ずっと前のことです。家から歩いて5分の場所にドラッグストアがあります。で、妻はちょっと薬を買いにいってくるねと、切らした薬を買いに行った。妻が玄関を出て、しばらくすると車のエンジンの音がする。そして妻は、歩いて5分の店に車に出掛けてしまった。私は目がテンになりました。普通はその程度の距離なら歩くだろうが。一体どういう思考回路をしているのだろうか、と。
で、今日の夜です。ガーゼがない、ガーゼがないと、妻が探し物をしている。ガーゼなら、ドラッグストアで買えばいいじゃない、と私が。さっそく妻は、やっぱり歩いて5分の店へ、車で買いに行った。ま、夜だからしょうがないかと。そのガーゼは、何に使うかというと、栗なんですね。栗のひとつひとつをガーゼで包んで、マロングラッセの下準備になるそうな。今シーズンの妻は沢山の栗を剥きました。横から見ていても、頭が下がるくらい一生懸命に毎日毎日栗を剥いていた。
ところで、歩いてわずかの距離を、ついつい車を使ってしまう。やっぱり、妻は田舎の人なんですね。妻が岡山の郊外に住んでいた頃も、歩いて10分の距離の勤め先を、やっぱりバイクで通っていたという。東京に長く住んでいた私には考えられないこと。東京の人は歩きます。電車で駅から駅のの乗り継ぎは、たいていかなりの距離を歩かされます。よく東京から田舎に引っ越した人は、太ってしまうらしい。東京は交通の便がいいから、電車を利用する。結果としてかなり歩くことになる。田舎では、まず電車などが走っているところが少ない。だから必然的に車を利用することになる。つまり、歩く機会が少なくなって、運動不足になるのですね。ま、いいんだけど、妻も、もうちょっと体重を減らしくれないかな。もっと歩けばいいんだけど。
おいしいマロングラッセができるのはいいんだけど、もちょっと歩くことを考えなければ。ご近所のお年を召した方はもっと歩いておるぞ。だって車が利用できないからね。若い人は、とにかく歩け歩けです。わかっているのかな、妻は。
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