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きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

しあわせ芝居

2022-11-06 | 息子keke

今日はkekeも行ってみる雰囲気だったので、時間は遅かったけれど出かけてみた。高速からはきれいに見えた富士山だったけれど、やはり現地に着いた頃には雲が掛かってしまった。

忍野で資料館に寄って「ここからの富士山きれいだよ」と言ったり、新庄名川で「ここが桜と富士山が撮れる所だよ」等と行ったけれど、あまり感動もなく、「午前中で帰りたい」等と言う。
「山中湖の紅葉でも見てみよう(富士山はあまり見えないけど)」と行くけれど、今度は駐車場がどこもいっぱいで、空くまで待つほどの情熱も無く、「もう一回りして駐車場が空くか見てみる?」と言うと「(車から見えたから)どっちでも。」と言うのでそのまま帰ることにする。

「富士山が見えなくなったから、帰りたくなったのか?」と言うと「そうではない」「フジサンもう飽きた」と言い、「じゃあなんで来たのか?!」とは言わなかったが、たぶん「親孝行のつもりで付き合ってみたけれど、1時間したらもう面倒くさくなった」のだと思う。

昔、桜田淳子のヒット曲で「しあわせ芝居」と言う歌があり、彼女が浜辺を見たいと言えば鼻歌まじりで連れて行ってくれて、踊りたいと言えばおどけながら笑わせてくれて、部屋を訪ねてもいいかしら?と言えば、たぶんダメだとは言わない彼・・・だけど、よく考えれば会いたがるのはいつも私ばかり、彼から会いたがることは無い・・・・と言う切ない歌であるが、今の自分がまさにこの歌とよく似たシチュエーションなのに気がついた。

「じゃぁ、帰る前に最近出来た河口湖の「旅の駅」に行ってみたい」と言って行ってみた。多めにある駐車場もかろうじて駐車できるほどの混雑ぶりで、店内も結構混んでいた。
高速の途中にある大きめパーキングエリアの更に豪華版、と言った所で、美容院の人は「良かった良かった!シャインマスカットが幾らでおいしかった!」と絶賛していたけれど、ハナから購買意欲の無い私達はトイレに寄ってちょっと見ただけで「もういいか」と言うことになった。

帰り間際にkekeがストリートピアノを見つけて「弾いてみたら?」と言い、その時だけはしばらく待っていたのだが、小さい子が入れ替わり弾いていて、「もういいよ」と言って私は帰ることにした。(それに最近練習してないから、息子の前で弾けなくて恥をかくのもなぁと思ったのであった。)

そんなこんなで写真もほとんど撮らなかった。
きれいな景色を見るのに、1人よりも2人の方がきっと楽しいと思っていたが、何だかつき合わせて申し訳ない気持ちになって間もなく帰ってきてしまった。(初めての場所だったらまた違っていたのかもしれないが・・・・)

「まさかデートでもkekeはこういう態度なのだろうか?」と思って訊いてみると「デートでは違う」そうである。
生涯このまま独身でいるか、この先結婚を考えるのかを考えているそうである。
「悩むぐらいなら、するだけしてみれば?」と言うと、子供がいなければ別れればいいけれど、子供がいたら自分のように悲しい思いをするから(考える)そうである。

私は今、離婚問題で揺れている会社の人の話をして、「どうして子供は「お父さんお母さん離婚しないで」と言わないのだろう?」と訊くとkekeは「子供の方が空気を読むから」と言い、「子供だから言えないのだと思う」と言っていた。




山中湖で見た霧から日差しが入った時の写真。
説明しないと何だかよく分からない写真だ。