さんでんじです。

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裁判員裁判を、犯罪の抑止力に。

2009-08-05 12:27:06 | Weblog
初めての裁判員裁判がスタートした。裁判の対象となるのは、ありふれた殺人事件だ。通常の裁判であれば、こんなに注目されることもない。新聞はかなりの紙面をさいて記事にしている。

しかし、そんなありふれた殺人事件が毎日発生している。裁判員裁判のこの制度を止めるべし、と騒ぐ弁護士がいる。冤罪だと騒ぐ団体もいる。私は、ゼロとは言わないが、できる限り殺人事件などは減ってくれよと祈るばかりだ。

裁判員裁判は、普通の市民が、裁判に深く関わり、判決を大きく左右するらしい。裁判員に漏れた人は、内心ホッとしているに違いない。もし、自分たちがその立場に立ったなら。それこそ、背筋が凍る。

しかし、しっかりと考えたい。なぜその犯罪は起こったのか。些細なことが原因で、手にした凶器が人の一生をその場で切り裂いてしまう。死人に口なしというが、亡くなった被害者も言いたいはずだ。

起こってしまった犯罪は消しようもない。ではどうしたら犯罪を防げたのか。そこにもポイントを当てて、裁判員裁判を続けて欲しい。もし制度に無理があれば変えればいいのだから。今の日本、議論ばっかり繰り返して、なかなか前に進まない。まずやってみる。違和感があるなら変える。裁判もそうだけど、スピーディーに。

なにより、どんな人も裁判、人を裁くということ真剣に考え、検察や弁護人、裁判官の固定され錬磨された視線ではない、純粋で素朴な視線で犯罪を考えて欲しい。そして、どうすれば、犯罪を防ぐことができるのか。そんな指針が導き出せたら、ラッキーだな。

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