雨あがりのペイブメント

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ニュースの声(11) 「はやぶさ2」砂に生命の起源 他

2022-06-07 06:30:00 | ニュースの声

ニュースの声(11)    
   (1)  「はやぶさ2」砂に生命の起源
             (朝日新聞朝刊6/6)

                    地球に降った最初の雨 
          46億年~45億年前、原始惑星との巨大衝突をした直後の地球は、
         生物の存在しない死の世界だった。地球は灼熱のマグマに包まれていたという。
         マグマの海を覆う水蒸気。やがて水蒸気は雨となる。長い長い地球の「大降雨時代」
         の幕開けだ。
         雨がやんだのは約1000年後のことだという。原始の海の誕生である。
         地球は「青い星」になる成長の過程を歩み始める。
      生命の起源(地球に登場した最初の生命)
          母なる海をたたえた青々とした惑星へと成長した地球だが、青い海の時代は長くは
         続かなかった。40億~38億年前、再び地球は原始の海を襲う隕石に襲われる。
         この隕石の中に生命のもとになる物資含まれていたのではないか。
          生命の起源を探る科学の目は、宇宙へとむけられる。一方で、最初の生命は「海の
         中で誕生」したというのが、一般的な説になっている。しかし、詳しいことは難しく
         て理解できないが、生命を形づくるたんぱく質や核酸、アミノ酸などの物質は宇宙か
         らもたらされたとする説が近年脚光を浴びている。

         生物の根源が深い海の底に中に存在していたのではなく、宇宙の塵のなかにあったな
         んて、生命の根源を探る旅は、私たちの「故郷」を探る旅でもあるのだろう。
                                     (参考資料 地球46億年の旅4、5号)

     『20種以上のアミノ酸 小惑星リュウグウ 地球外で初確認』
                          (朝日新聞同日のサブタイトル)
      2014年12月、種子島宇宙センターから打ち上げ、
      2020年12月に豪州の砂漠地帯に帰還したはやぶさ2のカプセルには、
      小惑星リュウグウから採取した5.4㌘の砂や石が入っていた。
      この砂や石の中にたんぱく質の材料になるアミノ酸が、
      20種類以上確認されたと記事は伝え、
      生命のもととなる物質が宇宙からもたらせられたという研究の
      後押しをする結果となりそうだ。
      
       アミノ酸はもともと、
      46億年前に誕生したばかりの地球にもたくさんあったという見方もある。
      その後、地球はマグマに襲われた時期があり、いったん失われてしまった。
      地球が冷えた後に飛来した隕石がアミノ酸を改めてもたらしたのではないか
      とする説があり、今回の結果はその仮説を補強する結果となりそうだ。
                                                                                                               (記事引用)
        初代はやぶさが訪れた小惑星「イトカワ」や「月」からはアミノ酸は見つかっていなかった。

   (2) 北朝鮮、弾道ミサイル8発
       4カ所から同時発射 異例 (朝日新聞朝刊6/6)
       
       ロシアが4月24日にウクライナを侵攻開始してから、6日で104日を経過した。
      プーチン大統領によればこれは戦争ではなく、西側からの脅威からロシアを
      自衛するための特別軍事作戦」なのだと訳の分からない責任逃れの発言を繰り返している。
              この間、中国は高みにのぼり、欧米西側の動きを探り隙あらば、世界の大舞台に立ち虎視
      眈々と情勢の行く末を探っている。
       北朝鮮の動きも、穏やかではない。
      世界の批判なぞ、われ関せずと、国家を私物化し仮想敵国アメリカをけん制するように
      ミサイルの性能実験を繰り返す。
      A地点、B地点、C地点、D地点からミサイルを同一目標点Oに向けて同時発射。
      目標地点に一発のミサイル発射では、迎撃されてしまう。
      目標点を確実に破壊するには、四方向から同時に発射すれば、
      迎撃ミサイルに撃ち落とされずに、目標点に着弾させることができる。
      
      兵器の進化は、簡単に敵を殺せるし、建物を破壊することができる。
      方向を定め角度を合わせれば、ミサイルは勝手に飛んでいき、
      見えない敵ゃ建物を簡単にとらえてしまう。
      人の命や文化を破壊する罪悪感もなく、
      ボタン一つで目的を達成できる兵器の恐ろしさと、
      兵器を作ることの愚かしさを感じる。
      兵器のたどり着いた先に、核兵器があり、
      核兵器は、この危険な大量破壊兵器が、
      所有する側も所有しない側のどちらにとっても脅威の兵器だ。
      「核は抑止力の一つの手段だ」という言葉が、
      きれいごとで空しい理屈だということに気づく。

      『毒を持って毒を制する』という方法が、
      破滅へ向かうことを歴史は証明しているのだが、
      それを制止することができない人間の愚かさが浮かんでくる。

      同時多発的な8発ものミサイルの発射は前例がない。
      韓国軍が4日夜、4年7ヵ月ぶりに米原子力空母が参加する米国との
      合同軍事演習の実施を発表しており、
      北朝鮮はこの動きを強く牽制したとみられている。
                                (記事引用)

      岸田文雄首相は、「断じて許すことはできない」と強い口調でコメントするが、
      かつて、「だからどうするのだ」という大切な部分に降れる発言を聞いたことがない。
      犬の遠吠えに似た威嚇は、何の効力も発揮しないことを知り、
      北朝鮮の指導者のほくそ笑む顔が想像できる。
      
       (ニュースの目№11)       (2022.6.6記)

                          

 

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