斉藤うめ子ブログ

新しいニセコの街づくりにとりくみます

 Suffragette  サフラジェット

2017-02-09 13:00:27 | 政治
先日「未来を花束にして」の映画を観てきました。
原題は<Suffragette> 女性参政権論者の中でも過激な活動家を
意味しています。
1912年のロンドンを舞台に“女性に参政権を”と訴えつづけてきた
女性たちがついに過激な行動に走り、逮捕、投獄、ハンスト、命を懸けて
勝ち取った女性参政権獲得の歴史です。

1918年イギリスでは制限付きの女性選挙権が与えられます。
1928年イギリスで男女平等による普通選挙が実現します。
今から90年近い前です。
日本では1945年男女平等の普通選挙権が成立します。

3月8日は国際女性デーです。その由縁は1904年米国で行われた
女性参政権デモにちなんで制定されました。毎年世界各地で
この日を記念したさまざまなイベントや活動が行われています。

昨年2016年は日本の女性参政権行使から70年の節目の年でした。
しかし現在なお女性議員の比率は衆議院で9.5%、参議院でも20.7%で、
これは世界191各国中157位と世界の最低水準にあります。
地方議会においては平均12.1%とまだまだ低い比率です。
女性ゼロ議会も20.1%に上っています。このため
「政治分野における男女共同参画推進法の制定を求める意見書(案)」が
全国の自治体議会から提出されています。
男女が平等(均衡のとれた数)で政策決定に協働して参画するための
法律の制定を求めています。

憲法制定から70年余、憲法14条と24条には男女の平等が明記されて
いますが、真の男女平等は実現されていません。 
現実に男女の不平等はあらゆる分野においてもまだ解決されてはいません。

故にそれを解決するためには政策を議論し、決定する政治の場にこそ
女性と男性の同数の参画は不可欠だと思います。




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