五條市のかげろう座で、竹の鬼おろし。つまりは、歯の部分が竹で作られている大根おろし器なんだけど、ちょっと使ってみたくて買ってみました。形もいいしね。今まで使っているおろし器は、数年前に100円ショップで買ったもの。ま、メイドインチャイナだけれど、いまだに欠けたりひびが入ったりがないから文句はない。けど、なんだか汚らしい感じがする。要はシャコシャコ摺り下ろしている時に、おろした大根とか全部が下に落ちずに、一部が面の上に残っていて、それがスッキリと取れないのが嫌なのだよ。
ところがこの鬼おろし、まるで鬼の歯みたいにギザギザが上を向いていて、さぞかし残酷なすり下ろし心地なんだろうな。で、小さな箒のようなものがある。これで、おろし器にこびりついた大根おろしやらを下に落とすのである。なるほど。これならスッキリときれいに使えそう。だから鬼の歯のギザギザの形がシンプルなのが、手入れがしやすいのかもしれない。
で、さっそくサバの焼き魚に大根おろしをすってみた。すったのは妻ですが。大根おろしが、結構ゴロンゴロンしている。やっぱりすったものが荒くなるんだろうね。でも、この荒さがまたいいんです。荒削りの大根が、ときどきシャクっと固まりである。ただ大根がそんなに辛くないのが残念。鬼おろしは形もいいけど、その荒さがいい。ただ、最近の大根が、昔とはかなり違う。もっとも大根の旬は冬ですから。使わない時の鬼おろしは、ぶら下がってインテリアになっています。やっぱり形がいいんだよね。
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