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陽明学と日本の社長さん。

2019-12-09 | 学問
12月9日 月曜日

 おはようございます。 酒好きの思想家です。


韓国の行動パターンのリストを作ったとしても、

その答えは常に一つしか出ない。「逃げること」だ。

厳密に言えば「逃げること」は困難への対策ではなく、

あくまでも国難を遠ざける方法に過ぎない。

おそらく「逃げること」が韓国にとって

最適な行動基準なのだろう。

まさに、「無責任ヒーロー」にとって

逃げ足の速さこそが捨て身攻撃なのである。




陽明学について。

日本の社長たちが何故、中国に憧れるか?

考えてみたいと思います。

おそらく近年は陽明学を過激思想だと敬遠されがちだが、

50歳以上の経営者たちには愛読書の一つである。

例を挙げれば、

安岡正篤が政界のご意見番であったり、

三島由紀夫の「革命哲学としての陽明学」や、

大塩平八郎の「殺身成仁」、

中江藤樹の「良知」、西郷隆盛の「敬天愛人」、

吉田松隠の「天下のために立志し、聖人たるや絶学を受け継ぐ」、

ご存じ 「知行合一」「格物致知」 だ。


王陽明と言えば、「無善無悪」

「極端な善は無く、極端な悪も無い」という風に、

「もっと自由で自在に目の前にある「現成」を持って

「格物致知」を志し、「良知」を行え」であり、

李卓吾の「童心」、「童心に戻って天人合一せよ」と成る。


なぜ、この様な陽明学が日本で発展して行ったのかだが、

一つは、

偉大なる漢民族が万歴に滅び、この時に日本が鎖国に入る。

二つ目は、

家光が「日本書紀」、光圀が「大日本史」の号令を出す。

だから、「朱子学 ー 陽明学 - 水戸学」である。

私が好きな林羅山、熊沢蕃山、佐藤一斎、本居宣長たちに影響を与え、

幕末の志士たちを動かし、徳川が始めた国学が、

江戸幕府250年に革命をもたらす。


ところで、日本の社長さん達はご存じだろうか?

陽明学という言葉は中国には無い。

中国陽明学とは今の中国以前の話で、現中国には存在していない。

だから、現在の中国で「知行合一」「格物致知」と言えば「危険人物」だ。

中国に憧れるには正しい歴史認識が必要である。

日本の特色や持ち味を中国にそのモデルを求めて近づくことを「慕夏主義」といい、

日本はもっと中国に成るべきだと確信することを指す。

しかし、現在の中国には「陽明学」も無ければ「論語」も無い。

現中国人思想とは、中国が勝戦国、日本は敗戦国だ。

お人好しの日本人社長は「勝利品」となる。


それよりも、せっかく陽明学を身に付けているならば、

日本こそが真の中国になれば良いではないか。

東アジアを日本が軸となり源となって、

「八紘一字」「大東亜共栄圏」「五族協和」という

日本型による中華思想が望ましく美しい。

こちらの方が陽明学らしいと思うのですが、

日本の社長さん達のご意見を伺いたいものです。



   つづく。