さんでんじです。

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27日、上野の朝を迎える。

2007-10-02 19:53:30 | Weblog
26日の夜は、上野のビジネスホテルに宿泊した。ここは半年前、杉並のマンションの家財道具を一式を引越屋さんに搬出してもらい、不動産屋さんに鍵などの引き渡しをした、大分に移動する前日の夜に宿泊したホテルだ。

ここはインターネットに繋がるのがいい。7350円と安いのがいい。些細ながら朝食の付いているのがいい。が気に入ってネットで予約したホテルだ。3カ月前の東京では、このホテルは取れなかった。今回は、念のため、10日前にヤフーでキープした。

超快適というわけではないけど、ブログがホテルで更新できれば文句はない。しかし昨夜は更新ができなかった。前日、前の会社の仲間が、わざわざ上野で集まってくれて、11時頃まで飲んだ、話した。そんなわけで、寝て、起きて、飯を食って、朝、パソコンにメモを書き込むのが関の山だった。今晩は、ちゃんとしよう。

このホテルは、焼肉街の一角にある。朝鮮系の食料品店もある。キムチが旨そう。私は歩道橋を渡って、駅に向かう。電車が行き交う高架の向こう、森の中にブロンズ像が見える。そうか、あれが西郷隆盛の銅像か。ついぞ、あんな場所にあり、ここから見えるとは知らなかった。26年間東京にいたけど、一度も正面から見たことがない、ということだ。そんなものが、東京にまだまだ残っているのだろう。もう、どうでもいいことだが。

視線の先に、歩道橋の片隅でうずくまるおばさん。ちょっとこぎたない。白髪の交じる髪の毛もまったく艶がない。もしかして、ホームレス。ん、ん、ん。横を通るときチラリと見ると、手にはしっかりと携帯電話が握りしめられている。着るものは薄汚れて、荷物をカラダの中に抱き寄せて、ぴくりとも身動きしない。寝ているのか。時間は、朝の10時少し前。しばらく歩くと、また階段にひとり座り込んでいる。これもおばさん、もうおばあさんか。こういう生活が実年齢よりきっと老けさせているのだ。人が集まり、膨れ上がる東京。それでも、生きてはいける。東京は、甘えられるのか、厳しいのか。握りしめた携帯が、世の中と繋がっている。

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