コロナ 韓国は今、陽性者は1日10人前後 早期の徹底検査が明暗を分ける

韓国と日本の検査数と感染者の推移
韓国は今、陽性者は1日10人前後　 早期の徹底検査が明暗を分ける

韓国の記者発表と日本の厚労省の記者発表から、検査の現状を追ってみました。

検査と陽性者の推移の特徴は
　韓国の直近、4月19日～28日では、1日の新たなコロナ陽性者数は10人前後で推移しています。
陽性者累計が6,300人になった3月6日、韓国では1日18,200人の検査を実施しました。
4月28日までの陽性者累計は10,752人、死者は244人になっています。総検査数は約61万人です。
　日本の4月28日の1日の新たなコロナ陽性者数は約200人で推移しています。
陽性者累計が6,005人になった4月11日、日本では1日6,120人（韓国の約1/3）の検査を実施しました。
4月28日までの陽性者累計は13,385人、死者は351人になっています。総検査数は約16万人です。
以下はその詳細です。
韓国の出典はpress release　Updates on COVID-19 in Republic of Korea(as ・・・)
でURLは
http://ncov.mohw.go.kr/en/tcmBoardList.do?brdId=12&brdGubun=125&dataGubun=&ncvContSeq=&contSeq=&board_id=&gubun=
から、日付を追って数値を拾いました。

日本の数値は新型コロナウイルス感染症に関する報道発表資料（発生状況、国内の患者発生、海外の状況、その他）
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00086.html
から日付を追って拾い、作成しました。
早期の徹底検査が明暗を分けた、と読み取れます。

・韓国で感染者が急増したのは3月6日。1日の検査数は18,199で、そのうち感染者は518人（2.85%）です。
・韓国の総検査数に対する総感染者の割合は1.8％。
・日本の総検査数に対する総感染者数の割合は8.9％。
無症状の人や症状が継続していない人は検査されず、感染者を見逃しているということです。
・日本での急増は4月12日。1日の検査数は2,490で、そのうち感染者は743人（13.2％）です。
・日本の総検査数に対する総感染者の割合は韓国の4.9倍です。日本は症状が継続している人しか検査できないので、感染者の割合が大きくなっています。

検査を徹底しない限り、収束に向かわないでしょう