さんでんじです。

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インドネシア人看護師、どだいムリな話。

2010-08-28 01:51:42 | Weblog
フィリピンやインドネシアからの外国人看護師が、なかなか合格できないという。429人の候補者で、まだ3人しか合格していない。ま、日本とインドネシアの経済連携協定に基づくものらしいのですが、民族間の言語・文化・習慣は全く違うのに、なにもよりによって難関である日本の国家試験に合格させようというのだから、どだいムリな話だよね。

受け入れている病院も大変な苦労があるようで、合格できないとすべての苦労が無駄に終わるようだ。だからこそ、合格させようと受け入れている病院のスタッフたちは躍起になっているらしい。私なら、そんなストレスを抱えている病院なんかに通院したくもないが。そう、なにかに一生懸命になると、なにかが疎かになるのはものの道理。そんなことにとらわれてミスでもされたら取り返しがつかないからね。

この数年、母や父のことで様々な病院を巡ったが、どこの病院も医師はもちろん看護師はてんてこ舞いの忙しさだ。それを解消しようとしてるのだろうが、今は看護系の大学に進学する学生も増えている。それを待ってからでも、遅くはないと思うのだが。母が誤嚥性の肺炎で入院したとき、だんだん落ち着いてきたので、点滴ではなくそろそろ口から食べさせようということで、看護師がゼラチン状のものを食べさせた。でも、その夜にまた嘔吐をして、誤嚥性の肺炎はひどくなった。要は、ゼラチン質は体温の熱で溶けるので、つるりと食べるというか飲み込んでしまう。そのつるりが、また肺の中に入ってしまったのだ。こういう時は通常、片栗粉系のゆっくりと流れるものを食べさせるのだ。だからプリン系は厳禁。それを看護師は誤ったのだ。いくら国家試験に合格したからといって、現場では様々なことが起きる。看護師だって毎日の現場が、勉強の日々だろう。

ところで、インドネシア人看護師は、自身の仕事を医師のサポート、つまり診療の補助と考えているらしい。ところが日本では療養上の世話が主流になっている。インドネシアやフィリピンでは、入院患者のシーツ交換や排泄ケアは家族が主に行っている。日本でも昔はそうだったが。で、ある外国人看護助手は、排泄のケアを頼まれると怒って帰っていったそうな。看護感の違いもあるようだ。小学生レベルの日本語から学ばなきゃならいし、漢字になったら、こりゃ~大変だ。日本の大学生でも読めない漢字が出てくるのだから、やっぱり無理だよね。ま、日本の大学生よりは遙かに勉強していると思うが。でも、外国人看護師を受け入れることで日本の医療の質が向上するのかい。現状では、日本の医療の足を引っ張っているに過ぎないと思う。さっきも言ったように、私は外国人看護師の合格に力を注いでいる病院には行きたくない。それによって病院が抱えるストレスが医療や治療行為に悪影響を与えそうだから。

まったく自民党政権時代の政治家が、現場を無視してアジア政府間でごますり協定をするから、現場に負担がかかってしまう。もっと医療、看護、介護の質を上げるために、国際間で競うとか、技術レベルの交流ならいいのだが。まったく、自民党にはアホな政治家がいたもんだ。

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