国民学校の近くの高齢者センターを視察。同じkoge コミューンのAKTIVITETSHUSET i Borupです。
住宅に行く道で案内してくれた施設長さんからの話です。
部屋・庭の改造について
自分の庭は例えば植木を置くのか、芝生だけにするのか住んでいる人が自分で決めることができます。芝生だけと決めたら芝刈りは私たちの方でやるが、それ以外の上の手入れは自分でやっていただくのが原則です。
庭の芝生以外の所は自分で改造した
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/48/a30793d656d6a39535cb9130e97329ae.jpg)
ここは2部屋の高齢者住宅ですが、つい最近引っ越してきたばかりの女性が住んでいます。入居したばかりの個人の住宅を見せてもらえることになった。引っ越してきたのは92才の老婦人。華やかできれいな身なりで、とても92歳とは思えない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/a0/0de9a34ac5e61f319fdd59346dad410d.jpg)
左がこの池の92才の主人カーンさんです。 チョコレートを振る舞ってくれた
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/bd/93923e0a243260fac0bad05e197b1146.jpg)
部屋の中はきれいに飾られていた。家具もこぎれいなデザインだった
自分の意思で2部屋のうちの一部屋を2つに分けて3部屋になっている。上は一部屋を小さな食堂と寝室の2つに分けた部屋。
部屋を分けたコンクリートの間仕切りも自分でやってもらった。ほんとはこの境はなかった。自分でやったか親戚の人がやったかはわからない。
基本の家具は全部自分で持ち込んで。キッチンと食堂がこの並びにあります。高齢者住宅はデンマークではガスは使いません。全部電気です。バスルーム、デンマークのバスルームはノンバスタブです。シャワーです。ケアしてスタッフがいっしょに動ける広さです。大きさ最低いくらとデンマークの法律で決まっています。カーンさんはラッキーです。息子も孫も大工です。キッチンはもともとあって、バスルームはあの大きさです。洗濯機は自分で持ってきた。
いろいろ条件があって条件を満たした人がこの高齢者住宅に入れる。所有しているのは市です。だから市から借りて賃貸で入っている。デンマークは国の決めた法律によって収入に応じて住宅手当が出る。家賃は6,000kr。住宅手当は最低でも3,000krは出る。自分で支払っているのは3,000krくらい。
部屋の大きさは60㎡。
質問:条件を満たせば間違いなく入居できるのか?
答え:ここは年金者の住宅。待機者はいない。希望したら入れる。市に申し込んで市がOKと言えばOK。
申し込みの順番に関係なく急に病気になった、病院を退院して2階の生活が続けられない、と言う人は最優先される。
質問:返す時は原状復帰か?
答え:庭の方は手入れしたそのままの状態で次の人に入ってもらうことができるという契約になっている。部屋の方は次に入る人が嫌だと言ったら取り除かなければならない。普通の個人の家で賃貸契約を結んではいるときも同じですが、ペンキとかを塗った状態で新しい人を迎える。
施設内のアクティブハウス(交流施設)
住宅地の中央にあるアクティビティハウスに案内してくれました。それを囲むようにして高齢者や住宅がある。周りの高齢者住宅に住んでいる人以外、ちょっと離れたところに住んでいる人もここのアクティビティハウスを使える。ここにサポートグループと言う人たちがいるが、その人たちがここをきれいに内装を整えてくれて用意してくれた。直接お金を出してくれるのは何々ファンドとか、市の方が一部の予算を出してくれるとか、そのサポートグループが直接お金を出しているのではない。サポートグループはここを以前に利用していた家族とかでボランティアです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/dd/ca493623af368275fbc37eb73a52d048.jpg)
ここは社会交流の場みたいな感じです。お茶を飲みながら話をするだけ。そういったものに使われています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/27/1612158e6910f777729207692ecb7fb6.jpg)
コンピュータールームです。9月から4月まで高齢者向けにコンピューターの授業をやっています。今は夏休みです。デンマークは法律が変わって、役所から送られてくる手紙は全部Eポストと言われる、コンピューターで送られてくるシステムに変わったのです。だから、今までコンピューターを使ったことのない70才、80才の人も自分の市から送られてくる手紙を読むのはコンピューターでシステムの変わった。将来、ほぼ100%実行に移されるので今からやっておかないとダメ。すごく楽しんで授業に参加しています。
一人でやるのはダメです。何人かいて教えてくれるのが効率がいいです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/82/b11bae2fcfc79bd67a192ecccb1f83b5.jpg)
1978年に建った。その当時のままです。
