きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

力尽きる昼

2014-01-28 | 息子keke
今日は財布を忘れてしまった。
お金はなくても良かったのだが、免許証が入っているのだ。
今すぐにでも引き返したかったが、もう時間が無い。

会社に着くと課長が「sakeさん、このジャンバーは業者さんが現場に忘れてしまったものなんだけど、後で取りに来るからよろしくね。」と言う。

「今日は昼休み家に1度帰りたいけれど大丈夫ですか?」と私は訊く。「財布を忘れてその中に免許証が入っているんです。」と言う。

課長は「いいけど免許なんて無くても大丈夫だよ。取りに行く時に事故ることもあるからね。」と言われて半ば諦めていたのだが、Aさんが午後イチに書類を取りに行く用事を作ってくれて、昼休みに家に帰れることになった。


私は早めに出て家に帰った。
ジャンバーの人にも夕方来てもらうことにした。
家に帰る途中で銀行で給料もおろした。


家に帰ると、kekeが寝巻き同様ジャージ姿のままうろうろしている。
まさか私が帰ってくるとは思わなかったのだ。


力尽きる。
いつも私が仕事に行っている間、kekeはこうして着替えもせず家でダラリンコ過しているのだろうか。
これを知ると、本当に力尽きる。

でも、何を言っても何もなさないことをもう充分知りつくしていたので、「今日はどこにも行かないのか?」と一言だけ言い、kekeはこれから行く、とも言う。

朝もそう言っていたような気がする。
もうどこからホントで、どこからウソだか分からない。

責めたらまた死にたくなるだけ。
kekeが死んだら、私も生きている意味が無い。
大学を出ている、体育会系の、元気な人が、正社員になって長生きすればいいさ。

私達は極めてシンプルに、仕事が見つかればするし、見つからなければ食べられない、ただそれだけ。
そして、私はkekeが生きている限り、頑張って仕事を探すのだろう。
本人の意思無きところでは動かない。
死にたいか、生きたいのか、そんなことさえ本人の意思がなければ動かない。


夜食べようと作っておいたカレーを食べてしまったので、今日の夜はどうしようか。


6 コメント

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Unknown (ちき)
2014-01-28 14:52:36
仕事行ってても腹たつことも多いですよ
なので今朝はご飯作ってやらなかった
て言ってもいつもパン焼くくらいだけど。
洗濯もしてやらなかった
今晩もご飯抜きだ
母さんは怒ってるんだぞ!

sakeさんが食べ物をいっぱいかごの中に入れるの読んで泣ける




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>ちきさん (sake)
2014-01-28 15:19:29
えっ!
何があったのだろう。
ちきさんの息子さん、お母さんを怒らせるようなことをしないでおくれ・・・・。

働いても腹が立ち、働かなければもっと情けなく、こんなに子育てが大変だとは思わなかった。
今までも大変だと思ったことがあったけど、一番今が心労が多い。冷凍食品の犯人のお母さんはどんな気持ちでいるのだろう、本当に自分の息子は大丈夫なのだろうか?と思います。

結婚とか親になるとか、もう余計なことは考えなくていい、
これ以上悩みたくないから・・・そんなことまで考える今日この頃です。
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こんにちは・・。 (kao)
2014-01-28 15:24:37
ご子息が死んだら、sakeさんも生きてる意味
がない・・・。母の愛とはこんなに強いものか、
と涙しました。
 今はまだ夜明け前、一番暗い時だと思います。
絶対、なんとかかんとか生きていれば曙光がみえる、何か今の閉塞した状況を抜け出せるきっかけができると私は自分の体験からそう思います。
 絶対なんとかなりますよ・・・・。大丈夫ですよ。本当に・・。大丈夫。とりあえず・・、
今夜は旬を先どりした新玉ねぎをつかったお料理はどうでしょう?肉じゃがとか。体さえ元気にしておけば、曙光が見えたときに俊敏にチャンスのしっぽをつかめますよ・・。私も大学出ていないし、元気でもないし、体育会系じゃないけど、「きっと、ちゃんといいことありますよ!」「大丈夫、大丈夫^^・・・・。」です!
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Unknown (oldオードリー)
2014-01-28 17:21:35
時々息子さんの記事読んで、さぞや、イライラするだろうなと思って読んでました。
私たちの時代は、若いものが仕事につかないって、ありえない・・・でしたが、今はついていない子が多いそういう時代です。
そうでない若者もたくさんいますが。

うちも、28歳になるまで、嘱託、バイト、無職、はたまた、旅人であったりしました。
世間様の陰口も聞こえてきました(わざわざ教えてくれる人がいましたので)、が、ホントの事なので、「その通りっす」というと、返す言葉が見当たらないようで、はたまた、その答えにご満悦だったようです。

上下ジャージ姿・・・思い出します。
娘も息子も・・・二人とも28まではこんな感じでした。
娘は努力し続けていたので、何とかしてやりたいと思いました。でも、なんとかできるわけもなく。
息子は、おだてれば、調子に乗り、説教すれば、ふてくされ・・・ただじっと、岩が動くのを待ちましたよ。

何か目標が出来れば・・・これも、とんでもない目標を掲げられたりして、倒れこみそうになりましたよ。

家はこうだったからという、強い意見はありません
多分環境も違うし性格も違うでしょうから、
ただ、何かの分岐点が来る時があるので、それを見極める必要はあるかもしれないです。
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>kaoさん (sake)
2014-01-28 21:27:49
kaoさん、こんばんは。
母親の愛が深いというよりも、20年以上も子供にかまってて、気がついたら友達もろくにおらず、図書館に通って本を読むしか暇つぶしもありません。
1人でそれを繰り返す事に何の意味があるのか考えてしまいます。

でもそうですね、一時期より息子は明るくなりました。
ほんの少しだけ光が見えてきたのかもしれません。
今日も話した所、本人なりに仕事を探しているそうです。1年前、2年前に比べれば「探そう」としているのだから、そこだけでも気持は変わりつつあるのかもしれません。

ほんとです。ちゃんと食べてからだがしっかりしていれば、動こうと思えば動けるでしょう。
私にできることはそれなのかもしれませんね。^^
またがんばってみます。
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>oldオードリーさん (sake)
2014-01-28 21:41:56
岩が動く!
ほんとに「岩」です。その通りです。
28歳までお子さんはこの状態だったのですか。
でも、20代で動いたのなら良いのかもしれません。そのぐらいは当たり前なのかもしれません。

こうしてブログで書いていると「うちもそうでした」と言う方が割りといらして、私も驚いています。
昔とは違うのかもしれませんね。
ほんとに動くのを待つしかないような気がします。

2年前ぐらいは人に会うたびに「息子がこうなって困った、どうすれば良いのだろう」と皆に相談していました。
今は、息子の話を人にすることはありません。話したところで、アドバイスを受けたところで、私が何をしても動かない事を思い知ったからです。まさに岩です。

何か言えば、布団を頭からかぶって潜り込みます。
その姿も痛々しいので最近は言わなくなりました。
そのうち分岐点が来るかもしれないんですね。気長に待ちます。
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