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雨あがりのペイブメント

雨あがりのペイブメントに映る景色が好きです。四季折々に感じたことを、ジャンルにとらわれずに記録します。

櫻  桜 さくら サクラ

2016-04-13 21:18:37 | つれづれに……

花ならば櫻         (つれづれに…心もよう№31) 

 関東以西では、桜も終わりに近づいてきた。

 櫻 桜 さくら サクラ。
 どこに行っても桜。
 夜もライトアップされて桜 ブログの写真もさくらが満載。
 いささか食傷気味の桜である。

 「花は桜木、人は武士」
  パッと咲いてパッと散るその潔さと美しさを、花ならば桜が一番。
  同じように、潔く命を捨てる武士の姿に、
桜と同列に武士を挙げたのだろう。

  ソメイヨシノの咲く桜並木。
  「桜」は単体で鑑賞するのではなく、集合体で鑑賞するのが美しい。
  遠くから眺めるのが趣があっていい。
  だが、花よりだんごなのだろう。
  桜並木の下を、散る花びらを浴びながらそぞろ歩く、
  ビニールシートを敷いて宴に興じるのも
  江戸の昔から引き継いできた日本の文化なのだろう。
      (ワシントン・ポトマック川沿いの桜)


  アメリカにも「全米桜まつり」というのがあるらしいが、日本のように騒がしい「桜まつり」なのだろ
  うか。かの国には、「だんご」もないし「日本酒やさかずきもない」。
  そんなことを思いながら、「桜狂想曲」が過ぎていき、
  どこかで、ホッとしている自分を感じている。

  「月に叢(むら)雲、花に風 とかくこの世はままならぬ さよならだけが人生さ」
  などとうそぶいて、すねている自分を慰め、風流を味わうのも粋なものだ。

コメント (5)
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