施設での調理
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/50/304fd0c36c28c7603a7316dbaa823ec9.jpg)
厨房なんです。以前は住んでいる人のために作っていたんですが、市の方針が変わって、食事は100%外から買うことになったので、今は使われていない。
サポートグループの人たちがここの人のために大きなパーティーを開く時にはここで作って食べる。ここを利用して食べている人はケータリングの会社の人たちが持ってきて、そこからここに運び込まれてここで販売される。ここに来て食べ物を買って楽しんでいる。高齢者住宅で自分でできる人は自分のキッチンでつくっている。それ以外の外で食べたいという人はここで食べることができるし、来たくない人は配達もしてくれる。
配達の方法は1週間全部お願いしますというのであれば、週に2回温かいものを食べたいという注文であれば、週に2回冷たいものを持ってきて、食べるときにチンをしてあっためます。
介護品の提供について
最近経費節約とかで、これまでだったら3輪の自動スクーターも簡単に出してくれたのが、最近は認定すらしてくれなくなって、もっと体が動かなくなったら出してやるが、どうしても使いたいというのなら自分で買えというくらい厳しい条件に変わってきている。
介護労働者の待遇について
1年間に20万kr(約400万円)から30万kr(約600万円)くらい。どういう資格を持っているか、仕事をどういう状態でやっているかによって変わってくるが年収が20万krとして約400万円くらい、30万krだったら600万円くらい。それが本人が受け取る、ケアする人たちが受け取る給料のレベルです。サービスの提供は市の義務化で法律で決まっているので、お金のあるなしにかかわらず、やらなきゃいけない。
つい、労働者のこと、介護の保障のことなどを聞いてしまう。日本でコストばかり言われるのでクセになってしまっている。しかし、デンマークでも経費削減が忍び寄っている。
税金の話で出てきていたが、国民年金は約23万円、ここの家賃が12万円だが、半額補助が出るので6万円としても、17万円は残る。そして医療は無料。やはり、暮らしやすい。介護労働者の賃金も高い。
住宅に行く道で案内してくれた施設長さんからの話です。
部屋・庭の改造について
自分の庭は例えば植木を置くのか、芝生だけにするのか住んでいる人が自分で決めることができます。芝生だけと決めたら芝刈りは私たちの方でやるが、それ以外の上の手入れは自分でやっていただくのが原則です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/7d/3046ac76836419e4c7baccc7fa0cc0d4.jpg)
庭の芝生以外の所は自分で改造した
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/48/a30793d656d6a39535cb9130e97329ae.jpg)
ここは2部屋の高齢者住宅ですが、つい最近引っ越してきたばかりの女性が住んでいます。入居したばかりの個人の住宅を見せてもらえることになった。引っ越してきたのは92才の老婦人。華やかできれいな身なりで、とても92歳とは思えない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/a0/0de9a34ac5e61f319fdd59346dad410d.jpg)
左がこの池の92才の主人カーンさんです。 チョコレートを振る舞ってくれた
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/e9/91c9b7404dc28bc45f89d92cf395ca05.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/bd/93923e0a243260fac0bad05e197b1146.jpg)
部屋の中はきれいに飾られていた。家具もこぎれいなデザインだった
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自分の意思で2部屋のうちの一部屋を2つに分けて3部屋になっている。上は一部屋を小さな食堂と寝室の2つに分けた部屋。
部屋を分けたコンクリートの間仕切りも自分でやってもらった。ほんとはこの境はなかった。自分でやったか親戚の人がやったかはわからない。
基本の家具は全部自分で持ち込んで。キッチンと食堂がこの並びにあります。高齢者住宅はデンマークではガスは使いません。全部電気です。バスルーム、デンマークのバスルームはノンバスタブです。シャワーです。ケアしてスタッフがいっしょに動ける広さです。大きさ最低いくらとデンマークの法律で決まっています。カーンさんはラッキーです。息子も孫も大工です。キッチンはもともとあって、バスルームはあの大きさです。洗濯機は自分で持ってきた。
いろいろ条件があって条件を満たした人がこの高齢者住宅に入れる。所有しているのは市です。だから市から借りて賃貸で入っている。デンマークは国の決めた法律によって収入に応じて住宅手当が出る。家賃は6,000kr。住宅手当は最低でも3,000krは出る。自分で支払っているのは3,000krくらい。
部屋の大きさは60㎡。
質問:条件を満たせば間違いなく入居できるのか?
