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「天国でもないけど地獄でもない」明るくたくましく社会主義をめざす国・キューバ 4(K)

2018-05-04 | 企画・行事
トロピカーナ キャバレーがクラッシックバレー水準のナイトシアターに
革命政府の柔軟な解決策


 ナイトシアターのトロピカーナ。ここは革命前の1939年に開店したマフィアの経営するキャバレーで、売春が行われていたそうです。当時はハバナの若い女性の7人に1人が売春していたという。
 そこで、革命政府はこれを閉鎖しようとしたところ、市民の反対が多く、また、踊り子たちの雇用もあり存続することにしました。しかし、退廃的なところをなくすために、ダンスをクラッシックバレーの領域にまで高め、歌も著名な歌手も出演するようになりました。昔は仕事もなく、身を持ち崩して踊り子になったものが多かったそうですが、今は踊り子になるためにバレーを習っているといいます。キレのある踊りで華やかで、一見の価値があります。2000人が収容できる屋外の会場で、毎日、満席になるくらいで予約が必要です。私たちは15,000円でしたがもっと高い席も多く、貴重な観光資源です。革命政府の柔軟さが社会主義をめざすキューバらしさのように思います。

コヒーマル ヘミングウェイが愛したキューバの家
油田開発よりも環境優先
 ヘミングウェイの家を出て、ヘミングウェイの愛したバーでカクテルも飲み、バラデロに向かう。途中、油田地帯があります。ここからの産出量はキューバの需要の1/3をカバーするという。さらに同じくらいの油田が発見されたが、環境を守ることを優先に現在は採掘していません。数日前の講義の中でキューバは環境的にも持続可能な社会をめざすと言っていましたがその実践と言うことになります。
 日本ではアマミノクロウサギ裁判と言うのがありましたが結局、絶滅危惧種のアマミノクロウサギよりもゴルフ場開発が優先されてしまいました。

つづく


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