
順次完成する予定。
また、アパートなど「みなし仮設住宅」の入居も始まっている。
被災地熊本の一日も早い「創造的復興」を願います。