答え:ここは年金者の住宅。待機者はいない。希望したら入れる。市に申し込んで市がOKと言えばOK。
申し込みの順番に関係なく急に病気になった、病院を退院して2階の生活が続けられない、と言う人は最優先される。
質問:返す時は原状復帰か?
答え:庭の方は手入れしたそのままの状態で次の人に入ってもらうことができるという契約になっている。部屋の方は次に入る人が嫌だと言ったら取り除かなければならない。普通の個人の家で賃貸契約を結んではいるときも同じですが、ペンキとかを塗った状態で新しい人を迎える。
施設内のアクティブハウス(交流施設)
住宅地の中央にあるアクティビティハウスに案内してくれました。それを囲むようにして高齢者や住宅がある。周りの高齢者住宅に住んでいる人以外、ちょっと離れたところに住んでいる人もここのアクティビティハウスを使える。ここにサポートグループと言う人たちがいるが、その人たちがここをきれいに内装を整えてくれて用意してくれた。直接お金を出してくれるのは何々ファンドとか、市の方が一部の予算を出してくれるとか、そのサポートグループが直接お金を出しているのではない。サポートグループはここを以前に利用していた家族とかでボランティアです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/d9/e76c1497e9fd94311ed76e800331fb58.jpg)
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ここは社会交流の場みたいな感じです。お茶を飲みながら話をするだけ。そういったものに使われています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/27/1612158e6910f777729207692ecb7fb6.jpg)
コンピュータールームです。9月から4月まで高齢者向けにコンピューターの授業をやっています。今は夏休みです。デンマークは法律が変わって、役所から送られてくる手紙は全部Eポストと言われる、コンピューターで送られてくるシステムに変わったのです。だから、今までコンピューターを使ったことのない70才、80才の人も自分の市から送られてくる手紙を読むのはコンピューターでシステムの変わった。将来、ほぼ100%実行に移されるので今からやっておかないとダメ。すごく楽しんで授業に参加しています。
一人でやるのはダメです。何人かいて教えてくれるのが効率がいいです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/82/b11bae2fcfc79bd67a192ecccb1f83b5.jpg)
1978年に建った。その当時のままです。
施設での調理
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/50/304fd0c36c28c7603a7316dbaa823ec9.jpg)
厨房なんです。以前は住んでいる人のために作っていたんですが、市の方針が変わって、食事は100%外から買うことになったので、今は使われていない。
サポートグループの人たちがここの人のために大きなパーティーを開く時にはここで作って食べる。ここを利用して食べている人はケータリングの会社の人たちが持ってきて、そこからここに運び込まれてここで販売される。ここに来て食べ物を買って楽しんでいる。高齢者住宅で自分でできる人は自分のキッチンでつくっている。それ以外の外で食べたいという人はここで食べることができるし、来たくない人は配達もしてくれる。
配達の方法は1週間全部お願いしますというのであれば、週に2回温かいものを食べたいという注文であれば、週に2回冷たいものを持ってきて、食べるときにチンをしてあっためます。
介護品の提供について
最近経費節約とかで、これまでだったら3輪の自動スクーターも簡単に出してくれたのが、最近は認定すらしてくれなくなって、もっと体が動かなくなったら出してやるが、どうしても使いたいというのなら自分で買えというくらい厳しい条件に変わってきている。
介護労働者の待遇について
1年間に20万kr(約400万円)から30万kr(約600万円)くらい。どういう資格を持っているか、仕事をどういう状態でやっているかによって変わってくるが年収が20万krとして約400万円くらい、30万krだったら600万円くらい。それが本人が受け取る、ケアする人たちが受け取る給料のレベルです。サービスの提供は市の義務化で法律で決まっているので、お金のあるなしにかかわらず、やらなきゃいけない。
つい、労働者のこと、介護の保障のことなどを聞いてしまう。日本でコストばかり言われるのでクセになってしまっている。しかし、デンマークでも経費削減が忍び寄っている。
税金の話で出てきていたが、国民年金は約23万円、ここの家賃が12万円だが、半額補助が出るので6万円としても、17万円は残る。そして医療は無料。やはり、暮らしやすい。介護労働者の賃金も高い。