この春の大卒、内定率が過去最低水準。

そんな新聞記事が、先週に掲載されていました。この春に卒業した大学生の就職内定率は、前年よりも3.9ポイント低い91.8％。卒業予定者は56万人。就職希望者は37万5千人で、内定者は34万4千人。じゃ～残りの21万6千人の人はどこへ向かうのでしょうね。留年、それとも大学院へ進学か。まさかまたお金を出して専門学校。

今や試験や面接さえ受ければ、合格させてもらえる、いわばFランクの大学が増えています。薬物で逮捕され保釈された芸能人が、そんなFランク大学に籍を置いていますよね。そういえば、吉村作治さんが学長をしているサイバー大学が、学生数が少なくって世界遺産学部は来期から生徒募集を停止するそうな。世界遺産学部は定員が530人に対して、この春に入学者は47人。もうひとつのIT総合学部も入学者は111人だとか。ま、学校の経営者がソフトバンクの子会社だから、潰れることはないだろうけど、卒業生はソフトバンクに優先的に入社できるってことにすれば、入学希望者はどっと増えるのに。サイバー大学は高校卒業者ならば入学できるらしいから、ここもFランク。

赤字経営の大学も半分くらいあるらしいし、定員割れの大学も半分くらいあるらしい。そんな大学の卒業者ばかりが溢れたのなら、レベルも自ずと低下しますよね。だから就職内定率が下がったのは、大学生のレベルが下がっているからじゃないだろうか。何百万円もお金をFランク大学に注ぎ込んで、それで就職できなかったら情けないぞと思う私です。